お気に入りの映画 2

香港、中国、韓国、台湾、日本映画など。コメントとトラックバックは承認制にさせていただいています。

危険な関係

2014-11-15 | 中国映画
2012年 中国映画
監 督 ホ・ジノ
出 演 チャン・ツィイー、チャン・ドンゴン、セシリア・チャン、ショーン・ドウ、リサ・ルー、キャンディ・ワン
あらすじ 1931年の上海。莫大な資産を持つ富裕層がパーティに明け暮れる享楽的な生活を送っていた。女性実業家のジュ(セシリア・チャン)と裕福なプレイボーイのイーファン(チャン・ドンゴン)は、今日も人の心をもてあそぶ悪巧みをしていた。ジュは自分を捨てた男が年端もいかない少女と婚約したことが許せず、少女を寝取って欲しいとイーファンに持ちかける。しかし百戦錬磨の彼が目を付けたのは、亡き夫の遺志を継ぎ奉仕活動をしている貞淑なフェンユー(チャン・ツィイー)だった。
感 想 チャン・ツィイーの表情の変化がすごい! チャン・ドンゴンは相変わらずかっこいいしセシリア・チャンの悪女ぶりも怖すぎ! ホ・ジノ監督だから最後はちょっと韓国映画みたい?



ジン氏が自分を捨てて女学生に一目ぼれしたことを知った、ジュ。





邪魔者は消えた。ヨリを戻そう。
いい人がいるの。
あの坊やか?
友達じゃなかった?
上海に友情が存在する?



何だい?



本当? おめでとう。
でもまだ16歳で何も知らないの。
いろいろと教えてやって。
私が後見人に。
いいの?



かわいいわ。





驚いたな。
ジン氏は処女がお好みらしいわ。
あなたが彼女の処女を奪えば、
ジン氏は初夜に上海の笑いものになる。
ジン氏に関わるのは危険だろ。
あいつに思い知らせたいの。
あなた危険が好きでしょ。
一番危険なのは君の敵になること。
じゃあ決まりね?



断る。
断る?
どうして?
若すぎる。
冗談でしょ?。若い娘が好きなくせに。
簡単すぎて面白くない。











教えましょう。





もちろん。
彼女を落とす?
彼女のことに詳しそうだな。
好みが変わった?
上海の女には飽きた。
私も?





あなたのような遊び人を好きになる?
賭ける?
何を?
彼女と寝る。
本気なの? 惨敗するわよ。
まだ分からない。



何が欲しい?
河口の土地が欲しいわ。港を作りたいの。



何が欲しい?
君だ。



あなたが勝ったら私を差し上げる。
決まりだ。



別に。
誰かに言われた?
僕は上海で噂になってるらしい。



この目を信じます。



ジン氏が一目ぼれしたベイベイは絵の家庭教師、ダイ先生のことが好き。



電気がつかないの。
見てみよう。
やめた。使用人を呼ぼう。
もしかしたら
暗がりのせいでいけないことを思いつくかも。
そうだ、知ってる?



最近よく出てくるらしい。
お婆様が言うには
僕らは母の葬式で会ってるらしい。









もし母が夜中に現れたらよろしく伝えておいて。
そうします。





誰もが君に操られてしまう。



君は謎だよ。
20歳で夫を亡くし苦労したわ。
男の世界で生きるために強くなった。
たとえテーブルの下でこの手から血が流れてても、
私は微笑んでいられる。
僕といる時はそんなに頑張らなくていい。
優しいわね。
でも私には…。



一緒になってもいい。

ジュはベイベイとダイ先生を結び付けようと計略。







自分が新郎だとしたらどう思う?







彼と結婚したい?
お母様がジン氏と結婚しなさいって。
ジン氏が好きなの?
お母様は"好きじゃなくてもいい"
"お金持ちだから間違いない"と。
男はいつもそう。
権力をかさに女性を踏みにじる。
ウェンジョウがお金持ちなら…。
来て。



成功するわ。
モデル? 私に務まるかしら?
ベイベイ見て。
透き通る肌。
美しい体。
本当に?



あなたの体は芸術品よ。



私このお芝居大好きなの。
そうだと思って誘ったの。



ジュはお芝居の間にベイベイとダイ先生を会わせようとする。





知られたら殺されるわ。



劇場で「日本を倒せ」といいうビラを撒く人がいて。





ベイベイは無事に戻って来て間に合った。

イーファンがフェンユーが隠してたビラを劇場に撒いて、大混乱に。



イーファンとフェンユーは手をつないで逃げる。二人の距離は少し縮まった。



ベイベイとダイ先生の仲は引き裂かれてしまう。

イーファンはジュのドレスを選ぶ。





それを着て旅行に行こう。
そうね。
それじゃ頑張って。





尊敬される教師で謙虚で我慢強く。
私の一番の理解者。



もっと理解できる。
やめて。
フェンユー過去に生きるのはよせ。
その美を枯らすのか。







イーファンはフェンユーが夫からもらった大切な本をプールに投げちゃった。

イーファンはフェンユーに手紙を送るけど、フェンユーは受け取らない。



親愛なるフェンユー。





君に会って初めて分かった。
人を愛するのがこんなにも苦しいことを。
でも僕らは出会う運命だった。





君を愛してる。
心から愛してる。
いけないか?



どの女性にも愛してると言うんでしょ。
誰に聞いた?
誰かが言ってた。
うわさ話を信じるのか?
1人にして。
分かった。
それが君の望みなら出て行くよ。





すべては思いのままに。
心は浮雲のように漂い。
気持ちは流れる水に任す。



電球が。
電球?
またつかなくて。
見てこよう。



いらしてたのね。
彼はいつもあなたをほめてるのよ。







放して。
避けないで。何を恐れてる?







イーファンは無事にフェンユーと寝たから、ジュに報告に行く。





君の男になる権利。君の負けだ。







お堅いところが最高だ。
"愛してる"と言いかけた。
本当?
すごく敏感なんだ。
彼女じゃなきゃ一生味わえない感覚だ。
本気なのね?
違う。
そうよ。心が動いてる。
まさか。
彼女を愛する男を演じて征服した。
それが愛じゃないならこの世に愛なんてないわ。



彼女は賭けの対象。
本当に賭けの対象ならまだ途中だわ。
彼女を捨てたらあなたの勝ちよ。
その時に改めてご褒美をあげる。
君の恋人は?
あなたが彼女を捨てたら私も彼を捨てる。





フェンユーは今までの硬い表情からガラリと変わって、楽しそうに餃子を作ってる。『初恋のきた道』みたい。(笑)



知ってる?
あなたが過去を振り切る勇気をくれたの。
毎日あなたのそばにいてこんな風に過ごせたら、
それだけで満足よ。









イーファンは夜中にジュを訪ねて。

どうしたの?









