何故、今まで気づかなかったのだろうか?気になって仕様がない。行かずにはいられない衝動に駆られ吸い込まれるようにして、いつもの通り道沿いの、しかし、入ったことがない、客がいることもあんま見たことがない、ドラッグストアではなく、処方箋受け付けるでもない、昔ながらの薬局の、その横にある曲線形の外観の巨大な岩石を刳り貫いたような建物の中に這入ってゆく。入口から這入ったが、出口は植栽にまみれており、出て来ると、その建物の所有者がいて、無料で開放しているとのこと。安心して、改めて這入ろうとすると、知らんおばはんに、「北野武の映画で云々…、」と、ごにょごにょ言われ、聴き取れず、オレは、「え?映画撮影の現場になったとか…?」訊き返す。岩石内のような@建物内部、外の風景が見渡せる丸い覗き穴から景色を眺めていると、いつも見ている街を見ている筈が、まったく知らない街だった。そのことについて、隣にいた女子中学生っぽいシルエットに、振り向かず話をしているのだけれども、あら聴いていない。ヘッドフォンをしていた。ま、ユングだったら如何分析するか知らんが、ディス・ストーリー・ベースド・オン・マイ“スウィート”ドリーム。
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