On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

FOR FIVE in 沼津 5/45

2013-01-06 21:13:14 | 2012-2013FOR FIVE


ざざっとだけど、地元に来てくれる前のおさらいと思い出整理をかねて
昨年11/23に参戦した「FOR FIVE」ツアーMy初日の記録を遅ればせながら。

ライブに行く道中もお世話になり、
(※連休・祝祭日はちゃんと東京から乗るわ、今後)
ライブ前の、もはや行きつけと化したお鮨屋さんも0次会として楽しみ、
ライブも思う存分、楽しんできました。
終演後のビールが美味しかったこと!

LIVE×TRIP+BEER=∞、と常日頃思うエネルギー公式は、
今回もパワーアップした感あり。

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25列32番のお席にて。

オープニングは、ボコーダーのようなカウントダウン。
ゼロになったと思ったら、カウントアップ。フォー、ファイブ。
サーチライトでリズムの一音ごとにオレンジにシルエット映し出されていたのが
かっこよかったなあ。
初見ならではの、ライブの始まりをドキドキと迎えられることの喜び。

ステージは中央に5段ほどの階段。
白いシャツ、白デニム、白スニーカー、空色のジャケットで登場です。
おおー、…そうきたか、という爽やか系で意表つかれた。
アルバムのイメージでもうちょいダークな感じかなーと思っていたからね。

この格好がそして、一瞬「アタック25」とか「アップダウンクイズ」とか
ロート製薬とかいろんなイメージがよぎったものの、ウルトラクイズか!
なんかそんなスタイルで。

胸元チーフはラズベリー色。
大きなドット柄、とオペラグラス調べにより宴会で話したら
何をそんなにクローズアップして見たんだと全員にひかれた気がするわ(笑)

もちろんオープニングは「STEP!」から。待ってました、フル踊り。
「It's Alright」へと続き、もしかしてアルバムの流れ通り?なんて思っていたら
「靴を履いたままで」へ!

この曲は、もちろん「♪we sing for you~」と歌われた瞬間にね。
これを聴くと、毎度ではあるけど「ありがとう、ありがとう」という気持ちで目頭熱くなる。
いつも励まされているよ、こちらこそ応援ありがとう!という。

あーーーーーライブに来れたーーーーー!ツアーばんざーい!

と、早くもテンションあがったところに、まさかの「Let it go」。
振りが激しくなりましたね。なにやら大変そう…という。(ちゃんと見たれ)

そして、はたと
「この曲…まさかクリスマスに歌う頃には、あのパルコバージョンで歌うんじゃ…!」
と自分が行けないライブのことを妄想して悲しい気持ちになるという
ほんとに杞憂なことをしていました。

「ミモザ」を歌いおえてご挨拶。

「満員御礼ありがとうございます」
マンインオンレイ、にビブラートかけてふざけるてっちゃん。
ふられてやってみる酒井さん。昭和的おどけっぷりハンパなし。
やっぱリーダーがうまいね的なヨイショをするところまでの勢いもハンパなし。

名前のついていないふたりのこんな関係性から、というヤスのモノローグから
「ひとり」だったのが意外だった。なんて言ってたのか次回はしっかり聴きたい。
黒ぽんのモノローグから、「真夏の夜の夢」。

階段が今回はステージングにかなり使われていて、立体的に見えます。
なので…ぜひ皆さんカッコよく座っていただきたい。

そしてまたまさかの「あたらしい世界」に泣きそうに。
すごく久しぶりにライブの初心を思い出した。
初ライブの苗場で、この曲が本編最後だったんだー。
歌い終えた彼らがひとりひとり舞台をはけていったときに、はっと我に返った
あの時の「いやだ、終わらないで」という気持ち。
曲の思い出です。

「ここらでFOR FIVE っぽいコーナーにいきましょうか」という黒ぽんの投げかけに
私を始め会場もきたきた!と湧いたわけですが、
「っぽいって、僕はまったくわかりませんでしたけど!」というヤス。

