美術館の監視員をしていると、色んなお客様がいらっしゃいます。
その展覧会のテーマによって客層も違ってきますが、今回の「ユトリロ展」は、大抵の方が絵画をご覧になることに慣れていらっしゃるお客様が多かったです。
わざわざ「ユトリロ」の絵を見たいと思っていらっしゃるんですから、当たり前でしょうが。
ですから、展示室内はとても静かで、話し声もヒソヒソって感じです。
そんな中、夏休みと言うこともあって、お子様連れのお客様への対応は非常に気を使います。
特に、小学生以下の小さなお子様連れ。
そんな小さな子供が「ユトリロ」の絵を面白いと思って興味深く見ると言うことは、まずありません。
多分、親御さんが見たくて連れて来たのでしょう。
それならば、この展覧会がどういう雰囲気の展覧会であるかを知って、ちゃんと事前に子供にマナーを教えておくべきです。
ところが、多くの子供達は次第に退屈になり、親の手を離れて勝手に動き回ります。
・・・当たり前です。
退屈で仕方ないんですから。
しかも、展示室内はゆったりとした空間で走り回りたくなりのも当然です。
そんな元気一杯の子供に、美術館でのマナーを躾けるなんて至難の技!
もし、子供がマナー違反をしないように見ているとなると、親は絵画鑑賞どころではなく、常に子供に注意していなければいけません。
それではチケットを買ってわざわざ美術館に来た意味がありませんね。
それ程見たい展覧会なら、子供は誰かに預けて来るべきでしょう。
それができないなら、申し訳ないのですが、見に来ることを諦めて頂きたいのが本音です。
少なくとも、私が子育てをしていた時は、美術館に子供を連れて行くという発想がありませんでした。
決してじっくり見ることができないことはわかっているし、子供にとっても嫌な思いをする場所になってしまいます。
親としても、とても楽しむことなんかできずに嫌な思いをするなら、そういう場にはいかない方がいいと思ってました。
でも、最近の親はそうは思わない人が多いようです。
子供は自由にさせておいて、自分はじっくり絵画鑑賞を楽しんでいます。
小さい子を連れていて、どうして側にいなくても不安にならないのでしょうか?
美術館内にいれば、どこかにいなくなることはないと思っているのでしょうか?
それはそうでしょう。迷子になったとしても狭い空間です。
でも、その子が親の見ていないところでどんな行動をしているかわかりますか?
柵の中に入る、作品を触る、走る、寝転ぶ、大声を出す・・・・・。
その後を付いて回って、注意をしなければいけない私達。
注意された子供のお母さんで、「わかりました!じゃあ、出て行きますっ!」と逆切れして帰ってしまったお客様もいらっしゃいました。
子供4人を連れてきて、子供達に美術館内を自由にさせておいて、自分は一人でゆっくりユトリロ鑑賞をしていらしたお母さんもいました。
子供が悪いのではありません。
子供はそれが普通なんです。
何も教えない、場をわきまえない親が問題なのです。
自分の子供が、周りの人に迷惑をかけていることがわからないのでしょうか?
子供がいたら、自分の楽しみを我慢しなければいけないのはとても辛いことです。
ストレスもたまってしまうでしょう。
私もかつてはそうやって二人の子供を育てた経験者ですから、その気持ちは十分に理解できるのです。
でも、子供をちゃんと育てるということは、親として我慢も必要なのです。
自分の楽しみと子育てを天秤にかけたら、子育てが重いのが親になるということではないでしょうか?
ストレス一杯のお母さん達にはとてもキツイ言い方になってしまいましたね。
子供を立派な大人に育てようと思うのなら、親自身が他人に迷惑をかけてはいけないと思うのですが。
理想を言えば、美術館内に子供を預けられるような施設があるといいんですけどね。
「私が外でお子様の面倒を見ていましょうか?」と言いたくなる時があります・・・。
もし、これを読んだ子育て真っ最中のお母さん・お父さん、是非、そのような場所にお子さんを連れて行く前に、少し考えてみていただけませんか?
その展覧会のテーマによって客層も違ってきますが、今回の「ユトリロ展」は、大抵の方が絵画をご覧になることに慣れていらっしゃるお客様が多かったです。
わざわざ「ユトリロ」の絵を見たいと思っていらっしゃるんですから、当たり前でしょうが。
ですから、展示室内はとても静かで、話し声もヒソヒソって感じです。
そんな中、夏休みと言うこともあって、お子様連れのお客様への対応は非常に気を使います。
特に、小学生以下の小さなお子様連れ。
そんな小さな子供が「ユトリロ」の絵を面白いと思って興味深く見ると言うことは、まずありません。
多分、親御さんが見たくて連れて来たのでしょう。
それならば、この展覧会がどういう雰囲気の展覧会であるかを知って、ちゃんと事前に子供にマナーを教えておくべきです。
ところが、多くの子供達は次第に退屈になり、親の手を離れて勝手に動き回ります。
・・・当たり前です。
退屈で仕方ないんですから。
しかも、展示室内はゆったりとした空間で走り回りたくなりのも当然です。
そんな元気一杯の子供に、美術館でのマナーを躾けるなんて至難の技!
