遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

地の崖(はて)の知床は ベアカントリー

2023年08月07日 | 一般旅

 

じぇじぇ!

ク、クマだ! ヒグマだ!! こっちを見てる!!

ど、どうする 

絶対絶命の旅人は!!

 

 

 

~・~・~・~

8月5日(土)

 

▲ キャンプ場での朝

正確には駐車場に泊めさせてもらっただけだが。

 

 

▲ 斜里の町からも近いキャンプ場

広いサイトに、炊事場、BBQ舎、水洗トイレも完備。文句ありません。

ただ雨模様が続く中ではタープ@500 を張る気にもなれない。

それでも数組テントキャンパーはいた。

 

朝食のあと、出発。

▲ 「みどり工房 そよ風キャンプ場」

お世話になりました。

 

 

▲ まずコインランドリー

キャンプ場から近く、前回もここでナビマークがしてある。

待っているあいだに簡単まかない昼食を。

 

▲ 町中のAコープで調達。

これからの「最果て」(宗谷岬)ではなく、「地の崖(はて)」(現地ではそうネーミングしていた)の地、知床旅に備える。

 

知床の拠点に着いた。

▲ 道の駅・うとろシリエトク に着いた。

 

 

▲ 混雑するほどではないが、それなりに皆さん集まっている。

後ろの林が並んでいる向こうが海になる。

今晩はここでお泊りだ。

 

8月6日(日)

朝の8時に道の駅を出発してウトロの町をさらっと

▲ オロンコ岩

頂上は狭いが平地になっている。前回、クルマの後ろの階段を伝って頂上へ登ったが、下りるとき怖くて尻を落として下りたので、もう昇らない。

 

 

 

▲ ゴジラ岩

これは・・誰も登らないだろう。

 

ウトロの町を抜けて、知床半島の深層部に至る道を上って、知床五胡の駐車場に到着。

まだ9時前だ。少し待ったが、濃霧が少し引けたので

▲ 高架木道を歩くことに。

 

 

▲ 現在地から木道を辿って、一湖へ行って、引き返す。

 

 

▲ 最初は、全部笹に覆われている。

笹は繁茂力が抜群なのだろう。

 

▲ 20分ほどで、一湖展望台に到着。

 

 

▲ スイレンの花が咲いている。

スイレンも湖のフナも、後で持ち込まれたということだ。今なら絶対やらないだろうが。

 

見かけた花は2種。

▲ 黄色い花と

 

 

 

▲ 白い花

よく見る花だが、これはさすがに自生だろう。

 

売店のほかに、

▲ ガイドツアー申込所がある @250円

ここでレクチャーを受けてから、5湖のツアーが始まる。

だいぶ前、家内とここへ来た時は、レクチャーの順番待ちでずいぶん時間がかかったことと、売店で買ったジャガイモを食べながら入ろうとしたら即座に注意を受けたこと・・今も語り草になっている。

 

 

▲ 駐車場@500円は、雨にもかかわらず半分は埋まっている。

9時40分。気温は18度。

では、出発。

 

来た道を下りていく。

 

▲ 木の葉が、赤茶けている処もあった。

もう紅葉?

 

そこを抜けて、しばらく

▲ 前方のアノ黒い動くものは!?

 

 

 

▲ ク、クマだ!!

右から左へ道路を渡ろうと、ノソノソ歩いている!

 

後続車は無くて、クルマを減速する。

▲ オオッ!

こちらを見た。

プ、プーと警笛を鳴らしたろか?!

 

いや、そんなことをしたら、怒ったクマが、クルマに爪を立てに来るかもしれない。それはヤバイ。

で、更に減速すると・・

 

 

▲ クマさんの方が、右手に戻って、歩道をノソノソ歩き始めた。

 

おおッ、助かった。

君子危うきに近寄らず とかなんとか言いながら、何度も遭遇してるねキミは。

しかし、この道はライダーはもとよりサイクリストも、いや歩いてくる人も? みなさんどーすんの?

 

▲ 大分走って、新しい「知床自然センター」へ。

ちょと寄ってみよう。

 

 

▲ おおそう、クマさんはマフラーして、そうやって眠っていてね。

 

 

▲ ノースフェイス の店も入っている。

 

 

▲ このセンターから「プレぺの滝 遊歩道」が出ている。

プレぺの滝(乙女の涙)は、オロンコ岩なんかと共に「知床八景」になっている。昔見たのかみてないのか、分からない。

 

▲ あちゃー、「ヒグマ出没のため ただいま閉鎖中」だ。

 

それでも、開いている遊歩道があって

▲ この人たちが「行く」と言ったので、ボクも付いていくことに。

 

 

 

▲ 左側のプレぺの滝遊歩道はダメね。

 

 

▲ 鹿のなんたら という遊歩道だったが

柵で囲われている。そこを開けて。

 

 

▲ おとーさんと、子供二人の後を付いていく。

クマを見たあとだし、一人では行かなかっただろう。

 

一応、遊歩を無事終えて、自然センターを出発。

プレぺの滝への遊歩道はいつも閉鎖されているわけではなくて、たまたまクマの目撃通報があったため一時的に閉めたまでだ。しかしその後オープンして、自分がクマの目撃者になった場合は・・おおこわ。

やはり、ここはあちこちに警告があるように、ベアカントリーBear Country だ。

 

【続く】

 

行程

 

 

 


2 コメント

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Unknown (うなぎ)
2023-08-07 14:19:41
歩いているときにヒグマにバッタリは怖いですが、車だったら少し勇気も出ます。
こんな状況ではどういう行動をとったらいいんでしょうね。
今年は熊よけスプレーがいるかも・・・。
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Unknown (faraway)
2023-08-07 19:06:48
うなぎさん、こんばんは。
クマに遭遇したのは、全部クルマに乗っている状況でしたが。クマを刺激しないように、減速して現場を去っていくことでしょうね。

歩いていて遭遇は、対処難しいですね。スプレー事前購入も考えましたが、操作に自信がなくて結局買いませんでした。出そうな山には、状況へは行かないということに尽きるでしょう。山へはチンチロリンは必須ですが。
旅人
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