益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

ギンリョウソウ、綺麗ですね。

2007年05月07日 | 森の環境と生き物
 子供と宿舎の近くの雑・竹林(広葉樹と竹の混ざった林)を散歩(探検)していたら、ギンリョウソウが生えていました(写真1)。


写真1 落ち葉の間から顔を出したギンリョウソウ(4/30)

 以前、下層植生の少ないヒノキ林で、あちこちに群生していたのを見たことがありますので、珍しくはないのだと思いますが、「透明な白さ」がハッと息を飲むような美しさです。

 ギンリョウソウは、「腐生植物」で葉緑体を持たず、根に菌類が共生して菌根をつくるという変わり種です。菌類は、土中の有機物を分解して栄養を得ていますが、ギンリョウソウは、この菌糸を取り込んで養分としています。

 私の妻は、昔、先輩に「ギンリョウソウは、死体の栄養を吸って咲いているんだよ。」と冗談を言われて以来、この花は気味が悪いそうです。
 
 綺麗な花なんですけどね。

投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 主任林業普及員 大場寛文


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