ユトリロ展はマニアックな展覧会だと思いましたが、全部で2万人以上のお客様がいらっしゃいました。
ですから、それはもう、色んなお客様がいらっしゃるわけで。
中でも一番印象に残ったお客様のお話を・・・・。
私が受付をしている時に来られた一人のオジサン。
私が「いらっしゃいませ。」と頭を下げると、
「いや、そんなに深くお辞儀をする必要ないよ。」と。
(???)と思いましたが、いつも通りにチケットを切り、
「ごゆっくりご覧下さいませ。」と言うと、今度は、
「いや、そんなにゆっくりはできないんだよ。」とニッコリ。
思わず笑ってしまった私。
何だか面白いオジサンだな、と思いましたが、それはそれで終わりました。
その後、私が常設展での監視をしている時です。
展示室の向こうから私を手招きするお客様が。
よく見ると、先程のオジサンです。
何かご質問かと思い、「何かありましたでしょうか?」と近づくと、
「ちょっとコレ・・・。」とご自分のカバンから財布を出し始めたのです。
(え?財布出してどうすんの?もしや、私にチップ…?ダメダメ!それはマズイでしょ。失礼のないようにお断りしなきゃ。ちょっと残念だけど・・・。)
なんて少し焦っていたんですが。
そのオジサン、財布の中から1枚の千円札を出して、
「ちょっと見ててね。」と言って、
その千円札を綺麗に4つに折りました。
そして、「ほらね。」と折ったお札を今度は広げたら、千円札が一万円札に変わっていたんです。
「あら、まぁ!」とニッコリしながら驚く私に、
「いいでしょう?」と自慢げなオジサン。
「全部の千円札がそうなったらいいでしょうね。」なんて言ってしまう私。
丁度、他のお客様が殆どいらっしゃらなかったので少し付き合ってしまいました。
すると、今度はまた違う一万円札を財布から出し、
またまた「ほらね。」と今度はたたんであった一万円札を広げると、ジャバラのようにドンドン長くなって、普通の一万円札の3倍程くらいまで伸びました。
クスクス笑って、「随分大きな一万円札ですね~!」と驚いてあげる私。
そんな私の様子を見て、エスカレートしたオジサンはまた財布から何かを出しました。
今度は名刺のようなカードです。
着物姿の美女の後ろ姿のイラストが描いてありましたが、その美女の丁度腰の部分に丸い穴が開いていました。
「このカード、綺麗でしょ?」とオジサンはいいながら、
「この穴にこうすると・・・。」とご自分の人差し指を折り曲げて、カードの後ろからその穴にあてがったのです。
・・・(そういうことだったのね。)
丁度、美女の腰の部分の穴から指のしわが覗き、お尻のように見えるんですよ。
ニタリと笑って私の反応を伺うオジサン。
これは半分セクハラか?
しかし、お客様ですから無下にはできません。
「あらら、そういうことですか。」と苦笑しながら、
心の中では、(いつこの状態から上手く脱しようか?)と考えていました。
すると、少しいい気になって来たのか、このオジサン、色んなバージョンのその手のカードを出し始め、
「あんたの写真があれば似顔絵も作れるよ。」とか、
「あっちの方に行けば、もっと色んな物を見せてあげる。」なんて言い出したんです。
(今だ!)そう思いました。
「申し訳ございません。仕事中なものですから、ここを離れることができませんので。」とニッコリ微笑みながらお答えしました。
「そっかぁ、それは残念だなぁ。あんたが『ごゆっくりご覧下さい』なんて言うもんだからさ。」と、これまたニッコリとして、そこから去って行かれました。
しつこくされたらどうしようかと思いましたが、そこはある程度年齢を重ねているオバサンである私、殆ど焦ることなく無事に終わりました。
仕事中にそんな手品なんかを見せられて、お断りせずにお付き合いしてしまう私もお人よしですね。
そんなところを先輩方に見られたら、注意されるかもしれません。
でも、初めから、何だか憎めない感じのオジサンだったんです。
「ほらね。」と言って見せる時の悪戯っ子のような目が可愛らしくもあり。
忙しい時はそんなことにお付き合いできないんですが、丁度暇だったし、少しくらいいいでしょう?
きっと、色んなところでそうやって女性の反応を見て楽しんでいらっしゃるのでしょうね。
だから、常に財布に常備しているんです。
それでそのお客様がいい気分で帰られたら、それでいいのかなって。
それに、少しは私も、暇な時間を楽しく過ごさせていただきましたから。
あのオジサン、今度はどこで手品してるでしょう?
