益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

原木しいたけの伏せ込み講習会

2013年08月01日 | 森の恵み

県の原木しいたけ生産拡大プロジェクトとして、益田市美都町のしいたけ生産者、山田さんの作業場で、

しいたけほだ木の伏せ込み講習会を開催しました。

 

森産業㈱島根駐在所の富田所長を講師に招き、今年2月の植菌講習会で植菌された

クヌギのほだ木を本伏せしました。

しいたけ栽培初心者や未経験者14名が参加され、重さ約5~10kgのほだ木を組んでいきました。

参加者の中には、昨年の冬から栽培を始めた方や、Iターンで吉賀町へ就農し、これから原木栽培を始めたい方などがいらっしゃいました。

 

原木しいたけは、秋~桜が咲く頃までに種駒をナラ類の原木に打ち込み、湿度を保って仮伏せします。

そして梅雨が来る前に「本伏せ」という作業を行います。

本伏せは、しいたけ菌の菌糸が原木内に伸びて、原木が熟成されるために必要な作業で、伏せ込む環境や

方法によってしいたけの収穫量は大きく変わります。

 

今回は、トリイ伏せという方法でほだ木を組み、長さ20mくらいのほだ場が完成しました。

伏せ込み作業が終わると、富田所長からしいたけの病害などの説明があり、参加者からは積極的な質問が飛び交いました。



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