フェンユーは餃子を持ってイーファンに会いに行く。イーファンはジュの家で朝まで寝てて、ジュがフェンユーを呼んだ。(怖)





私の家だもの。

ジュはイーファンを起こしに行く。



何だと?
あなたが呼んだのよ。
"フェンユー"って何度も。忘れたの?

ジュを演じたセシリア・チャンが怖すぎ!! そして、ここから修羅場に。



教えて。どういうこと?
終わりにしよう。
今何て?
別れよう。
君には飽きた。
ファン、冗談でしょ?
うんざりなんだ。
うんざり?
君で賭けをした。
誰が? 何を賭けたの?
君の体だ。
君と寝たらそれで終わり。



なぜそんなことを。
どうしてなの?
なぜそんなひどいことを?
心はないの?
私はこういう人間だ。
愛してると言ってくれた。
あなた好みの女になる。
言うことも聞くわ。
何でも言われたとおりにする。
僕が愛する女性は1人だけ。君じゃない。





フェンユーと別れた。
あらそうなの。



お祝いしよう。
僕のものになれ。
命令しないで。
私が再婚しないのは
男に命令されるのが嫌だから。





なぜなんだ?
彼女を愛したわ。
私が少し言っただけで
愛する女を捨てるなんてもったいないわ。
シエ・イーファン、あなたの負けよ。
褒美をくれ。今すぐ!
言ったでしょ。
敗者に褒美をもらう権利はないの。
もし断るなら君を破滅させる。



何ですって?
破滅させる。
お好きなように。







分かってるよ。いるんだろ。



フェンユー。君に会いたい。



一目でいい。
顔を見せてくれ。
最後に君に会いたい。
本当に死ぬかもしれない。
死んだらすべて終わる。
今になって分かった。
君といた時が
一番幸せだった。
気づくのが遅すぎた。








まだ僕に死んでほしい?





ドレスが出来る頃には君は僕のものだ。







花が散り。
葉が枯れ落ちる時。
私の心は血を流す。
かつて幸せを見た。
それは単純なこと。
でもあなたは遅すぎた。

愛は陰謀のよう。
人を取り込んであざ笑う。
いつまでももてあそぶ。
私は手のひらの上。
上辺の気持ちなら傷まないはず。
でも心をつかまれていた。
愛が手に入らないと。
心が騒いで不安になる。

花が散り。
葉が枯れ落ちる時。
私の心は血を流す。
かつて幸せを見た。
それは単純なこと。
私は一途に愛し続けた。
でもあなたは遅すぎた。

ジュも気づくのが遅すぎたんだよね...

孫文の義士団

2011-06-07 | 中国映画
2009年 中国・香港映画
監 督 テディ・チャン
出 演 ドニー・イエン、レオン・ライ、ニコラス・ツェー、ファン・ビンビン、ワン・シュエチー、レオン・カーフェイ、フー・ジュン、エリック・ツァン、クリス・リー、サイモン・ヤム、ワン・ポーチエ、メンケ・バータル、チョウ・ユン、カン・リー
あらすじ 清朝末期の香港。そこに、一人の男が来航するといいう極秘情報が流れる。彼の名は孫文。腐敗した王朝打倒を掲げる革命家である彼の目的は、武装蜂起のための同志との密談。そして、西太后が仕向ける500人の暗殺団に対して、孫文を護衛する義士団が結成される。 (ちらしより)
感 想 久しぶりに劇場で見て来た。せりふはちょっと間違ってるかも知れません。

革命とは新聞を刷ったりすることだけじゃなかった。革命のために、孫文を守るために犠牲になっていく人たち。ちょっと見え見えでも、やっぱり泣かされてしまう。

もうすぐ孫文が香港にやって来る。理想に燃える活動家、チェン・シャオパイ(レオン・カーフェイ)たちは清朝の暗殺団に襲われて、チェン・シャオパイは行方不明に。チェン・シャオパイに資金を協力してた商人のリー・ユータン(ワン・シュエチー)は、

今が時代の岐路だ。
この私が君たちを率い、
孫先生を守ってみせる。

リー・ユータンに仕えてる車夫のアスー(ニコラス・ツェー)。写真館の娘アーチュン(チョウ・ユン)を見初めて3年。リー・ユータンに仲を取り持ってもらう。みんなで家族写真を撮るシーンがいいなあ。

あさって結婚しよう。
アスー、明日誰を守るか知ってる?
旦那様のためだ。

リー・ユータンのことを探ってたスパイ警官のシェン・チョンヤン(ドニー・イエン)は、リー・ユータンの家で別れた妻のユエル(ファン・ビンビン)と再会。ユエルは、リー・ユータンの妻になっていた。ユエルは、シェン・チョンヤンに、リー・ユータンを守ってくれるように頼む。

見て。
あなたの娘よ。

シェン・チョンヤンは、娘のために暗殺団を裏切って協力することに。

孫文が同志と密談する1時間のために、孫文の影武者を立てることに。

この1時間はすなわち
我々4億人の希望。

その影武者に、なんとリー・ユータンの息子のリー・チョングアン(ワン・ポーチエ)が選ばれてしまった。

ダメだ、やり直しだ。
僕と彼らの命に違いがあると?

孫文が香港に到着し、チェン・シャオパイたちが迎えに行く。アスーたちが人力車に乗せて走る、走る。そこに暗殺団が襲ってくるのがすごい迫力! ドニー・イエンのアクションはやっぱりすごすぎる!! 臭豆腐と呼ばれてるワン・フーミン(メンケ・バータル)は、すごく背が高くてびっくりした。プロバスケットボール選手だった。

そして、孫文とリー・チョングアンが入れ替わる。

リー・チョングアンがアスーに言うシーンで、もう泣いてしまった。

国家の一大事だ。
そんなの知りません。
行っちゃダメです。
アスー。
1時間僕を引いてくれるか。
この1時間のために
僕は17年間生きて来た。
アスー、行け。

アスーたちが人力車に孫文の影武者、リー・チョングアンを乗せて、走る、走る。そこに、また次々に暗殺団が襲ってくる。

父を殺された復讐のために参加しているファンホン(クリス・リー)。クリス・リーは中国No.1ポップ歌手ってちらしに書いてあったけど、全然知らなかった。ちゃんとアクションもやっててすごいなあ。

