2030年には全国的に空き家率が30%を
超えるという試算がされております、
因みに私の地元山梨では既に
30%を超えており、大きな社会問題
となっております。
この社会問題に取り組むべく
色々な施策を行っております。
一方で取り組んでいくと
再利用できる空き家と
再利用できない空き家の
現状を知り古民家再生の
不思議に行き着きます、
古民家再生とは築100年程の建物で耐震補強
や断熱改修をすることにより
再生できるという建物となります。
新築時の7割~8割程の金額で新築同等
となるという事もあり、徐々に需要は
高まっております。
上記は構造躯体にシロアリ被害が
ほぼなく、加え湿気・結露に構造躯体
が蝕まれていないというのが前提、
以外に思われるかもしれませんが築100年程
となりますと、下記2点において建物の
耐久性が御座います。
1、土台や柱などの主要構造部
の樹種(檜材など)に拘りがあるので十分に持つこと
2、中途半端に断熱材が使用されていないので壁内結露
現象が起こりづらく構造部の駆逐がほぼ無いこと
一方で築40年程の木造住宅は多くの建物で
リフォームやリノベの際、思いのほか材料
の駆逐が進んでいるという実態が御座います。
つまり、上記2点と正反対という事ですね^^;
現在、国ではこのように空き家でも手の施し様が
ない空き家を減らし、良質な中古住宅
の流通を図るよう考えております。
今後流通する建物としては下記3点に
なるかと思います。
1、古民家再生用の建物(築100年程の家)
2、新耐震基準を満たしている建物
(S56.6以降の確認申請済の建物)
3、構造材や断熱材に高耐久の意図が感じられる建物
特に3番目は超良質な建物として扱われますので
どのような仕様で建てられているかなどを
見分けられるようにしておくことをお勧め致します。
中古住宅購入を視野に入れる際には
建物の目利きのスキルを上げておきたいですね^^