医療ネタでなくてすいません
ちまたで見かけるホワイトバンド
ヤフー配信のニュース【(毎日新聞) - 2005年10月24日11時23分更新】に こんな記事 がありました。
<ホワイトバンド>趣旨説明不足で購入者から批判
このニュースの中で、8月に購入した千葉県柏市の女子大生(22)は「募金にならないなんて知らなかった」と話しています。
面白いです
じつはあの ホワイトバンド、1個300円 するのですが
何が面白いかって……300円であれを買って、材料費を引けばどのくらいの額が途上国に流れるか、少し考えれば理解できようものなのに、「募金にならないなんて知らなかった……」って言ってしまえる方がいることが、とても面白いです。
300円ぽっちで何ができると思ったんだろう……。
この「ホワイトバンド」、世界的な貧困根絶キャンペーンに合わせて 国内で300万個販売 されたそうです。
「売り上げの一部は貧困をなくすための活動資金となる」との触れ込み だったが、食料などを送るわけではなく、細かな使途も決まっていない……というのが問題のよう……。
本来の目的は 『貧困をなくす政策をみんなで選択する』 意思表示が狙いです。
実は、ホワイトバンド運動はアフリカの市民活動家らが、包帯や布などの「白いもの」を着けて貧困撲滅を自国政府や先進国に訴えたのが始まりです。
とりあえずこの問題、ホワイトバンド売り上げの使途が不明なところが問題らしい……。
あと……募金に見えて募金ではないところも……
でも……
ホワイトバンドを巻くことで問題提起されていることは評価します。
いろんな人に問題提起しただけでたいしたものです。
かっこいいタレントや、スポーツ選手を起用して、今風に若者にアピールすることは大切ですね。
あのオウム真理教のときに姿を消した「ヨガ」も、今やどこのジムでも教室を開いているのですから、宣伝って大切です。
この機会に本気でボランティアを志す若者が1人でも増えれば、ホワイトバンド運動は成果があったということだと思います。
ボランティア活動は継続です。
前にランドセルを発展途上国に送る運動をテレビで見ましたが、一時の思いつきで古道具を送ってどうするんだろうと思ってしまいました。それも形が皆違うので、届けた学校でかっこいいかばんが取り合いになったらどうするのか…ちょっと考えてしまいました。
患者さんの参加するボランティア団体は、文房具をある発展途上国に送っているのですが、地域の小学校に学用品を送る場合、不公平が生じないように均一な商品を新品で送るそうです。
鉛筆の長さが1ミリ違っても不公平感から子どもたちに争いが生じてしまうからです。
災害直後や戦後の混乱期にはどんな物資でも無駄なものははないと思いますが、社会がある程度軌道に乗り始めると、何でもいいからあげれば喜んでくれると思っていたら間違いかもしれません。
何十年も継続してボランティアを続けていると、本当に必要なものが見えてきます。
やはり継続って大切ですね。
ということで……
このホワイトバンド運動が一時のファッションではなく、継続が意識できるような運動に発展してもらいたいと思っています。
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