春風ツアー

とある大学生がふわっと情報発信

子供の命

2005-12-13 01:04:23 | 春風主張

 

つい最近、京都の学習塾で講師が児童を殺害するというショッキングな事件が起こった。

それについて、中国からの留学生の友達がこんな質問をしてきた。

「この事件を起こした犯人は死刑になるのか?」

ということである。

 

その場にいた法学部の学生が言うには、おそらく死刑にはならないだろうということだ。

私も同じ考えだった。


中国では、老人や子供に対する犯罪は罪が重くなるらしい。

歩いているおばあさんからお金をひったくって懲役7年、ということがあるという。

それほど厳しい刑罰が用意されているのだから、この事件がもし中国で起きたとしたら、犯人がどうなるかは言うまでもないだろう。


日本でも、犯行が残忍だった場合などは、殺害したのが一人だけでも死刑になるケースもあるが、今回の事件がいくら計画的に行われたものとはいえ、死刑にするのは難しいんだろう。

殺されたのが子供だとしても、おそらく。


私は法学部ではないのでよくわからないが、これも法の下の平等ゆえ、しょうがないことなのだろうか。

たしかに、命の重さに大人も子供もないとは思う。

しかし、未来ある子供の命を奪っておいて、奪った大人の方はのうのうと生きながらえているとしたら、納得がいきますか?