益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

カシノナガキクイムシ被害木は椎茸原木に利用できる?

2005年09月13日 | 森の恵み
 カシノナガキクイムシが孔道内で増殖させるナラ菌類自体は、シイタケ菌の伸張を阻害しません。
 しかし、完全に枯死した被害木は伐倒後、ナラ菌に代わって多くの菌類に2次的に感染され、シイタケ菌の伸張を阻害するため、シイタケの発生量は大きく減少します。
 一方、カシナガキクイムシに寄生され、一部が変色して衰弱している木でも、枯損していなければ発生量は、健全木とあまり変わらず発生するという報告もあります。(菌蕈1999.4ほか)
 ただし、伐倒後の管理条件に大きく作用されるようです。

 (中山間地域研究センターF瀬科長から教えていただきました。)


中山間地域研究センター
http://www.chusankan.jp/


独立行政法人 森林総合研究所九州支所
http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/situ/zoo/catalog/9gaichu/kasina.htm

林野庁
http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/mamoru/2-1.html

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