もし、見せられたら、嫌がらずに見てあげてくださいね。
下らなくても、少しは驚いてくださいね。
ですから、それはもう、色んなお客様がいらっしゃるわけで。
中でも一番印象に残ったお客様のお話を・・・・。
私が受付をしている時に来られた一人のオジサン。
私が「いらっしゃいませ。」と頭を下げると、
「いや、そんなに深くお辞儀をする必要ないよ。」と。
(???)と思いましたが、いつも通りにチケットを切り、
「ごゆっくりご覧下さいませ。」と言うと、今度は、
「いや、そんなにゆっくりはできないんだよ。」とニッコリ。
思わず笑ってしまった私。
何だか面白いオジサンだな、と思いましたが、それはそれで終わりました。
その後、私が常設展での監視をしている時です。
展示室の向こうから私を手招きするお客様が。
よく見ると、先程のオジサンです。
何かご質問かと思い、「何かありましたでしょうか?」と近づくと、
「ちょっとコレ・・・。」とご自分のカバンから財布を出し始めたのです。
(え?財布出してどうすんの?もしや、私にチップ…?ダメダメ!それはマズイでしょ。失礼のないようにお断りしなきゃ。ちょっと残念だけど・・・。)
なんて少し焦っていたんですが。
そのオジサン、財布の中から1枚の千円札を出して、
「ちょっと見ててね。」と言って、
その千円札を綺麗に4つに折りました。
そして、「ほらね。」と折ったお札を今度は広げたら、千円札が一万円札に変わっていたんです。
「あら、まぁ!」とニッコリしながら驚く私に、
「いいでしょう?」と自慢げなオジサン。
「全部の千円札がそうなったらいいでしょうね。」なんて言ってしまう私。
丁度、他のお客様が殆どいらっしゃらなかったので少し付き合ってしまいました。
すると、今度はまた違う一万円札を財布から出し、
またまた「ほらね。」と今度はたたんであった一万円札を広げると、ジャバラのようにドンドン長くなって、普通の一万円札の3倍程くらいまで伸びました。
クスクス笑って、「随分大きな一万円札ですね~!」と驚いてあげる私。
そんな私の様子を見て、エスカレートしたオジサンはまた財布から何かを出しました。
今度は名刺のようなカードです。
着物姿の美女の後ろ姿のイラストが描いてありましたが、その美女の丁度腰の部分に丸い穴が開いていました。
「このカード、綺麗でしょ?」とオジサンはいいながら、
「この穴にこうすると・・・。」とご自分の人差し指を折り曲げて、カードの後ろからその穴にあてがったのです。
・・・(そういうことだったのね。)
丁度、美女の腰の部分の穴から指のしわが覗き、お尻のように見えるんですよ。
ニタリと笑って私の反応を伺うオジサン。
これは半分セクハラか?
しかし、お客様ですから無下にはできません。
「あらら、そういうことですか。」と苦笑しながら、
心の中では、(いつこの状態から上手く脱しようか?)と考えていました。
すると、少しいい気になって来たのか、このオジサン、色んなバージョンのその手のカードを出し始め、
「あんたの写真があれば似顔絵も作れるよ。」とか、
「あっちの方に行けば、もっと色んな物を見せてあげる。」なんて言い出したんです。
(今だ!)そう思いました。
「申し訳ございません。仕事中なものですから、ここを離れることができませんので。」とニッコリ微笑みながらお答えしました。
「そっかぁ、それは残念だなぁ。あんたが『ごゆっくりご覧下さい』なんて言うもんだからさ。」と、これまたニッコリとして、そこから去って行かれました。
しつこくされたらどうしようかと思いましたが、そこはある程度年齢を重ねているオバサンである私、殆ど焦ることなく無事に終わりました。
仕事中にそんな手品なんかを見せられて、お断りせずにお付き合いしてしまう私もお人よしですね。
そんなところを先輩方に見られたら、注意されるかもしれません。
でも、初めから、何だか憎めない感じのオジサンだったんです。
「ほらね。」と言って見せる時の悪戯っ子のような目が可愛らしくもあり。
忙しい時はそんなことにお付き合いできないんですが、丁度暇だったし、少しくらいいいでしょう?
きっと、色んなところでそうやって女性の反応を見て楽しんでいらっしゃるのでしょうね。
だから、常に財布に常備しているんです。
それでそのお客様がいい気分で帰られたら、それでいいのかなって。
それに、少しは私も、暇な時間を楽しく過ごさせていただきましたから。
あのオジサン、今度はどこで手品してるでしょう?
もし、見せられたら、嫌がらずに見てあげてくださいね。
下らなくても、少しは驚いてくださいね。
ボランティアで老人クラブなんかに
行ってみえるのでしょうか?
何だか女性が好きって感じのオジサンでした。
時と場所にもよるでしょ?
でも、しょうもないオッサンで憎めない奴っていますものねぇ。
ウブで上品な女性をターゲットにしていると思うのよね、私なんかには見せてくれないかも。
男性は皆こんな嫌らしい部分を持ってるから、その程度は笑って許します。この場合は仕事中だったのが困ったところ。飲み屋さんでやってよ、って感じですね。
もっと酷い男性は沢山いますよ。
似たような人見た事ありますよ。
パチンコ屋で。
なんとね、これからフィーバーさせますって云うと一発入るとほんと7がそろうんですよ。
びっくりしました。
それも、夫婦連れだった。
何度も揃えるんですよ。
ひょっとしてゴト師だったのかなぁ~
でも、羨ましいと思いました。(笑)
展示会場でそれをやるってのが、びっくりですね~。
まさか・・・マリック(もどき)じゃないでしょうが。。
りっひーさんの千円を1万円にしてくれたら良かったのにね!(笑
古今東西、男は女に近寄りたがるもんです。。っはは。
パチンコ店のその人達はイカサマやって稼いでいるのかな?そんなことができたら凄いですよ。
もっと若い監視員もいると言うのに、何で私なんでしょうね?もしや熟女好き?間抜けな顔してたのかもしれないです。
りっひーさん偉い!嫌がらないで観てて、楽しんでくれてきっとオジサン満足だったね。
でも・・・もう少し観て欲しかったんだね。
色んなカードは徐々に下ネタになるんでしょうか?それも少し興味あるわ!
色んな美女のカードを持っていたけど、それ程嫌らしくはなかったな。顔だけとかあったし。
私はこの程度なら全然平気!飲んでる席だったらもっと面白がってあげるのにサ。「ガハハハ!」と大笑いした方が嫌らしくないもんね。ぶりっ子はできない性格っす。