友達をよんで、エヴァンゲリオン鑑賞会を開きました。
もちろんテレビシリーズと劇場版の全作品を、イッキ観です。
二人の友人を招いたのですが、一人目が金曜日の夜に来たので、とりあえず二人で一話目から観はじめることにしました。
全作品を通すと13、4時間はかかります。
やはり20時ごろから観始めても夜が明けるころには限界が近づいてきていたので、睡眠時間をとり、なんだかんだで観終わったのは土曜日の夕方近くでした。
しかも、土曜の夜には二人目の友人が到着したので、朝までかけて巻きでもう一回観ました。
つまり、二日間でエヴァを1.5回観たことになります。
大変だったけど、一気に観ることでストーリーが理解しやすかったのはたしかです。
中学生の頃に観たエヴァはストーリーが難解だという印象が強かったけれども、とりあえず物語の大きな流れはだいたい理解できた気がします。
何で難しそうに見えるかというと、テレビシリーズはストーリーが破綻してしまったため、ラスト2話くらいはシンジの内面描写のみという形になってしまったのがひとつ。
あと、テレビシリーズでは描ききれなかった補完計画の結末を劇場版にした際に、その表現方法が少しとっつき難いものだったからではないでしょうか。
劇場版のラストなんかは、人によって解釈が分かれるところです。
ここで私の解釈を書いても仕方ないし、ネタバレしてしまうので感想を書いときます。
それは、エヴァは『2001年宇宙の旅』から影響を受けているんだろうなということ。
すごく浅いことを言うと…
・2001年~で出てきたスーパーコンピュータのHALはエヴァで言うとMAGI
・HALのそれぞれの文字を一つずつずらすと「IBM」になるのと同じように、最後の使徒のカヲルの文字をひとつずつずらすと「オワリ」になる
・ゼーレのメンバーが登場するときは、2001年~のモノリスみたい
・2001年~でクラシック音楽が使われているように、エヴァでも要所々々に使っている
ちょっとだけ深いことを言うと…
エヴァで物語の中核をなしている「人類補完計画」は人類の人工的な進化ということが目的。2001年~では、異性人が置いていったモノリスと接触することで、人類がさらなる進化の道を開くということを描いた作品なので、そういう点でも似ている。
といった感じなのですが、こんなことばっかり書いていると、変わった人だと思われそうなのでやめときます。
それにしてもエヴァはいろんなところに伏線があったり、謎を謎のままにしておいたりするので、ついつい深読みしてしまいたくなります。
これがブームになったのは納得です。