リー・ユータンを取り締まってた警察署長のシー(エリック・ツァン)が、助けてくれた。

リー・ユータン。
貴様何様だ。
今まで警察に護送されたことないだろう。
今日味合わせてやる。

孫文の代わりに、リー・チョングアンたちは孫文の母親に会いに行く。その15分間、暗殺団と戦うのが、訳あって物乞いになっているリウ・ユーバイ(レオン・ライ)。扇子を使ったアクションがすごかった。

孫文の母親はリー・チョングアンに、

息子に代わって
あなたと父上にお礼を。

シェン・チョンヤンと暗殺団の首領、ヤン・シャオグオ(フー・ジュン)の対決シーンがすごすぎる!! 本当に痛そうなアクション。

アスーがヤン・シャオグオの足に必死でしがみついて行かせないようにするシーンもすごかった!! でも、ニコラス・ツェーのアクションも見たかったなあ。

ヤン・シャオグオにもちゃんと孫文を暗殺したかった理由があって。

教え子は国の恩に報いました。

ソフィーの復讐

2010-08-03 | 中国映画
2009年 中国、韓国映画
監 督 エヴァ・ジン
出 演 チャン・ツィイー、ソ・ジソブ、ピーター・ホー、ファン・ビンビン
あらすじ ソフィー(チャン・ツィイー)は付き合って2年になるイケメン外科医の恋人ジェフ(ソ・ジソブ)と完璧なカップルだ。ジェフのプロポーズを受けてからは、ソフィーは世界で一番幸せな女になった。それも……ジェフが手術をした映画女優ジョアンナ(ファン・ビンビン)と恋に落ちるまでだったが。 (ちらしより)
感 想 チャン・ツィイー、やっぱりかわいい!! CGをいろいろ使ってて面白い♪

ソフィー(チャン・ツィイー)は、ジェフ(ソ・ジソブ)と別れてしまい、

窓の外からストーカーのように
元カレの寝室をのぞく。
濃厚なベッドシーンのお相手は、
新恋人で人気女優のジョアンナだ。



家に帰ってもジェフの幻影に悩まされる。CGが面白い♪

まさにこれこそが失恋の痛みだ。
別れの後に私を苦しめるものは
ジェフがいなくなった喪失感ではなく彼との思い出だ。
それらは無数の吸血鬼となって
私の生血を勢いよく吸い上げる。



って、気持ち悪~い!!

リリーとルーシーは私の親友だ。
会うたびにケンカするが本当は大の仲良しだ。



必ず証明してみせるわ。
ジェフにふさわしいのはこの私だって。
そうこなくちゃ。
冗談でしょ? 結婚には反対よ。

ごめん。僕が悪かった。
結婚しよう。



それなら協力する。
やめとくわ。
リベンジ出来るまで仕事しない。

ジェフへのリベンジ作戦をマンガにするってのはどう?
本気?
あまり賛成しないわ。
いいの?
大丈夫。


作戦その1 寛容になれ

ソフィーよ、彼を許すのです。
彼の幸せはすなわち私の幸せだ。

って、そんなうまく出来るかなっと思ったら、やっぱり。(笑)





ああ、大失敗! (笑)

ソフィーは気分転換にハロウィンパーティーに行き、ゴードン(ピーター・ホー)と知り合う。

ソフィーさん。
つらくても
別れたならスパッと心を切り替えなきゃ。
そうでないともっと傷つくことになる。

ゴードンはジョアンナの元彼?

ずいぶん親しそうね。
あなたが台湾の写真家?
だったら?
ということはあなたも被害者なのね?
会えてうれしいわ。
何か思いつかない?
恋人を取り戻す方法。



私と手を組みましょう。
決まりね。


作戦その2 過去を利用せよ

ソフィーはジェフに電話で、

病院での話は本心じゃないの。
分かったよ。



ソフィーがジェフの家に忍びこんで、想い出の写真、手紙を隠していると、ジェフとジョアンナが帰って来た! (笑)

ソフィーがジョアンナに見つからないようにあちこち隠れるシーンがおもしろすぎ~~。

ゴードンも作戦に協力してくれることに。


作戦その3 外見を磨け!



君ってモデル顔だよね。
角度によるけど。
撮りながら口説くってわけね。
ポートレイトは撮ってない。
ウソよ。
写真ならたくさんあったわ。
5年前の写真展の残りだ。

リリーとルーシーはソフィーに、

最近キレイになったわね。
ゴードンは友達よ。
あら、そう。
怪しいわ。


作戦その4 敵を知れ



ジムでソフィーとジョアンナは友達に。



チャン・ツィイーは本当はダンスは得意なのに、こんなことしておもしろすぎ~。

週末にソフィーとジョアンナはフリークライミングに行くことに。でも、それはジョアンナの罠だった。



ジョアンナはひどいなあ~~。

ゴードンがソフィーの看病をすることに。

作戦その2がじわじわ効いてきて、ジェフからソフィーに電話がかかって来た!

かけ直すべき?
僕ならしない。



ゴードン、作戦成功よ。
なぜ喜ばないの。
もしかしてヤキモチ焼いてる?
僕がジョアンナを諦めたら、君もジェフを?
どういう意味?
これ以上君の作戦に付き合えない。
もうやめたいんだ。
なぜ?
ジェフは君に相応しくない。

作戦は仕返しのためか?
そうよ。
君に必要なのは医者の診察だな。
もう手に負えない。
そうやって投げ出すから
写真展も失敗したのよ。
作品は山積みなのに悔しくない?
哀れなのは君の方だ。

ああ、ゴードンは怒って出て行っちゃった。





昨日はごめんなさい。
謝るから許してよ。
今の私にはゴードンが必要なの。
言ってみろ。何たくらんでる?
あと一度だけ。

って、いつまで作戦を続けるの? ゴードンがかわいそう。(笑)



作戦その5 イケメン誘惑作戦



って、全然イケメンじゃないし。(笑) 大失敗。(笑)

意見が聞きたいの。答えてくれる?
いいよ。
あなたはいつも私に力を貸してくれた。
次は私が助ける番よ。

モノクロ人物写真展を開いたらどうかしら。
長い名前ね。
ゴードン写真展がいいわ。
会場は私に任せて。

写真展の会場に、ジョアンナとケンカしたジェフもやって来た。





ジョアンナもやって来て、ジェフに、

明日まで待てない。
気がヘンになりそうだわ。
好きにしろ。
僕は付き合いきれない。
僕は君にふさわしくない。
どうして?
待って。

ゴードンはソフィーに告白して、ジェフもソフィーに、

君とやり直したい。





ソフィーがゴードンの家に行くと、



兄さんまで奪うつもり?

