預言士(スコアラー)は神の使いだ。
私はそうは思わない。預言士は死神。人の死を知っていながら、それを見てみぬふりをしている。人なんて嫌い。だってそうして私の両親を奪ったから。けれど彼らは違った。私が第七音素士なんてことを、忘れるくらい笑顔になれた。
「あの、陛下とカーティス大佐はどこに?」
「ご用件は?」
「遊・・・すこしお話がしたいなーって。ローレンス、って言って。二人がいいって言ったらでいいから、お願いできる?」
「・・は、はぁ。少々お待ち下さい」
「よぉ、待たせたな!」
「ピオニー!」
ふいにした声に振り返って、そのまま抱きついた。ピオニーはそのまま抱き上げてくれて、子供のようにまわってくれる。その肩ごしに見慣れた茶髪を見つけて、身を乗り出す。
「ジェイドも、来てくれたのね!」
「えぇ、まあ。その馬鹿の相手に疲れていたものですから」
「また執務放棄?だめよ、ジェイドに迷惑かけちゃ」
「お前が結婚してくれたら毎日きっちり働こう」
「いいよ、貴方さえよければね」
「はは、俺はいつでも大歓迎だぞー」
「私もいつでも大歓迎よー」
「陛下。いつまでセレンを抱き上げているつもりですか」
「いつまでも」
「・・・」
「ね、ジェイド。ネフリーは元気?あ、ブウサギの方じゃないわよ。あそこは寒いから。それと、ジェイドもサフィールも元気?こっちはブウサギの方。・・ああ、話したいことが多すぎるけど、これ以上居たら迷惑?」
「・・・・かまいませんよ」
「なんなら泊まっていけよ」
「本当!二人とも大好き・・!」
*
「・・・、・・」
「後悔・・なんて、あんたはしないんだろうね」
「してない。・・・後悔なんてしない」
「馬鹿げた話だね。その為にあんたは全てを失うんだ」
「うるさい!失うもののないシンクに、私の気持ちがわかるもんか!」
「ああわからないね。人の為にそんなことしようと思う気持ちなんて」
「黙れ、うるさい・・・!」
*
「セレン、なんで・・!」
「・・ピオニーはローレライに殺される。だから邪魔をしないで。
ローレライを殺せれば、ピオニーは殺されずに済むの。
だから邪魔を、しないで。わかるでしょ、ジェイド。あなたなら」
「・・・・。わかりません、・・いえ。わかりたくもない」
「どうして?!ピオニーの一番近くに居たあなたならわかるでしょう・・!!」
あの、テイルズって難しいね(黙れ意味わからん
私はそうは思わない。預言士は死神。人の死を知っていながら、それを見てみぬふりをしている。人なんて嫌い。だってそうして私の両親を奪ったから。けれど彼らは違った。私が第七音素士なんてことを、忘れるくらい笑顔になれた。
「あの、陛下とカーティス大佐はどこに?」
「ご用件は?」
「遊・・・すこしお話がしたいなーって。ローレンス、って言って。二人がいいって言ったらでいいから、お願いできる?」
「・・は、はぁ。少々お待ち下さい」
「よぉ、待たせたな!」
「ピオニー!」
ふいにした声に振り返って、そのまま抱きついた。ピオニーはそのまま抱き上げてくれて、子供のようにまわってくれる。その肩ごしに見慣れた茶髪を見つけて、身を乗り出す。
「ジェイドも、来てくれたのね!」
「えぇ、まあ。その馬鹿の相手に疲れていたものですから」
「また執務放棄?だめよ、ジェイドに迷惑かけちゃ」
「お前が結婚してくれたら毎日きっちり働こう」
「いいよ、貴方さえよければね」
「はは、俺はいつでも大歓迎だぞー」
「私もいつでも大歓迎よー」
「陛下。いつまでセレンを抱き上げているつもりですか」
「いつまでも」
「・・・」
「ね、ジェイド。ネフリーは元気?あ、ブウサギの方じゃないわよ。あそこは寒いから。それと、ジェイドもサフィールも元気?こっちはブウサギの方。・・ああ、話したいことが多すぎるけど、これ以上居たら迷惑?」
「・・・・かまいませんよ」
「なんなら泊まっていけよ」
「本当!二人とも大好き・・!」
*
「・・・、・・」
「後悔・・なんて、あんたはしないんだろうね」
「してない。・・・後悔なんてしない」
「馬鹿げた話だね。その為にあんたは全てを失うんだ」
「うるさい!失うもののないシンクに、私の気持ちがわかるもんか!」
「ああわからないね。人の為にそんなことしようと思う気持ちなんて」
「黙れ、うるさい・・・!」
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「セレン、なんで・・!」
「・・ピオニーはローレライに殺される。だから邪魔をしないで。
ローレライを殺せれば、ピオニーは殺されずに済むの。
だから邪魔を、しないで。わかるでしょ、ジェイド。あなたなら」
「・・・・。わかりません、・・いえ。わかりたくもない」
「どうして?!ピオニーの一番近くに居たあなたならわかるでしょう・・!!」
あの、テイルズって難しいね(黙れ意味わからん