県の原木しいたけ生産拡大プロジェクトとして、益田市美都町のしいたけ生産者、山田さんの作業場で、
しいたけほだ木の伏せ込み講習会を開催しました。
森産業㈱島根駐在所の富田所長を講師に招き、今年2月の植菌講習会で植菌された
クヌギのほだ木を本伏せしました。
しいたけ栽培初心者や未経験者14名が参加され、重さ約5~10kgのほだ木を組んでいきました。
参加者の中には、昨年の冬から栽培を始めた方や、Iターンで吉賀町へ就農し、これから原木栽培を始めたい方などがいらっしゃいました。
原木しいたけは、秋~桜が咲く頃までに種駒をナラ類の原木に打ち込み、湿度を保って仮伏せします。
そして梅雨が来る前に「本伏せ」という作業を行います。
本伏せは、しいたけ菌の菌糸が原木内に伸びて、原木が熟成されるために必要な作業で、伏せ込む環境や
方法によってしいたけの収穫量は大きく変わります。
今回は、トリイ伏せという方法でほだ木を組み、長さ20mくらいのほだ場が完成しました。
伏せ込み作業が終わると、富田所長からしいたけの病害などの説明があり、参加者からは積極的な質問が飛び交いました。