これは全然予想してなくて。写真展の会場でゴードンがソフィーに何か打ち明けようとした時に、もしかしたらって思ったけど。びっくりした!!




レッドクリフ Part II

2009-04-14 | 中国映画
2008年 アメリカ=中国=日本=台湾=韓国映画
監 督 ジョン・ウー
出 演 トニー・レオン 、金城武 、チャン・フォンイー 、チャン・チェン 、ヴィッキー・チャオ 、フー・ジュン 、中村獅童 、リン・チーリン
あらすじ 曹操(チャン・フォンイー)の元へ男装して潜入していた尚香(ヴィッキー・チャオ)は、疫病で亡くなった兵士たちの死体が船に積まれ、連合軍のいる対岸へ流されていく光景を目にする。死体に触れた連合軍の兵士から次々と疫病が感染し、曹操の非情なやり方に周瑜(トニー・レオン)をはじめ、連合軍は憤りを感じ、劉備軍は自分の兵と民のために撤退を決意するが、孔明(金城武)はただひとり戦地に残るのだった。 (公式サイトより
感 想 最初にPartIの復習をしてくれたので分かりやすかった。やっぱり登場人物がみんなかっこいい! 男だけじゃなくて尚香、小喬も。

尚香の男装姿はかっこいい! うまく敵軍に潜入して、肩車までしてくれる友達も出来た。(笑)

曹操は疫病で亡くなった兵士の死体を流して連合軍の兵士に疫病を感染させるなんてひどいなあ。劉備軍は撤退してしまった。

共に戦えて光栄でした。

孔明が10万本の矢を集めるシーンがおもしろすぎ~~。

王様のブランチのインタビュー。











一方、周瑜も見事に曹操軍の武将2人を殺す。(こんなにうまくいくのかな?)

かっとなった曹操は、「2日のうちに長江を渡り赤壁を奪え」と命じる。曹操にも曹操の大儀があって、かっこいい!!

尚香は無事に敵軍から帰って来て、

ねえお願い。
これを引っ張って。

デブ助だったのは腹にさらしをたくさん巻いてたからか。(笑) 孫権が、お転婆な尚香に着物をかけてあげるシーンもいいなあ。



そして、いよいよ風向きの話に

奥方がおられません。

早く東風が吹くように。
信念があれば
希望が生まれます。

小喬のおかげで時間を稼げて風向きが変わった。小喬の流す涙が印象的。小喬は、本当はもう戦って欲しくなかった。

曹操に向けて弓を構える孫権がかっこいい!! もうお父さんに追いついてると思った。

おもしろかったけど、一杯のお茶のせいで負けただなんていいのかな?


勝者はいない。

天安門、恋人たち

2009-03-26 | 中国映画
2006年 中国映画
監 督 ロウ・イエ
出 演 ハオ・レイ、グォ・シャオドン、フー・リン、チャン・シャンミン、ツゥイ・リン
あらすじ 中国東北地方から北京の大学に入学した美しい娘ユー・ホン(ハオ・レイ)は、運命の恋人チョウ・ウェイ(グォ・シャオドン)に出会う。折りしも学生たちの間には自由と民主化を求める荒らしが吹き荒れていた。そんな熱気の中で狂おしく愛し合うふたり。しかし1989年6月の天安門事件を堺に、恋人たちは離れ離れになってしまう。 (ちらしより)
感 想 これはこっちでは公開されなくて、レンタルになったのでやっと見た。ラスト、コーションよりも大胆かも。ヒロインのユー・ホンが日記を独白するシーンは、恋愛小説を読んでるみたいだった。

ある夏の晩 それは風の如く
突然やって来た。
どうにも防ぎようがなく
心を乱され
影のように
つきまって離れない。
それが何かは分からないが
あえて呼ぶなら愛情だろう。

ユー・ホンは北京の大学に入学。

ユー・ホンでしょ。
あなたは?
私はリー・ティ。
あっちの部屋。

そして、チョウ・ウェイと運命の出会い。

理想の下に
自分の生活を眺めるなら
平凡な日常など
私には耐えられない。
そんな考えでいた時
私たちは出会った。
私の人生に現れた
最も優雅な友達。
私はあなたを一目見て分かった。
同じ世界に住む人だと。

ユー・ホンは髪型をツインテールにしてて、ヴィッキー・チャオみたいでかわいい!! でも、ちょっと感情が不安定で怖い!!

私は刺激的な日常を求める。
彼との関係では
それがはっきり出てる。
そうした激しい気持ちが
時々彼を圧倒してしまう。

チョウ・ウェイは、ユー・ホンに付いて行くのが大変だったのかな。

別れよう。
本気さ。よく考えた。
別れよう。

ユー・ホンが屋上に立ってるシーンが、いまにも飛び降りそうで怖かった。

鏡で見た自分の顔は、
少女の顔ではなかった。
一人の成熟した女の顔。
鏡の中で出会うのは
少女と大人の二つの顔。

ユー・ホンは、チョウ・ウェイとリー・ティが出来てるという噂を聞く。

ユー・ホンが行っちゃった。
伝言を頼まれたの。
大学はやめるって。
探さないでくれって。
もう終わりよ。
あなたたちの仲はこれでおしまい。
いつ発った?

天安門事件の混乱で、仲間たちは離れ離れになってしまう。

ユー・ホンとシャオ・ジュンは、北京を離れトウーメンに戻る。その後、ユー・ホンはブカンへ。チョウ・ウェイとリー・ティはベルリンに脱出。

ユー・ホンは、髪型がおばさんっぽくなってて疲れた表情。

私には未来がある。
目の前は真っ暗でも
まだ光がある。

ユー・ホンは、いろんな男性と関係を持つけど、本当に愛してたのはチョウ・ウェイだけだった。

彼が私に何を言っても
何をしても
私の気持ちが
彼から離れたことはない。

妻帯者と関係しても、

あなたは私を愛してない。
私はあなたを愛してない。
ただそばにいるだけで
私はうれしい。

ユー・ホンが交通事故に遭って、最初に思い浮かんだのはチョウ・ウェイのこと。

チョウ・ウェイ。
なぜこんな時
あなたの名が浮かぶのか。
どこにいるの?
私たち別れたの?
今がそう?
私の心の準備は?

一方、ベルリンにいるチョウ・ウェイとリー・ティ。

ここでの生活は一時的で
何もかも流動的。
僕には合わない。
中国にいたら何もかも解決する?
何もかも答えが出る?