そんなやりとりの合間に、後ろに用意された機材に、北山さんがスタンバイ。
「これなに?」というメンバーの声に「…ボコーダーデス」

「…チョットセッテイガマチガッテマシタ」、と時差あるお答えに、ヤス曰く
「北山さんの設定がいつもとちょっと違っているのかと思いましたよ」
なんとなくありえそう(笑)

もちろん、「astro note」
思わず天井をみあげながら聴いてしまったほど、空間を包むように
響いてきた壮大さと、その響きをつらぬくような北山さんの声。
声が大きくてまっすぐで。拍手喝采。

そしてこの曲はいったいどんな風に歌うんだろうと思っていた
「Your Hero」。
ユタカさん、なんかド派手なことしちゃうんじゃないかとうがってしまい失礼。
まっすぐ歌う姿にほれぼれ。こんな風に聴きたかった。ぐさっと受け止めたよ。
そうだ、歌声一本で勝負してきたひとたちでした、と改めて。

「Soul Song Juke」…いかがなものかと思いますが
ユタカさんにもってかれすぎてしまって、上の空で聴いてしまった。

アカペラで、と「星屑の街」。
セルゲイでの印象が強すぎて、これも最後の曲というイメージ。

前回ツアーから、インターミッションを全員ではけて全員で着替えてくるのではなく
ステージに2:3で残って後半へつなげていくスタイルが定着しつつあるのかな。

今回残るは、黒ぽんと酒井さん。

「…ふたりとりのこされましたねぇ」と口火をきった酒井さんに、
「なんかきっとお祝いしてくれるんだよ!」とそわそわぽよぽよする黒ぽん。

「(酒井さんを指差して)誕生日?」「なんでよ!」というボケとツッコミ、
なんかこの朴訥コンビらしいというか(笑)

だってもう「あれだ!」とうれしそうに言う黒ぽんに、客席からも
つっこみたくなるもんね(笑)

「なに、なんか思いついたの?って顔しているけど」
「20周年だ!」
 
「え、まさかオレがSCSに入部して早々に拾われた、
クロサワ、サカイ、ヤマダ、○○、ゴロウさんの五人で黒沢バンド、略して黒バンの?」
「3年くらいしか稼動してなくて17年やってないのに?」

どうやら、お祝い縛りははずれていなかった、というのと
なるほど、そのつなぎで歌うのか~という感心と。


ベース酒井さん、そしてリード黒ぽんで始まったものの、
途中ぴたっと止まって、セカンドもサードもやるめまぐるしさ(爆笑)
ふたりアカペラチャレンジング!
忙しくて笑えちゃうんだけど、その忙しさと一所懸命さがめちゃめちゃ愛おしい。

チケット代に含まれない余興的位置づけなこと、と酒井さんは言ってたけど
全力でありがとう。当時に思いをはせられる貴重企画!


歌い終えたところに3人が上手から入ってきて、f と書かれた赤い不二家らしき
リボンつきケーキ箱を「おめでとう」と各一箱プレゼントされ、黒バン退場。
ケーキはリーダーの手作りらしいよ(笑)

今、黒沢と酒井が一緒のバンドだったとやったけど、
この3人(村・安・北)ではやっていないんだよな、とてっちゃん。
「なのでいまやります」に会場湧く。

僕は3ヶ月くらいしかSCSじゃないしという北山さんのことばからも
いかにゴスペラーズというグループが部内で特別だったかを知る。

この時点で3人は衣装替えして出てきているんですが。

うおおお、全員ラブマシンか!