もし、子供がマナー違反をしないように見ているとなると、親は絵画鑑賞どころではなく、常に子供に注意していなければいけません。
それではチケットを買ってわざわざ美術館に来た意味がありませんね。
それ程見たい展覧会なら、子供は誰かに預けて来るべきでしょう。
それができないなら、申し訳ないのですが、見に来ることを諦めて頂きたいのが本音です。
少なくとも、私が子育てをしていた時は、美術館に子供を連れて行くという発想がありませんでした。
決してじっくり見ることができないことはわかっているし、子供にとっても嫌な思いをする場所になってしまいます。
親としても、とても楽しむことなんかできずに嫌な思いをするなら、そういう場にはいかない方がいいと思ってました。
でも、最近の親はそうは思わない人が多いようです。
子供は自由にさせておいて、自分はじっくり絵画鑑賞を楽しんでいます。
小さい子を連れていて、どうして側にいなくても不安にならないのでしょうか?
美術館内にいれば、どこかにいなくなることはないと思っているのでしょうか?
それはそうでしょう。迷子になったとしても狭い空間です。
でも、その子が親の見ていないところでどんな行動をしているかわかりますか?
柵の中に入る、作品を触る、走る、寝転ぶ、大声を出す・・・・・。
その後を付いて回って、注意をしなければいけない私達。
注意された子供のお母さんで、「わかりました!じゃあ、出て行きますっ!」と逆切れして帰ってしまったお客様もいらっしゃいました。
子供4人を連れてきて、子供達に美術館内を自由にさせておいて、自分は一人でゆっくりユトリロ鑑賞をしていらしたお母さんもいました。
子供が悪いのではありません。
子供はそれが普通なんです。
何も教えない、場をわきまえない親が問題なのです。
自分の子供が、周りの人に迷惑をかけていることがわからないのでしょうか?
子供がいたら、自分の楽しみを我慢しなければいけないのはとても辛いことです。
ストレスもたまってしまうでしょう。
私もかつてはそうやって二人の子供を育てた経験者ですから、その気持ちは十分に理解できるのです。
でも、子供をちゃんと育てるということは、親として我慢も必要なのです。
自分の楽しみと子育てを天秤にかけたら、子育てが重いのが親になるということではないでしょうか?
ストレス一杯のお母さん達にはとてもキツイ言い方になってしまいましたね。
子供を立派な大人に育てようと思うのなら、親自身が他人に迷惑をかけてはいけないと思うのですが。
理想を言えば、美術館内に子供を預けられるような施設があるといいんですけどね。
「私が外でお子様の面倒を見ていましょうか?」と言いたくなる時があります・・・。
もし、これを読んだ子育て真っ最中のお母さん・お父さん、是非、そのような場所にお子さんを連れて行く前に、少し考えてみていただけませんか?
中にはちゃんとした親もいるんですが、段々少数派になっていくんでしょうね。長生きするのが嫌になりますね。
私が鉄道員時代、車内の子供が靴を脱がずにシートにあがっているのを注意すると「ほら!怒られたじゃないの!」と… 何を教えているんだ? たまに、注意する親も居ますが「怒られるから、辞めなさい」どうして、なぜ怒られるのかを教えないんでしょうね。
だから、子供達はわからないから好き放題にするんですよね。
「こうだから、だめなんだよ」難しいのでしょうか。
それで、育った子供たちが今親になっている…
親も行く場所を考えないんでしょうか。
むなしくも悲しい現実ですね。
大人でもマナー違反をする人がいるんだから、困ったもんです。
とても貴重な作品ばかりなので、もし何かあったらとハラハラします。そういう親にはそんな意識もないのでしょうね。
う~ん。日本人はまだ芸術に関しては成熟していないのでしょう。
自分も子供が小さい頃はそのような場所には連れていけませんでした。観賞どころではありませんでしたから。
他人の子供を叱れる人も居なくなりましたし、叱ると親御さんが逆切れするし。
中にはしっかり育児してマナーも守らせている若い親御さんも居ますのに。
日本にそんな美術館はまだないでしょう。
子供たちが何かのトラブルを発生したら?
・・・って考えないのかねお母さん!
ある意味ハイソな社会の美術館風景・・・そこにもマナーの問題ですね~。
つくづく日本人の・・・止めましょう~(さびしい話。。。
これからは必要なのかもしれませんね。