確かに誰もが目の前の
生活を大切にすべきだが
それが可能なのは
恋愛をしてない時だけだ。

チョウ・ウェイ。私に話して。
あの年の夏
私たちに何が起きたの?
じゃ今、僕らに何が起きてる?
長い時が過ぎたわ。
あなたは行ってしまうの?

リー・ティが屋上から飛び降りてしまうシーンはすごいショックだった。

2000年、チョウ・ウェイはチョンチンに帰って来た。ユー・ホンは2年前の冬にもう結婚してた。

チョウ・ウェイとユー・ホンが再会するシーンはほとんど台詞がなくて。もちろん、もう元には戻れない。二人の表情を見てたらすごくやりきれなかった。

エンドロールで、一番楽しかった学生時代のシーンが流れるんだけど、これは反則だよ。劇場で見てたら涙が止まらなかったんじゃないかな。

レッドクリフ Part I

2008-11-06 | 中国映画
2008年 アメリカ=中国=日本=台湾=韓国映画
監 督 ジョン・ウー
出 演 トニー・レオン 、金城武 、チャン・フォンイー 、チャン・チェン 、ヴィッキー・チャオ 、フー・ジュン 、中村獅童 、リン・チーリン
あらすじ goo映画allcinema
感 想 145分もあるなんて、と思ったけど、大丈夫だった。戦いのシーンがすごい迫力で、あっという間だった。

三国志は全然知らないので、パンフレットを買って登場人物の関係を予習しておいて良かった。字幕で人名とか場面を説明してくれたので分かりやすかった。登場人物がみんなかっこよくて、いいなあ。

憎っくき曹操を演じたのが、チャン・フォンイー。って、またか~。こういう役ばっかりだなあ。(笑)

劉備(ユウ・ヨン)に仕える3人の武将がかっこよすぎ!! 趙雲(フー・ジュン)は、村に残された劉備の妻子を助けに行くのがすごい! でも、それはほんの序の口だった。張飛(ザン・ジンシェン)はすごい怪力で敵を投げ飛ばすのがすごい! 関羽(バーサンジャプ)も、一人で敵を次々に斬り倒していくのがすごい!

そして、軍師の諸葛孔明を演じたのが、金城武。今までは苦悩する役が多かったと思うんだけど、今回は全然迷わずに指示を出すのがかっこいい! 知的な感じで孔明の役にぴったりだった。

孔明は、曹操を倒すには呉の国の孫権軍と同盟を結ぶしかないと考え、孫権(チャン・チェン)のもとに向かう。

呉の国では曹操と戦うことに反対の臣下が多くて、孫権は戦うべきか悩む。

そして、いよいよ孫権軍の司令官、周瑜(トニー・レオン)の登場!

孔明と周瑜が琴を奏でるシーン、周瑜が書を書くシーンを見てたらHERO 英雄みたいだなあと思った。でも、レッドクリフHEROとは正反対。HEROのトニー・レオンは戦わなかったけど、今回は戦うトニー・レオン。私はHEROが大好きだけど、レッドクリフも大好き。

周瑜の妻・小喬を演じたリン・チーリンは、すごくきれい! 内面からにじみ出る美しさ。曹操が戦争を始めたのは小喬が目当て?

孫権の妹・尚香を演じたのが、ヴィッキー・チャオ。いつも通りのお転婆で、おもしろかった!

孔明、周瑜に説得されて、孫権はついに曹操と戦う決断を下す! 私は、悩みながらも立派な君主になった孫権が一番好き。

亀の甲羅の陣形で戦うシーンがすごい迫力! 趙雲、張飛、関羽、甘興(中村獅童)が大活躍! 中村獅童もちゃんと溶け込んでたんじゃないかな。

でも、避けられない戦いとはいえ敵軍の兵士を刺し殺すシーンは残酷。

ジョン・ウー監督と言えば、やっぱり鳩が登場。(笑)

エンドロールの後にレッドクリフ PartIIの予告編があるんだけど、ちょっと見せすぎじゃないの? (怒)

雲南の花嫁

2008-09-13 | 中国映画
2005年 中国映画
監 督 チアン・チアルイ
出 演 チャン・チンチュー、イン・シャオティエン
あらすじ 雲南の大自然の中で、朗らかに育ったイ族の娘フォンメイ(チャン・チンチュー)は、幼なじみとして育ったアーロン(イン・シャオティエン)と結婚することになった。アーロンとの結婚を喜んでいたフォンメイだったが、イ族のしきたりとして、「結婚しても3年は別々に暮らし、その間は結ばれてはならない」とあり、大好きなアーロンと3年間も離れ離れの生活を送ることに。 (ちらしより)
感 想 ああ、こういうお転婆な女の子はやっぱり好き! チャン・チンチューはセブンソードラッシュアワー3でも見てるんだけど、あまり印象に残ってなかった。ラッシュアワー3ではちょっとアクションもしてたっけ? この映画でのチャン・チンチューはすごいなあ。グリーン・デスティニーのチャン・ツィイーに全然負けてない。(笑)

アーロン(イン・シャオティエン)とフォンメイ(チャン・チンチュー)は結婚。でも、イ族のしきたりで、夫婦は結婚しても3年間は同居できない。

結婚式のシーンからフォンメイの明るさ、強さが炸裂! (笑) 乾杯のお酒を飲んで、アーロンは倒れてしまう。

何だ、だらしのない新郎だな。

私が飲むわ。

フォンメイはどんぶりにお酒をドボドボ注いで、飲み干した! (笑) その夜、フォンメイはアーロンの部屋に忍び込んで、眠ってしまう。(笑)

フォンメイ?
何をしてる?
家に帰れよ。

フォンメイは起きないので、寝台ごと実家に帰された。(爆)

花嫁さんのお帰りだよ。

アーロンは、12人の娘龍舞隊の指導をすることになる。どうしてもアーロンに会いたいフォンメイは、実家をこっそり抜け出して、(笑) アーロンに言う。

しきたりなんて気にしないわ。
入隊させて。

アーロンは完全にフォンメイの勢いに押されてて、もう尻に敷かれてる。(笑)

娘龍舞隊の一員、イーマーは、

フォンメイが町まで走れたら龍舞隊に入れて。

フォンメイは見事に走りきったのに、アーロンは「村長に聞いてみないと」

アーロンは、ビジネスマンのアーツォンへの対抗心から、村長に相談しないでフォンメイを龍舞隊に入隊させてしまった。

フォンメイたち娘龍舞隊は、隣村の男子龍舞隊とけんかになって、何と相撲で勝負することに。フォンメイは服を脱ぎ捨てて半裸になって勝負して、勝っちゃった!

