最近、下の娘が、
「お父さんって、泣いたことあるの?」
と、訪ねるときがある。
僕が、
「あるよ。」
というと、上の娘が、
「私たちの知らないところで泣いたりするんだよ。」
と、フォローを入れる。
自分自身では、涙もろいほうだと思っている。
でも、子供に改めて聞かれると少し照れくさい。
よく考えると、
「喜怒哀楽」のうち、
喜んだり、怒ったり、楽しんだり、という感情は良く見かける感情だけれど、
哀しむ。ことを表現することはとても難しいのかもしれない。
確かに、感動して泣く、悲しくて泣く、淋しくて泣く、いろんな状況がある。
人はあまりそれらの表現を他人に見られるのを避けたいと感じる。
ちゃんと悲しい時に泣ける人が、本当に表情豊かな人なのだろう。