感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

靴紐・・・・。

2010-02-20 11:53:17 | 日記
昨日の男子ファイギアのフリーの演技で、織田選手の靴紐が切れ、演技を途中でストップさせてしまう場面がありました。

なんと言う不運でしょう。

彼は素晴らしいジャンプを跳ぶ選手だけに、これまでの数々のアクシデントを考えると、なんて運が悪いのかと思ってしまいます。

が、今回のことは靴紐は以前から切れていたと言うことですね。
それを敢えて取り替えなかった・・・・。
新しい靴紐にして感覚が変わるのを恐れたからだと。

そこで、昨晩のニュース番組のレポーター松岡修造が、銅メダルに輝いた高橋選手についてのレポートの中で、非常に心に残ることがありました。

松岡さんが試合後に高橋選手にインタビューしていた時、織田選手の切れた靴紐の話になったそうです。

そしたら、高橋選手も
「実はボクの靴紐も切れ掛かっていたんだけど、後1試合は持つだろうと変えなかったんです。もし、演技中に切れたら、その時はそれが運命だと思って。」と告白。

すると、そばにいたコーチが
「それ、私が黙って変えておいたのよ。」と。

この時、初めて高橋選手は自分の靴紐が新しい物に変わっていたことに気づいたそうです。

少しの紐の変化も微妙に意識してしまう繊細な競技。
それを十分わかっていて、高橋選手に気づかれないようにソッと変えておく。

なんと言う気遣いでしょう。
これは女性ならではの気遣いでしょうか?
もう、一人の教え子ではなく、母のような気持ちなのではないでしょうか?

日本人初の男子フィギアのメダルも、高橋選手一人の力ではないんだと、改めて感じたエピソードでした。

きっと、世界の頂点に立とうとする競技者には、このような隠れたエピソードが沢山あるのでしょうね。
そのように、周囲の力も全部が結集した時に、栄冠を掴み取れるのだと痛感しました。

世界の頂点に立つと言うことは、並大抵の覚悟ではできないことなんですね。

これからオリンピックも後半戦です。
まだまだ、ドキドキ・ワクワクできる競技が沢山ありますね。
世界のトップ選手の試合を、十分楽しみましょう!


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12 コメント

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Unknown (R.S)
2010-02-20 14:49:19
胸が熱くなります。そうでしたか親ごころを垣間見た気がします。
個人の演技だけのメダルではないのですね。
関わっている人々のおかげで勝ち取ったメダルなのですね。
いいお話で感動しました。
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Unknown (unknown2)
2010-02-20 17:46:51
あれは松岡修造のつくり話ですよ。
織田君の気持ちが分かっている関係者が傷に塩を塗るようなことを言うはずがありません。
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R,Sさんへ (りっひー)
2010-02-20 17:54:01
今までも選手一人では強くなれないとはわかっていましたが、このコーチと高橋選手の親子のような関係は、この秘話で納得できたような気がします。
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unknown2さんへ (りっひー)
2010-02-20 18:05:36
作り話…嘘ってことですか?
あの番組は捏造を生放送で流すんですか?
では、その話を高橋選手は「嘘を言ってる」と思うのではないですか?
確かに、織田選手には可哀想な話ですが、決して織田選手を責めたわけではないと思ったんですが。
何とも言えない虚しい気持ちになりました。
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りっひーさんへ (unknown2)
2010-02-20 19:23:52
無論、松岡修造氏が嘘を言ったかどうかは私は知りません。しかし、何の為にあの「逸話」を公共の電波に乗せる必要があったのかということなのです。松岡氏の話では、高橋選手も自分のひもが切れそうなことを知っていたが換えようとはしなかった。それが本当ならば、やはり高橋君も織田君と一緒で微妙なフィーリングの方を優先したかったからなのでしょう。果たしてそれを試合前にコーチが、本人の承諾なしに自分の判断だけで交換したりするでしょうか? 万一そうだとしても、では、そうとは気づかず演技をした高橋君は急に「繊細な感覚」が無くなっていたのでしょうか? 一々腑に落ちないではありませんか。百歩譲って松岡氏の言った通りだとしても、それをわざわざメディアで伝えて一体誰が救われるのでしょう。やはり思慮の足りない報道だと言わざるを得ません。
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unknown2さんへ (りっひー)
2010-02-20 20:44:30
確かに、少し私も同じように感じたのも事実ですが、高橋選手の履いていた靴は、先輩の本田武史氏の靴だったとか。いつもの自分の靴ではなかったから、気づかなかったのかも?
そして、このコーチと高橋選手の関係は子供の頃から一緒に暮らすなど、他の師弟関係とは違うのではないでしょうか?ある意味母親以上のようです。
松岡さんが感動するように誇張して話したことは考えられますが、まるで嘘を言うことも考えられません。
そして、この話を聞いて感動して、思わず生放送で披露してしまったのは、彼の性格からしてよくわかります。
その結果、織田選手には辛い思いをさせる話になってしまったのは反省すべきかもしれませんが、私個人としては、織田選手のことよりも、ただメダルを取ることは選手一人の力ではなく、周りに支えられている所が多いのだと言うことだけが印象に残りました。
そちらの方だけが心に残ったのですが。
同じ話でも、色んな受け取り方があるのだと、改めて感じ、大変勉強になりました。
できればお名前を書いていただきたかったです。
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Unknown (momosenpai)
2010-02-20 21:52:49
良いコーチって云うのはそこまで気配りが出来るんですねぇ~
ホント微妙な感覚が分かる選手が気付かないのだから凄いと思いますよ。
織田選手のコーチは気が付かなかったのでしょうね。
どっちも実力伯仲していましたから、紐が切れなかったら良い勝負していたでしょうから悔やまれますね。
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桃さんへ (りっひー)
2010-02-20 23:20:32
コーチやスタッフが選手にどのくらい関わるかと言うのは、その選手によって違うと思います。
私生活まで細かくチェックする関係もあるだろうし、練習以外は選手に任せるタイプもあるでしょう。
織田選手は、周りの人も知っていたかもしれないけれど、自分で紐を変えない選択をしたのかもしれません。
今回はたまたま切れてしまったけれど、何もなく完璧だったら、「変えなくてよかった」となるでしょうし。
織田選手には今度のオリンピックで是非金メダルを取ってほしいですね。
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Unknown (mirai)
2010-02-21 11:19:55
演技を止めてしまった時は、怪我でもしたのかな…?
と心配になってしまいました。
まさか、靴ひもが切れるなんて…
でも今回の演技を見ていて、
アクシデントがあってもまた演技に復帰することができること、
そして審判もそれを正当に採点してくれる、
っていうことを初めて知りました。

高橋選手のメダル獲得、素直に祝福です。
そして織田選手にも、まだまだチャンスが沢山あるので、
これからもぜび、頑張って欲しいです。
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miraiさんへ (りっひー)
2010-02-21 20:31:06
今度のことで、織田選手は本当に不運だと思いました。自分ではよかれと思って変えなかった靴紐なのに、それがアダとなってしまって。そして、優勝したライサチェクの後で滑ると言う順番の悪さも。ノビノビと滑っていたら、ジャンプで転ぶこともなく、靴紐も切れなかったでしょう。
でも、これでまた一つ勉強になって強くなると思います。次回はきっとメダル取れますよ。
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