栗駒山山頂付近の紅葉 ・・・ ・・・
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下山途中の栗駒山 火口に水が溜まった昭和湖
今年の秋は雨が多く日照時間も少ない。 気温も高めなので紅葉は遅れ気味で鮮やかな色になりにくいと言う話しを聞いた9月下旬。 栗駒山の宮城県側登山口に立っていた。 栗駒山は紅葉が綺麗なことで有名な山である。 今日は休日という事もあって朝から多くの人が登っていた。 天気はまあまあ。 ただ半袖でないと暑い感じだ。 例年なら見頃となる頂上周辺の紅葉は まだ早いのかな~ と思いながら歩きだした。 途中英語を話しながら登る人達と何度もすれ違った。外国の人の間でも紅葉の山として知られているようだ。 突然 視界が開けた。 ここから見上げる頂上周辺は真っ赤に染まっている。 どうやら不安に思っていた事は外れたようだった。 思わず登るペースが速くなる。 7~8合目付近からは斜面全体が赤く染まっていた。 幾度となく歩みを止めながら赤い絨毯と周囲の山々の景色を楽しんだ。 おかげで頂上に着く迄の時間がやたらとかかってしまった。 頂上は人で溢れていた。 何とか隙間を見つけて腰を下ろした。 今の気温は21度もある。 吹く風も心地よい。 この時期らしからぬ山頂は 夏の余韻と秋が同居していた。 登って来た宮城県側は紅葉が多かったので下山は黄葉が多くなるという岩手県側に向かう。 途中昭和19年にガス爆発をした火口に水が溜まって出来たと言われる 昭和湖 を通過し須川登山口に降りた。 ところで “神々の絨毯” とも言われている栗駒山の紅葉であるが これは上空を飛んでいたパイロットが地上を見た時 栗駒山だけが紅く見えたと言う所から来ているらしい。 謂れと言うのはおもしろい。