オレのマイルームに大挙して押し寄せたのは、ヤンキー風のヴィジュアル系バンド大所帯。安部公房の闖入を髣髴とさせ、みんな乱暴な立ち居振る舞いで、「…おい、一寸、缶珈琲買って来て!」と、いきなり家主をパシリ扱い。無言の威圧で断り、オレは、傍らKATAWARAに在った、学校の生徒用椅子をおもむろにつかみ振り上げそいつの脳天直撃 → 一発天国。夢であると云う意識はあったが、かなりの勇気がい、原型がなくなるまで、倒れた背中を椅子で し続けた。そのまんま廊下に出(オレの部屋は既に学校の教室と化していた)、罪悪感と背徳感と後悔感に打ち拉がれて歩いていると、後ろから、「お腹痛い!痛い!痛い!」と、TKOの鶴瓶のものまねをする方が叫びながら全力疾走(←のように思われた)でやって来て、「ここ!ここ!ここ!」と、胃の辺りを指差し、「お腹痛いねん!おじいちゃんの代から痛いねん!」とだけオレに一方的に喋り、そのまんまの勢いで階段を降りて去って行った。ま、ユングだったら、
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