益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

乾シイタケ菌の活着点検

2006年08月02日 | 森の恵み
  
 
 益田市の原木シイタケの伏せ込み場をJA担当者、メーカー、生産者代表と巡回しました。

 本年の状況は、全般的に菌の蔓延が芳しくありませんでした。
 今冬の気象により、原木水分の抜け悪かったようです。
 白い菌糸が樹皮表面に出ているものをよく見かけました。これは、材内水分の抜けが悪く、菌糸が息苦しくなって表面に出てきたものと思われます。

 植菌時期が遅いのではと、お考えでしょうが、植菌の時期からみても菌糸の蔓延状況があまりよくないようでした。材内は、菌糸が蔓延し白くなった部分よりも、水分が多く茶色の部分が多いように見受けられました。特に径の大きな物ほど水分の抜けがよくありませんでした。

        
 
 このまま、水分が多い状態、湿度が高い状態で、気温が上がると、ラクテアなど害菌の大発生が心配です。他の管内の状況はいかかでしょうか。

 生産者は、乾燥しやすいように原木の組み替えや、草刈りにより風通しをよくするなどの対策が必要でしょう。

          




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 づくり

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