バイラオーラ福原恵理ぶろぐ【フラメンコな人生】

スペイン・セビージャ在住のフラメンコ・ダンサーblog

いじわる

2008-12-30 00:28:48 | Weblog
いじわるはどこの教室でもあるもので。

私はいろいろなダンスの経歴がある為、いろいろな教室でいじわるを見てきた。
自慢するもんではないけど。

そういえばと、思い出した小話。

私が通ってたフラメンコのクラスの前に受けていた女の子が更衣室で一緒になった。
その子とのたわいのない会話の中で、私が
「そっちのクラスは何人くらいいるの?」と聞いたところ、
「少ないですよ。私ともう二人日本人と、あとなにじんか分からない人が二人。」
そこですかさず私。
「なにじんか分からないって もしかして 二人組みの黒髪のやつら?」
「そうそう。」と彼女。
「しかも、すっごい感じ悪いですよ。いつも。場所とって。二人でいつも一緒で。」と。

あああ。あいつらや。と私。
そうなのだ。
あのデブらはスペイン人じゃ。でも、しゃべり方が超イナカッペだから、田舎者。
ただスペイン人ってだけで、偉そうな顔しとるのだ。
こっちが挨拶しても絶対挨拶してこないし。

なので、「あんなデブらほっておきな。どうせあのケツじゃウンコするぐらいしか出来ないから。」と励ましておいた。

そうなのだ。
どこの世界にもある意地悪。

負けちゃいかん!!!!

年越し

2008-12-29 08:30:46 | Weblog
私はここ10年は日本で年越しをしたことがない。

こたつに入って紅白みながらみかん食べるとか、年越しそばとか、そういうのが懐かしい。

日本の年越しはスペインのものと全然違うから。
日本は厳かな雰囲気だけど、こっちは「飲むぞーーー!!!」ってドンちゃん騒ぎだからなぁ・・・・

この日はもしレストランで食事を。なんて思ったら60ユーロはかかる。

普通の家庭は家族で夕飯をとり、そのままテレビで12時の鐘にあわせて葡萄を12個だべて、家族で「あけましておめでとーーーー!」ってなのりで挨拶をかわす。
それからはのりのりで用意しておいたコテジョンという袋をそれぞれ開け、中身のものを身に付けて「わーーーーーーーーーい!」って騒ぐ。
あ。そうそう。シャンパンをあけてね。
だからこの時期はシャンパンが売れるのだ。
この時にシャンパンのグラスにゴールドの指輪を入れて願い事をしながら飲み干すと願いが叶うとかいうジンクスがある。

なんで、今はそのドンちゃん騒ぎ用の用意で大変です。

聖夜

2008-12-26 06:03:57 | Weblog
聖夜はダンナと静かに家で過ごしました。

料理は普段ライスを食べないようにしてる彼の為、パエリア鍋を買ってパエリアを作りました。
あとはお馴染みの海老、ムール貝、車えび、チョリッソ、ハモン。

しかし、私達は二人なのでさすがに料理余ってしまった・・・・

今日の朝起きてから考えたのは海老。
これ早めに食べないと駄目になっちゃう。
しかしかなりの量残ってたような・・・

なんて考えると海老食べなきゃ。海老食べなきゃって思いにおわれそれだけでオエーってなる。

・・・・ばからしい。

12月24日!!

2008-12-24 07:46:00 | Weblog
またもやきました。24日。

今年も私とだんなは家でディナーです。

でも、今年はメニューを変えてわざわざパエリア鍋を買いました~!

あとは海老とかの魚介類と、チーズやチョリッソなどで。
10年物の赤ワインも購入したし。

といいつつ、今日もう一本買った5年物の赤ワインは飲んでしまいました。
明日まで待たなきゃ駄目ジャン!!って?

OLE!

2008-12-22 06:08:14 | Weblog
私の欠点はトップのものじゃないと見に行く気もしないこと。
私の母は私が小さい頃から一流のものを。と、これまた高いお金を払って上野にある劇場へバレエを観に連れて行ってくれたものだ。
確かあの頃はS席が12000円とかだった。
帰りの電車はいつも、ちょうど仕事を終えて何処かで飲んできたサラリーマン達で満員で、その酒臭さに嫌な思いをしたものだ。

フラメンコの世界で一流と言えばまず誰もが口をそろえてあげるのは「パコ・デ・ルシア」。
フラメンコのギタリストだ。

彼はここ数年は活動を控えている。
確かにもう70近い歳だから。

でも、彼が組むユニットはいつも一流のアーティストで結成され一流の仕上がりとなる。

http://www.youtube.com/watch?v=YJwcyRc-p60&NR=1

こういう良いものは聞くだけでウキウキさせられる。

やはりパコは達している域が違う。
彼は天才だと思う。

フラメンコではやはりヒターノ(スペイン語でジプシーの意)はヒターノでない人達を「パジョ(スペイン語でジプシーでない人間の意)だから」と言って認めない事が多い。
でも、そのヒターノ達もさすがにパコ・デ・ルシアには頭が上がらない。
パコは別。と。
そう。域が違うのだ。

でもバレエの世界と違ってフラメンコは大きな舞踊団が少ない。
また、その中もコネなどで出来上がっており それほど素晴しい仕上がりにはならない事が多くある。

悲しい事に私はだからあまり公演には行かない。
暇があったらこうしてインターネットで見て聞いているのだ。