あんたが僕を愛してくれないのは知っていた。だから、死にたいと思った。
でもそれは許されないことだった。僕が死ねばあんたに迷惑が掛かる。それに僕に当てられた任務だってまだ沢山ある。それにまだ彼女を送ってない。
言い訳なんて探せばいくらでもあった。それ以前に僕はあんたの傍に居られない事が苦痛でしかたなかったから。でもやっぱり愛してもらえないのは相当辛い。まるで抜き身の刃で肌を切りつけられているような(それよりは、もっとじりじりとした、焦げるような、感触)。
つと涙が伝った。ああ馬鹿だな、と思って目を閉じながら今度は自分のことが可笑しくてたまらなくなり、思わず笑みをこぼす。ああ今僕はなんて滑稽な表情をしているんだろう。
そう思いながらマナをありったけ溜めた爪を弾いた。一瞬の爆音の後一瞬だけふっと音が消えて、手にしていた剣が落ちる。ああ今僕はなんて馬鹿なことをしているんだろう。
(自作お題、アルファベット文26題C。Clown last. より)
なんとなく書きたくなった。え?誰かって?誰だろうね。
一応言っときますけど女の子ですよ視点。僕って言ってるけど。
題名の通りですよこれは、そう、「最後」。最後最後。
道化師の最後。あーうんまぁ気付きましたよね。
別にマナ集めまくったからって爆発はしないと思。
というかなんて馬鹿な理由で死ぬんだこいつは。
まぁ早瀬の子供だからね。早瀬の子供だしね。
しょうがないっちゃしょうがないけどね。
・・早瀬さん、精神科行けば?(もう行ってるけど(行ってるんだ