先月の不可思議な出逢いから再会、更に数日後の出会いで、物語は連日続いていた(詳細は、ガイド会の海ブログ・・・先月の
「不可思議な出逢い・・・。」をご覧下さい)。
数日後のある日、僕は、母子クジラに慣れてもらう為に、母クジラが水中で止まって休んでいる所に子クジラが授乳したり遊んだりしている時間に僕だけがスノーケリングで入って刺激しない程度の距離で観察を続けた。
ブロー(息継ぎ、子クジラは2、3分おきに繰り返す)をする為に子クジラが浮上してきても追わず、じっと観察した。
そのうち、子クジラの方が寄って来るようになったけど、母クジラを刺激しては元も子もないので動かずに子クジラを見ていた。
そして、僕が水深10mの母子クジラの真上の水面で待っていても、子クジラはフィンに当たるぐらいの距離で浮上してくるようになり、母クジラもそれを大して気に留めない様になっていた。
それから、少人数のゲストと共に観察をしている最中にも、ゆっくりと浮上しながら、僕のフィンにぶつかって来たり、凄くゆっくりと真っ直ぐに浮上して来ると思ったら、構えているカメラに当たって来たりと、
日に日に僕らと子クジラの距離は縮まっていった。
母クジラもブローの為に浮上する。そして、数度のブローを繰り返し、また潜り、水深5m~15mの辺りで留まり休憩する。
この時に、クジラにとってはゆっくり泳いでいるが、僕らにしてみれば体格の差、泳ぎの差は歴然で、刺激にならないように離されない様に、ともかく泳いだ。
また、休憩を止め動き出した時にも、再度慣れてもらう為にも、ともかく一緒に泳いだ。
(タニタの体重計の体脂肪率を7.0%とか8%前後を推移している僕が、終いには5.1%まで落ちたのだから、その運動量は半端なものではなかったという事でしょう。)
そして、日が経つにつれ、母クジラとの距離も縮んできた。
始めの頃は、子クジラを刺激するゲストが居たら、すぐに子クジラの元に行き、連れ去ってしまっていたのだが、好奇心旺盛で遊びに来る子クジラと一緒に僕らに近づいて来る事も多くなった。
数日後は、エスコート(雄クジラ、子クジラの父親ではない)が付くようになったが、大人しいエスコートの時には、一緒に水中で休憩していた。
時折、母クジラと一緒に、ブリーチングなどのパフォーマンスの練習をしたりもした・・・。
ずっと、久米島の御願埼灯台付近にいた母子クジラも、3月中旬以降には、渡名喜島方面に少しずつ移動をしていった。
そろそろ、旅立ちの日が近づいてきたらしい・・・・・。
厳しい旅での母子クジラの平穏を祈りつつ、そして、大人になって独立した子クジラとの再会を夢見ながら、夕方、帰港の途に就き今シーズンのホエールウォッチング船は終了した。
今季は、カメラに取り付けてGO-Proで動画も撮りました。その中のトピックス映像の一つです。
僕が映っている場面は、出来事に焦ってカメラのガラスポートを確認している場面です。
シャッター音も面白いですよ・・・・(^^;)。
映像では、少し解り辛いですが子クジラがとてもゆっ~くり浮上してきたので、
お蔭様で子クジラも僕も僕のカメラハウジングのガラスポートも、何事もなく無事でした・・・( ̄▽ ̄;)。
ポートにゴンっ! 久米島ダイブエスティバン WW船
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