バイラオーラ福原恵理ぶろぐ【フラメンコな人生】

スペイン・セビージャ在住のフラメンコ・ダンサーblog

高すぎないか?

2010-11-28 19:41:47 | Weblog
今週はパストーラ・パボンという歌い手の追悼ということでそれなりの催しがペーニャで行われました。

で、今日は最終日でヘレスから女性の歌い手がきて歌ったのですが。

このナサレーという歌い手が来ると決まるまでに、いろいろな歌い手に打診をしたらしいのですが、これがまた無茶な金額をギャラで希望したと聞き びっくりしました。
もともとこれは市のほうでお金はだしてくれてるのですが それだってみんなの税金から成り立ってるのでしょう?
また、6000ユーロとかもうめちゃくちゃな金額を設定してくるそれなりに名が知られてる歌い手さんたち・・・・

君たちはカマロンなのか?といいたくなりました。

イサベル・バジョン

2010-11-14 19:48:23 | Weblog
おととい、イサベル・バジョンが踊るというので見に行ってきました。
これは国で援助金が出て行われたもので、誰でも見れるわけではなく招待券がなければ入れない催しものでした。
私はだんなのお兄さんがプレセンテ-ションをするというので入れました。

カンテが二人とギターが一人。
そしてイサベルだけが踊りという構成で、全部で三曲踊りました。
でも、その出来はまぁまぁ。

やはりモダンに走ってしまってて、私だけでなく大半の人の意見は情熱に欠けると。
冷たいと。
また、アイデアをひねってちょっと違ったことをするわけだけど、それもちょっとはずした感じ。

私はやはりイサベルくらいのレベルになると何か違ったことを求めれるわけで、その結果がこうなったのでは。と。

彼女のテクニカは素晴らしいし、きちんとダンスの基本ができているのも見える。
踊りは上手いのは確かだけど、創作がフラメンコからちょいとはずれてしまったかと。

なかなか難しいと思いました。

もっと練るべき。

2010-11-04 15:54:36 | Weblog
いや。
ここ数カ月 ペーニャへ行っていろいろな踊りを拝見しましたが。

最近はただ見るのではなく、曲の構成やスピードなど振付をかなり見るようになってます。

そこで。
自分で思うのだけどひとつひとつのパソが難しかったりしてカッコ良かったりしても全体でみるといまいちぱっとしなかったり。
また、早い足が多すぎて終わるころにはぜいぜい。とか。
今年日本で踊った後に挨拶に来た女のひとが あれだけやると足パンパンになりませんか?って言ってきて「は?」って思ったりもしましたが。やはりあまりがんがんにパソがすごくってのも駄目だな。と。

そこの調整がなかなか難しく、やはりそれをわきまえてるのが一流のプロなのでは。と。