ああ、もうおしまいだ~、と思ったら、隣村の龍舞隊には頭にきてた村長さんが、「でかした」とフォンメイの入隊を正式に認めてくれた。(笑)

いろいろあって、アーロンはフォンメイを帰家させようとする。でも、フォンメイは激しく拒絶!

アーロンやめて。
帰家なんかしないわよ。

アーツォンが好きだから嫌なんだな。
離婚だ。

ああ、何てひどいことを! フォンメイがまだ帰家なんかしたくないのは、龍舞を続けたいからなのに。帰家したら自由がなくなってしまう。

イーマーは、アーロンに好意を持ってたんだ。

アーロン。
フォンメイを連れ戻して。
結婚の帯を軽々しく返すなんて。

アーロンだって男だから、意地もある。アーロンが屋根の上で舞うシーンがかっこいい! フォンメイはそれを見て惚れ直したと思う。

結婚の帯を捨てるなんてことは
もう絶対にしないから
許してくれ。

何度も出てくる海菜腔(恋人たちが変化に富み、超絶技巧を用いた掛け合い形式の雲南民謡の調べに乗せ、淡い思いを歌いあう)が素晴らしかった。声がすごく伸びてて、きれい。

最後は、これでハッピーエンドでいいんじゃないかな。

ミラクル7号

2008-07-06 | 中国映画
2008年 中国映画
監 督 チャウ・シンチー
出 演 チャウ・シンチー、シュー・チャオ、キティ・チャン、ラム・ジーチョン
あらすじ 小学生のディッキー(シュー・チャオ)と工事現場で働く父親のティー(チャウ・シンチー)は、いまどき珍しいほどの超ビンボー親子。学はないけれど実直なティーは、息子を名門校に通わせるために必死で働いている。 (ちらしより)
感 想 字幕版と吹き替え版があったので迷わず字幕版を見に行ったけど、マイナーなのかな~? 小さなとこだった。

シンチーは変わらないなあ。(笑) 前も見たようなシーンがいっぱい。それがおもしろいんだけど。

まず、ディッキー(シュー・チャオ)が履いてる運動靴。ティー(チャウ・シンチー)がゴミ捨て場から拾ってきたボロボロなのを縫って使ってる。少林サッカーみたい。(笑)

ディッキーは超ビンボーなので、カォ先生(リー・ションチン)や同級生にいじめられてる。リッチなジョニー(ホアン・レイ)が憎たらしいなあ。(笑) ミラクル1号というおもちゃをみんなに自慢してる。

ディッキーを演じたシュー・チャオは実は女の子、というのは知ってたけど、ジョニーを演じたホアン・レイも女の子だった!

そして、またまた出てきたでかい男の子、女の子。カンフーハッスルでもびっくりしたなあ。

でかい女の子、マギー(ハン・ヨンホア)はディッキーのことが好きみたいで、一緒に立たされてる。(笑) デッキーはちょっと嫌そう。(笑)

でかい女の子、マギーを演じたハン・ヨンホアは実は男性レスラーで、でかい男の子を演じたヤオ・ウェンシュエは23歳の女性だった!!

ティーは貧乏だけれど、飯を我慢してでもディッキーを私立の学校に通わせてる。

チャンスを与えたい。

この映画に込められたシンチーのメッセージがかっこいい!

貧乏でも心は正しく。
嘘はつくな。盗みはするな。
貧乏でもケンカはするな。
よく勉強して世の中の役に立つ人になれ。

ディッキーはティーに「ミラクル1号を買って」とおねだりするけれど、

今度給料が出たらな。

ヒロインのユエン先生(キティ・チャン)は、やっぱりきれい。シンチーの映画なのにいじられてなかった。(笑)

ティーは、ゴミ捨て場からミラクル7号を拾ってくる。これがかわいくてかわいくて、おもしろすぎ~~。

宇宙から来たの?
地球を侵略に?

ミラクル7号が踊ってる時に流れる曲は何か聞いたことがあると思ったら、ボニーMのSunnyだった。タイトルは知らなかったけど、懐かしい。

ミラクル7号は魔法が使える? スーパー運動靴って、0061北京より愛を込めてでも似たようなことをしてたような。(笑) 如来神掌は、カンフーハッスルですごく印象的だった。

ああ、シンチーの映画はうんことか汚いものがよく出てくるんだった。(笑)

ミラクル7号が起こした奇跡は、べたかもしれないけどいいなあ。これでディッキーも、ちゃんと勉強するようになった。

最後のオチにびっくり!!

長江哀歌

2008-06-05 | 中国映画
2006年 中国映画
監 督 ジャ・ジャンクー
出 演 チャオ・タオ、ハン・サンミン、ワン・ホンウェイ
あらすじ 16年前に別れた妻子に再会するため、山西省からやってきた炭鉱夫サンミン(ハン・サンミン)。2年間音信不通の夫を探しに、やはり山西省からやってきたシェン・ホン(チャオ・タオ)。 (ちらしより)
感 想 ジャ・ジャンクー監督、久し振り。世界は時間が合わなくて見に行けなかった。レンタル屋さんにも入らなかった。この映画も見に行けなかったけど、レンタル屋さんに入って良かった。

ジャ・ジャンクー監督はちょっと変わった。プラットホーム青の稲妻は行き場のない若者を描いた映画だったけど、今回はゆったりした大人の映画。長江を船がゆったりと進んでいくのがいいなあ。そして、やっぱり歌がたくさん使われてた。

サンミン(ハン・サンミン)は、16年前に別れた妻、ヤオメイと娘を探しにやって来た。

着いたよ。
ここか?
草がある辺りがそうだよ。
河じゃないか。
とっくに沈んでる。
三峡ダムの工事は有名だろ。
住民は?
引っ越したさ。
知ってるくせにだましたな。

って、おもしろすぎ~。ストーリーは重いけど、時々笑わせるシーンがあった。

三峡ダムのことはニュースで少し見たけど、やっぱりいろいろトラブルがあったんだ。

2千年の街が2年で消える。
解決には時間が要る。

サンミンはヤオメイの兄を訪ねる。

過去の話はよそう。
面倒はごめんだ。

サンミンは何かあまり歓迎されてないように見えた。

サンミンは、解体作業の仕事をしながらヤオメイが帰るのを待つ。チョウ・ユンファの真似が好きなマークと親しくなる。(笑) マークが携帯の着メロに使ってるのは何のテーマだろう? と思ったら、上海灘だそうです。