と速攻つっこんだ、金色サテンジャケットに、黒シャツ、黒パンツ。
サイドに金色ライン入り。
や、確かにダークな感じでと思っていたけどまさかの黒×金。
ジャケットにしてもパンツにしてもなんかもうちょっと似合う型があると
思うんですが、どうなんだろうか。
そして、年末に届いた会報に「今回のツアーのイメージカラー、シャンパン色」と
あって、なんかぎゃふんとなった感じ。随分色の濃いシャンパンですね、みたいな。

そんな中、てっちゃんが「おれリーダーやります」即決。
そして即指示、「安岡、グループ名考えろ」

リーダー名冠して村上てつやとなんとかかんとかがいい、というてっちゃん。
衣装もゴールデンだから、クラシックな感じでゴールデン○○ズがいいと思う、
というヤス。

「北山さんも、考えてください」に、「ええっと…」と言いよどんだ北山さん、
本気のためいきつかないでくださいよ!とヤスに肩つつかれる。

会場に決めてもらうのはどうか、と行ったのはヤスだったかてっちゃんだったか、
で、すぐに飛んだ声が「沼津ー!」

きた、ゴールデンヌマヅ。

ヤス、ひっくりかえって笑ってました。「それ100点の答えだよ!」
ということで即決。
これ、毎回ツアーのご当地ネタもとりいれたりしながらの人気コーナーになりそうね。
こちらはクラシックに「ダイアナ」を。

ふたりも着替えて出てきて、「入る?」と誘われ、
「ヌマズ1・2はもう決まっているから」、の北山さんのことばに
「やーよ、一番下なのは!」と酒井さん。


ニューアルバムからアカペラといえばこの曲。
バリさん呼びいれて、「Love me! Love me!」

軽快なアカペラナンバー、こういうの大好きです。
試聴のときは北山さんの発音に撃ち抜かれたのよ。
いれかわりたちかわりで僕を選びなよ、選ぶよって言われるの、
悪い気しないよね(笑)

終わるや否やの「パスワード」がきた!
Loveつながりといえば確かに…
しかしなんだかこのあたりで消化しきれない感じに(笑)

福ちゃんのかき乱されるようなギターリフ、おおおーきたー!
段上にハットを斜めにかぶったジャクソン黒沢。
FOR FIVEっぽいコーナー戻ってきた!

この曲イントロでの黒ぽんのシャウトが、ギター?と感じるところがあって
もう本当に黒ぽん自身がよく鍛え上げられた楽器だと思わざるをえない。

「CLASH」、マイケル黒沢頑張った。踊った。
一瞬ドラえもんに見えるところがあるなんて言わない。
この曲の感じ、他4人が止めに入る感じが好きだー。


舞台からはけた黒ぽんがいないまま、続いて「2080」。
途中から戻ってくるんだけどね。
21世紀の80年代、キラキラ感がもうたまりません。
ライブ映えこのうえなし。この曲のライティングがすごくキレイだった。

それぞれのソロ曲を聴いていて本当に思うけど、ゴスって
ひとりひとりが声量あるんだよね。
全力で伝わってくるひとつの大事な要素に思う。

そして、てっちゃんが腰を振りながら、ひとり大きく手振りを加えて、
ひとり盛り上がった感のあるダンスをしていたのね。謎のダンス。

なんかそういう動きしたくなるのよくわかる!みたいなんだけど、
年末に紅白かレコ大をみていて、きゃりーぱみゅぱみゅが同じダンスしていた。
ネタ元はここ?!

黒沢、汗とまらないだろ、と。てっちゃんの気配り。
お水を飲みに行っている間、曲後のMCにて、てっちゃんが2080を、
ニーゼロハチゼロと紹介して、ほうと思っていたら、気になっている人も
いるだろうからとのことで何と言えばいいのかの話に。

作者酒井さん曰く、
「未来の年号なんです。だから、にせんはちじゅうでも、にーぜろはちぜろでも
トウェンティエイティでもトゥーサウザンドエイティでもいいんです」と。

なめらかな英語発音に会場からひゅーという声が飛んで、てっちゃんが反応。
「俺はニーゼロハチゼロでいかせてもらいます」
うん、それがいい(笑)

「BRIDGE」と「ゆくてに」。
「ゆくてに」を聴けて嬉しかったなあ。
まあるい、とか、ふうわり、みたいな気持ちになるよ。
手の中にひろがるいろんな思いを、酒井さんはやさしく包み込んでいました。

