過去の話ですが、今から15年前に、
子育てママの不満を解消するポイントを押さえた、
家事楽間取りのモデルハウスをつくり、
当時の最適なマーケティングを行うと、
モデルハウスOPEN時には、
2日間で100組以上のご来場がある
ビルダーがおりました。
来場が多いビルダーだと、
2日間で約400組の来場があったりしたものです。
今から15年前というと、
団塊ジュニア世代が家を建てる時期と重なり、
更にまだ日本の人口も減っておらず、
とにかく家を建てたい方が多かった。
更にユーザー様の情報収集手段が紙しか無く、
住宅会社のモデルハウスやイベントに行かないと、
いろんな情報収集ができなかったこともあり、
とにかくユーザー様が動いてくれた時代です。
でも今は、家を建てる世代の人口も減り、
来場せずともスマホでいろんな情報を
収集できることもあって、
来場数は以前と比べてどの会社も減っているのです。
そんな中、ある一定数のビルダーの中には、
来場からの成約率が飛躍的に上昇している会社
があります。
ある県において、間もなくナンバー1になる、
注文住宅のビルダーでは、
来場からの契約率は約28.9%。
これは年間200棟以上の注文住宅会社としては、
おそらく日本一のレベルかと思います。
この高成約率の要因は、
・ターゲットが明確で、
そのターゲット層が価値を感じる情報を
WEB上で発信できている
・社内の雰囲気やスタッフのキャラを
SNS上でしっかりと表現できている
・価格と仕様を明確に発信し、
来場前にお客様が予習できる環境をつくっている
・お客様来場後の接客や商談のレベルが高い
ということです。
すなわち、マーケティングとセールスのレベルが、
日本トップレベルということ。
10年前のような来場数は見込めない中、
接客数からの成約率を高めることは、
住宅業界における各社の命題になっているかと思います。
高成約を実現するための取り組み、
しっかりと学んで実践していきたいですね。