益田市中須町の海岸林において、天地返し作業中です(写真1)。

写真1 天地返し作業の様子
この天地返し作業は、
水森税を財源とした県の助成事業である
森づくり・資源活用実践事業を
益田市が活用(市町村提案)し、
森林組合に委託し、実施されているものです。
“天地返し”とは、一般的には耕地の土を深く耕して
表層と下層の土を入れ替えることを言います。
なぜ、海岸林で天地返し?
実は、この後、クロマツ苗を植林する予定なのですが、
クロマツは、貧栄養の土地を好むとのことから、
腐葉土を含んだ肥えた土を深く埋め、
その上に下層のきれいな砂を盛ったという訳です(写真2)。

写真2 天地返しの状況
(まず、このような溝を切り、その中に表土を捨て、
その上に、表土の下のきれいな砂を盛ります)
このような貧栄養の砂地は、
ショウロ等のマツと共生する菌根菌の生育にも
好ましいと言います。
ショウロの生える元気なマツ林になり、
白砂青松が再生することを期待しています。
さて、隣接のクロマツ植林地では、
マツと相性の良い菌根菌とされている
“コツブタケ”が、たくさん生えていました(写真3)。

写真3 マツの落ち葉の間から顔を見せるコツブタケ
中には、こんな大物も(写真4)。

写真4 特大コツブタケ
食べられないのが、残念です(笑)。
投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ
主任林業普及員 大場寛文
~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~
なつかしの国石見(いわみ)

写真1 天地返し作業の様子
この天地返し作業は、
水森税を財源とした県の助成事業である
森づくり・資源活用実践事業を
益田市が活用(市町村提案)し、
森林組合に委託し、実施されているものです。
“天地返し”とは、一般的には耕地の土を深く耕して
表層と下層の土を入れ替えることを言います。
なぜ、海岸林で天地返し?
実は、この後、クロマツ苗を植林する予定なのですが、
クロマツは、貧栄養の土地を好むとのことから、
腐葉土を含んだ肥えた土を深く埋め、
その上に下層のきれいな砂を盛ったという訳です(写真2)。

写真2 天地返しの状況
(まず、このような溝を切り、その中に表土を捨て、
その上に、表土の下のきれいな砂を盛ります)
このような貧栄養の砂地は、
ショウロ等のマツと共生する菌根菌の生育にも
好ましいと言います。
ショウロの生える元気なマツ林になり、
白砂青松が再生することを期待しています。
さて、隣接のクロマツ植林地では、
マツと相性の良い菌根菌とされている
“コツブタケ”が、たくさん生えていました(写真3)。

写真3 マツの落ち葉の間から顔を見せるコツブタケ
中には、こんな大物も(写真4)。

写真4 特大コツブタケ
食べられないのが、残念です(笑)。
投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ
主任林業普及員 大場寛文
~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~
なつかしの国石見(いわみ)