感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

長男の受難

2009-12-09 20:28:16 | 日記
長男は、歯に対する受難が多い。

小学3年の時、公園で遊んでいて手を滑らせて顔を地面に打ち、前歯2本を脱臼した。

あの時は驚いた。

口の辺りが血まみれで、前歯がグラグラ・ブラブラだったのだ。
グチュグチュと出血している長男の口を見て、「この子の歯はどうなってしまうのだろう?」と心配でならなかった。

口腔外科で治療してもらって、何とか脱臼した前歯を元に戻してもらったが、1本は神経が死んでしまった。

そのせいではないが、長男は歯並びが悪く出っ歯でもあったため、高校入学したら歯の矯正をしたいと言い出した。

そこで、高専1年の時に矯正歯科に通い始め、長かった矯正生活もあと少しで終わろうとしている。

私達親子は、歯の矯正を甘く見ていた。

勿論、保険のきかない治療費が、全部で100万円以上かかるのは覚悟していたが、矯正するために、まず健康な歯を抜かねばならないなんて思っていなかった。

出っ歯で歯並びが悪いと言うことは、狭いアゴの中に納まり切らない歯があると言うことで、歯の数を少なくして器具を使って矯正しなければいけない。

私は、健康な歯を上下2本ずつ計4本抜くと言うことに凄く抵抗があったが、長男は、余程歯並びにコンプレックスがあったのか、「それでもいい」とためらわなかった。

4本を2回に分けて抜歯したが、私は長男が可哀想でならなかった。
「そこまでして・・・・」

その後も、歯を器具でキリキリと締め付けるのが辛い時が何回もあった。

そして、やっと予定の5年が経ち、今は殆ど器具ナシでもOKなくらいに綺麗な歯並びになり、すっかり器具がいらなくなるまでもう少し!

ところが、ここで最後の難関が待っていた!
と言うより、これが一番の厄介な問題のようだ。

折角綺麗になった歯なのに、その一番奥にまだ出ていない「親知らず」が存在していると!

レントゲンで説明されたが、なんとまぁ、それが上下2本ずつ大きな歯が鎮座しているではないか!

それが出ようとして折角綺麗になった歯を押し出して、また歯並びがグチャグチャになるんだそうだ。

下の1本なんて、殆ど真横になって前の歯を押そうとしている。

それで、今のうちに親知らず4本を抜いた方がいいと。

まだ出ていない歯なので、歯茎を切開して抜くため、手術のようになるらしい。

また、口腔外科で抜くことになったのだけれど、埋没している親知らずを抜くのは、前回の健康な歯を抜く時よりもかなり大変なことだと言うのに、横になっている1本は更に難関になると説明された。

歯を少しずつ砕きながら取るらしいのだが、その際、神経を傷つけてしまう恐れもあると。
その場合、唇に少しシビレが後遺症として残るかもしれないって!

何でそんなことになっちゃうのよ。
今までだって痛い思いしてきたのに、まだまだあるの?

長男も相当怖がっているが、それでも即答で「やります」と答えていた。

あ~!痛そう・・・・!
大丈夫かな・・・・?

子供が痛がっている姿って、一番辛い。

親知らずの抜歯なんて、よくあることよね?
・・・私はしてないけど。

その1本目の抜歯が18日。
クリスマスまでには、快復してるかな?

その後、長い休みに分けて1本ずつ抜くことになるだろう。

夏休みが終わる頃、矯正も含め全て長男の歯の受難が解かれるだろうか。

神様、これで最後にしてくださいね!