嫁を買ったんだろう。
よく分かるな。
奉節は女の数が多いからね。
売られる数も多い。

警察が来たんだ。
妻が田舎へ帰ると言い張った。
やっかいな話だな。


シェン・ホン(チャオ・タオ)は、2年間音信不通の夫、グオ・ビンを探しにやって来た。

チャオ・タオは、印象が全然違ってびっくりした! プラットホームではどんな役だったか覚えてないけど、青の稲妻では赤いドレスを着て踊ったりして、国生さゆりさんみたいな感じだった。それが今回はちょっと疲れたおばさんになってた。

トンミン。
身内のつもりで話して。
グオ・ビンは誰と一緒なの?
忙しいだけだ。
男同士かばいあうのね。

彼の問題は何も言わないことなの。

やっとシェン・ホンとグオ・ビンは再会。

好きな人がいるの。
誰だ?
気になるの?
いつから?
どうでもいいことよ。
彼がイーチャンで待ってる。
二人で上海へ行く。
それは良かった。

長江の景色はすごくきれいなのに、シェンホンの表情はすごく悲しそう。やっぱり嘘だったのか。


ここからまたサンミンの話に戻るのがちょっと分かりにくかった。

挨拶なしで公務の執行か。

サンミンの宿泊してる宿も取り壊されることに。

やっとサンミンとヤオパイは再会。でも、

なぜ16年も経ってから
会いに来たの?

それでもサンミンはやっぱりヤオパイと一緒にやり直したい。兄の借金を返すために山西省へ帰る。

青の稲妻

2008-05-29 | 中国映画
2002年 中国、日本、韓国、フランス映画
監 督 ジャ・ジャンクー
出 演 チャオ・タオ、ウー・チョン、チャオ・ウェイウェイ、ワン・ホンウェイ
あらすじ 中国の地方都市・大同(ダートン)。年上のダンサー・チャオチャオ(チャオ・タオ)に恋をした19歳のシャオジイ(ウー・チョン)。彼の親友で19歳のビンビンと受験生の恋人ユェンユェンは、まだキスさえしたことがない。
感 想 プラットホームもそうだったけれど、使われている音楽、踊りがいい。

卒業してもブラブラしているシャオジイは、モンゴル王酒の街頭宣伝でダンサーのチャオチャオに一目惚れする。最初は全然相手にされなかったけれど、何度も通ううちに少し親しくなる。チャオチャオの父親が入院している病院で偶然会い、チャオチャオの代わりに銀行までお金をおろしに行く。そのお礼に、一緒に食事をする。二人でディスコに行った時にかかっている音楽が、閉塞感を打ち破るハードな感じでいい。

シャオジイとチャオチャオは親しくなったのに、二人の仲はチャオサンによって引き裂かれてしまう。その後でチャオチャオが暗赤色の衣装を着てモンゴルの音楽に合わせて舞うシーンは、悲しみや怒りが伝わってきてすごかった。

シャオジイの親友、ビンビンも失業中で、軍隊に入ろうと考えている。恋人のユェンユェンは受験生。二人でリッチー・レンのヒット曲「任逍遙」を歌う。詩の内容が二人の関係そのまま。(ジャ・ジャンクー監督は「任逍遙」にインスパイアされてこの映画を作った。)ラストで、ビンビンは警官の前で「任逍遙」を歌う。その後暗転して映画は終ってしまう。


シャオジイもビンビンも、先が見えない中でさまよっていた。

長生きは無用だ。30歳でいい。

このせりふが印象的。これは日本でも他人事ではないと思う。

プラットホーム

2008-05-27 | 中国映画
2000年 香港、日本、フランス映画
監 督 ジャ・ジャンクー
出 演 ワン・ホンウエイ、チャオ・タオ、リャン・チントン、ヤン・ティエンイー
あらすじ 中国山西省の小さな町フェンヤン。文化劇団のメンバーのミンリャン、ルイジュエン、チャンジュン、チョンピンの4人は幼なじみで、劇団の練習、地方巡業の旅と、いつも一緒の時間を過ごしていた。しかし、やがて1980年代半ば、この小さな町にも時代の波が押し寄せてきた。
感 想 1980年代の中国。改革解放、産児制限、請け負い…。聞いたことはあるけれど、実際にどういうことか、その結果どうなったかと言われると分からないことがいっぱい。だからちょっと難しかった。

地方巡業を続ける文化劇団の人たちが奏でる音楽がすごくいい!
圧巻は、パーマをかけた(それだけでも大事件?)チョンピン(ヤン・テイエンイー)がフラメンコを踊るシーン。チラシの写真にも使われているけれど、真っ赤なドレスがよく似合っていて素晴らしかった。
もう一人のヒロイン、ルイジュエン(チャオ・タオ)は対照的に保守的。

広州から帰ってきた人がもってきたラジカセ。そこから流れる曲が「ジンギスカン」。それに合わせてみんなで踊るシーンがすごくいい。
他にもいい曲がいっぱい。

♪ 「友よさらばだ」

♪ 「長く延びたプラットホーム。プラットホームで僕は待ち続ける」

♪ 「本当かも。今度のあなたとの別れ」

♪ 「街灯の下に少女は泣いている」

王妃の紋章

2008-04-18 | 中国映画
2007年 香港=中国映画
監 督 チャン・イーモウ
出 演 チョウ・ユンファ 、コン・リー 、リウ・イェ 、ジェイ・チョウ 、リー・マン、チン・ジュンジエ、チェン・ジン、ニー・ターホン
あらすじ 中国、五代十国、後唐の時代。「菊の節句」とも称される9月9日の重陽節を前に、遠征に出ていた王(チョウ・ユンファ)と、外地に赴いていた第二王子・傑(ジェイ・チョウ)が王宮に帰ってくる。しかし、そのめでたさとは裏腹に、王宮内に渦巻いていたのは秘密の匂いと不穏な空気。 (公式サイトのStoryより。)
感 想 残酷なチャン・イーモウが帰って来た! 私は幸せ三部作も好きだけど、特に至福のときは、何か違うな~、と思ってた。幸せ三部作HERO 英雄(これは大好き)で夢、理想を描いて、いろいろ大変だったLOVERS、高倉健さんへのラブレターだった単騎、千里を走る。(大好き)。そして、また昔の、人間の醜さ、欲望を描いてたチャン・イーモウに戻ったんだ~。

また難しそうな映画だったので、公式サイトでストーリーを途中まで予習しておいて良かった。

ストーリーは、チャン・ツィイーの女帝にちょっと似てる。

チャン・ツィイー=コン・リー(上海ルージュ以来!)
グォ・ヨウ=チョウ・ユンファ(久しぶりに見た)
ダニエル・ウー=リウ・イェ(またかわいそうな役だ。)
ジョウ・シュン=リー・マン(きれい♪)

私はチャン・ツィイーの女帝も結構好きだったけど、やっぱりコン・リーは貫禄がぜんぜん違ってすごいなあ~。コン・リーがリー・マンを責めるシーンは、チャン・ツィイーがジョウ・シュンを責めるシーンとダブって見えた。(笑)

良く分からないとこもあるので、いきなり終盤へ。(笑)

母上。
なぜ言ってしまったんだ。

コン・リーの表情がすごい迫力!

