益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

ひきみの清水

2008年07月02日 | 森の恵み
 休日を利用して、ひきみの清水を汲みに出かけました。
 
 ひきみの清水は、益田市匹見町で8箇所が選定され、

 ひきみの清水マップが作成されています(写真1)。


 写真1 ひきみの清水マップ
※ひきみの清水については、県の普及指導協力員である
 Tさんが代表をされている「ひきみ学舎(まなびや)」が、
 運営しているブログ「まなびや通信」で詳しく
 説明があります。

 このマップを頼りに、
“神様の水”と言われる“鈴ヶ岳の清水”を目指して、
 国道488号線を車を走らせました。
 裏匹見峡のレストパークを過ぎたあたりから、
 道が急激に狭くなります(写真2)。


 写真2 益田と広島を結ぶ国道488号線


 そうです!
 国道488号は、車のすれ違いができない“国道”なのです!
 対向車が来れば、待避所まで延々バックということになります。
 車の運転技術に自信のない方は、行かない方が良いかもしれません。
 但し、紅葉シーズン等でなければ、
 車の通行量はそんなに多くはないということです。
 私は、運転技術はからっきしですが、
 運が良いので対向車には出会いませんでした(笑)。

 この幅員の狭い道路は、不便な反面、
「俗っぽく観光地化されていない、
 自然そのままの裏匹見峡が残っている。」と言うこともできます。
 こんなところに島根の魅力を感じるのは私だけでしょうか?
 車道の下には、歩道があります。
 今度は、歩いて裏匹見峡を上がってみたいです。


 さらに、山道(国道)を進んで行くと、
 ありました。鈴ヶ岳の清水です!(写真3)


 写真3 鈴ヶ岳の清水 

 私は、滋賀県と京都府の下水を飲んでいると揶揄される
 ○阪府の出身なので、
 水の味覚には、やや自信がないのですが、
 宿舎に帰ってから、
 私がおいしいと思っている益田の水道水と飲み比べてみると、
 歴然とした差がありました(当たり前?)。

 さらに、広島県側に道を上って行くと、
 広見の集落跡があります。

 元集落を貫くこの道ももちろん国道です(写真4)。


 写真4 国道488号線
 

 石垣や生垣。メタセコイアの大木(写真5)。
 廃屋(写真6)等、
 住民の方々の生活をされていた跡が、
 確かに残っていました。
 

 写真5 道端に立つメタセコイアの大木 


 写真6 緑に埋もれる廃屋
7人の遭難者の命を救った広見小学校でしょうか?)

 
 今後もマップを頼りに
 ひきみの清水めぐりをしたいと考えています。

 匹見の豊かな森に育まれた“ひきみの清水”を目当てに、
 皆さんも是非、休日お出かけ下さい。 


 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ)


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