「終わらない世界2009」で久しぶりのfly to the sky!
G10DVDのせりあがってきた北山さんの笑顔と共にこれは私の始まりの曲(笑)

なりきりは「愛の歌」にて。
てっちゃんの指導でぐいぐい引っ張られて行く会場。
♪ラララ聴かせて、の「せ」と「て」に気持ちこめて、というのがなるほどという感じ。
「ラララ聴かせて」に続けて「この言葉 届けて」というフレーズを。

会場全体あったまった状態にて、お待ちかねの灼熱の後半戦。
「ギリギリSHOUT!!」と「1.2.3 for 5」
そうだよ、FOR FIVE ツアーにこんなにもぴったりの曲はないね!

盛り上がったところで一丁締め的に本編終了。
なんだか飲み込むのが大変なセットリストだなーという印象(笑)
これ演るのは本当に大変だろうと。

アンコールにこたえて、出てきた5人、ご挨拶。
もはや、全員が何をしゃべっていたか覚えていないですが、
「来て良かったなーという目をしてらっしゃるんで、僕もこんな目で
お返ししたいと思いまっす!」とオデコに手をあてて会場に目をむいた
酒井さんはさすがだと思った。なんていうかまっすぐいかない(笑)

アンコールは2曲、「NEVER STOP」と「永遠に」
大好きなアンプラグド。
そして終盤、黒ぽんはマイクオフ。

何度聴いても「遥か時を越え永遠にどんなに遠く離れてもいつまでも」
のところ、ぐっとこみあげるものがある。
これを、毎回聴けるのは自分としても切ないけど、喜びでもあるな。

マイクを通さないで会場に、1階の後ろのほうにいる自分にまで届く、響く
黒ぽんのリードには感動。
うるうると、拍手喝采でそのステージは終わったのでした。

珍しく?!下手カーテン際で後手に振った酒井さん。
背中はスーツの色が変わるほどの汗。
BLITZこけらおとしでの、休暇前お別れを思い出したけど、
会場のいい拍手、歓声、歌声へのゆーじさんなりの気持ちの表れだったら
嬉しいなと。

その舞台を自分もつくっていた一期一会の時間は、思い出しても
すごくゆたかな気持ちにさせてくれる。


今回はPA席の後ろだったので、コックピットからステージを観ている気分。
ああ、このつまみで黒ぽんの音を調整するんだー、とか
てっちゃんの声が大きくなった!とか。
社長がこんなに音響さんや舞台監督さんにライブ中に耳打ちするものなんだとは
初めて知ったというか。
常に青白く明るいし、スタッフさん達の動きが視界に入ってくるので、
なんとも忙しない席なんだけど、ライブって本当に色んな人や機材に
支えられているんだなーということがしみじみ感じられたのでした。

ただ、途中で「すいません、もう少し全体的に音小さくしませんか」と思ったのは
久しぶりのライブだったからかなー。

いやいや、それでもこれだけ跳んだり跳ねたり踊りっぱなしのラインナップ。
エンターテイメントとしてゴスペラーズらしさがまだ高みにのぼっていく姿には
感服です。
ほんと、なんて、やりたいことを考え抜いて挑戦していくひとたちなんだろう。

--SETLIST--

STEP!
It’s Alright~君といるだけで
靴は履いたまま
Let it go
ミモザ
ひとり
真夏の夜の夢
あたらしい世界

astro note
Your Hero

Soul Song Juke
星屑の街

黒バン(黒・酒)
村上てつやとゴールデンヌマヅ(村・北・安)

Love me!Love me!
パスワード
CLASH
2080

BRIDGE
ゆくてに
終わらない世界2009
愛の歌(なりきりゴスペラーズ)

ギリギリSHOUT!!
1.2.3 for 5

--アンコール
NEVER STOP
永遠に


公演時間は約2時間40分でした。
タクシー会社さんに連絡先をもらっていたので出たらすぐに電話して
配車してもらえました。

覚書: 目印はバーミヤンが便利。

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