と思ったら、全然目立たなかった第三王子(チェン・ジン)がいきなり、

母上、もう勝手は許さない。

って、すごいびっくりした!

第二王子(ジェイ・チョウ)は、かっこいい!! 勝ち目のない戦だったけど、

ただ母上のため。

コン・リーがどんどん狂っていくのは紅夢みたいだった。(ストーリーはあまり覚えてないけど) コン・リーは黄金よりも赤の方がいいなあ。

最後は、そこまでやるか~。残酷なチャン・イーモウが帰って来た!

朕が与えぬものは
奪ってはならない。

きれいに片付けて、菊を並べ直して、花火まで上がるシーンも怖かった。

ラスト、コーション 色|戒

2008-02-05 | 中国映画
2007年 アメリカ、中国、台湾、香港映画
監 督 アン・リー
出 演 トニー・レオン、タン・ウェイ、ワンリー・ホン、ジョアン・チェン
あらすじ 1942年、日本占領下の上海。抗日運動に身を投じる美しき女スパイ、ワン・チアチー(タン・ウェイ)は、敵対する特務機関のリーダー、イー(トニー・レオン)に近づき暗殺の機会を伺っていた。 (公式サイトより)
感 想 アン・リー監督は変わったのかな? ブロークバック・マウンテンは見てないので、ベッドシーンが長くてびっくりした。

苦悩するトニー・レオンも良かったけど、何と言ってもタン・ウェイがきれい! 身長172cmですらっとしてて、意志の強そうな目が抗日女スパイにぴったり。

「何か長いなあ~」と思ったら、158分もあった。私はパープル・バタフライの方がスリリングで好きかな。

四年前、チアチーたちは大学生で、愛国劇をやった。

中国を滅ぼすな。

観客たちも一緒に叫んでくれた! 次は舞台じゃなくて抗日運動を。

チアチーはマイ夫人になり、イーを誘惑。

観終った時は、イーがかわいそうだと思った。歴史的背景はあまり知らないけど、イーは抗日スパイを拷問したりするのがすごく辛そうだった。任務の辛さがあの激しいベッドシーンに表われてたと思う。

それに対して、チアチーの気持ちが私には良く分からなかった。チアチーは、イーのことを愛してたのか分からなかった。

なぜ3年前にしてくれなかったの?

ということは、3年前はクァン・ユイミンのことを好きだったのかな。


難しそうな映画だからと原作を買っておいて良かった。

ここから本当にネタバレです。

原作を読んだら、「何てチアチーはかわいそうなんだろう」、と思った。チアチーは、まだ誰も愛してなかった。

それなら、イーを愛するようになってしまったの? いいえ、そんなことはない。でも愛していないときっぱり言い切れない。恋愛というものをしたことがなく、いまだにどのようになると、愛していると言えるのかわからない。十五、六歳の頃からずっといろいろな人たちからの愛の告白の攻勢を防御するのに必死だっただけに、こんな女は愛に溺れそうにもないし、抵抗力が強すぎるのだ。

(ラスト、コーション 集英社文庫 p39)


映画だと、あのシーンの字幕は「逃げて」。中国語では「行って」と言ってるらしい。原作は、

この人は本当に私を愛している。いきなりそう思った。すると激しい炸裂音が胸の中で起こり、何かを失ってしまったように感じた。

遅すぎたのだ。

店主が受注書をイーに渡すと、彼はそれをポケットにしまった。

「早く行って」 チアチーが低い声で言った。

(ラスト、コーション 集英社文庫 p41)


映画だと、私には遅すぎたということが伝わってこなかった。

あの指輪は本当に大き過ぎで、笑ってしまった。


これはもう一回見たいなあ。いろいろな人の感想を読むと、麻雀のシーンにも重要な意味があったみたいで。

鳳凰 わが愛

2007-11-27 | 中国映画
2007年 日本・中国映画
監 督 ジヌ・チェヌ
出 演 中井貴一、ミャオ・プゥ、グォ・タォ
あらすじ 1920年代の中国。恋人を助けるために些細な諍いから投獄されてしまったリュウ・ラン(中井貴一)。反抗的なリュウ・ランは、懲罰の場で暴力夫を殺めたホン(ミャオ・プゥ)と運命的に出会う。 (ちらしより)
感 想 これはパソコンが壊れる前に見た映画です。Alwaysはまだ入力してません。(汗)

何か変な映画! 芙蓉鎮活きるみたいな映画だと思って見てたのに、何か違う。中国の近代が描かれてるから気が付かなかったけど、冷静に振り返るとストーリーは韓流みたいだった。(笑)

リュウ・ランとホンは、一緒に豚小屋掃除をさせられて(笑)だんだん親しくなる。

一緒に清明節を祈るシーンがいいなあ。

酉年と巳年の二人が合わさると鳳凰になる。でも、なかなか二人は会えない。って、完全に韓流じゃないか~。

ホンが、自分は無事なことを鏡の前で知らせるシーンもいい。

女囚監獄は他の場所に移転することになって、リュウ・ランとホンは完全に離れ離れに。

リュウ。刑期を終えるのよ。
私、待ってるから。

リュウと一緒に服役しているリアン(グォ・タォ)。中国映画で時々見かける人だな~。リアンは無実のはずなのに、なかなか釈放されなくてかわいそう。

中国の近代史は複雑で、いまだに良く分からない。上の人がいろいろ変わるたびに翻弄される人たち。

日中戦争が終わって、その後国民党と共産党の内戦に。囚人はみんな恩赦で釈放されることに。

誰が政権を取っても同じことだ。

中国映画の残酷さと韓流が合わさって、終盤はすごかった。ちょっとやり過ぎ?

中井貴一もミャオ・プゥも、年を取ってからの演技がすごかった。

リュウ・ランはやっとホンの居場所を見つけ、会いに行くけど、…

さっきまでいたんだよ。

最後は、そこまでやるか~。サンドゥ、学校へ行こう! みたい。