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会長が行く!!!

才能は心に宿る。
想いが強ければ
きっと届くはずです。
感じたこと、海の不思議を中心に綴っていきます。

プロの仕事・・・・。

2014-02-14 01:55:14 | 冬の風物詩




ここ数日、天気の悪い日が続き、ホェールウォッチング一日コースも連日苦戦を強いられている。


今日も後半戦の爆発が無かったら、ゲストに対して申し訳ない想いで一杯だったであろう・・・・。


では、天気の悪い日に出航しなければいいのだが、これも出てみない事には予測が付かないもので、


五年前のシーズンでは最悪の天候の日がボートから見るパフォーマンスも水中での出逢いも最高の一日だった事もある・・・・。




雨風に目を凝らしながらザトウクジラのブローを探していると、彼女の事を想い出す・・・・。




雨風や波飛沫に晒されながら操舵室の外で、操舵室の陰に入る事もなく、サングラスでカバーされたコンタクトレンズの入った目を凝らしながら、


どんな遠くのブローも見逃すまいと必死に探していたあの視線を・・・・。


プロ意識が強く、僕が「こんな日は中に入ってろ!!」と言っても聞かず、決して妥協しない人だった・・・・。


帰港時に、ようやく操舵室に入って来る頃には、雨風や波飛沫に長時間晒された眼は充血し、唇は寒さでチアノーゼのように変色し、身体をブルブル震わせて座っていたっけ・・・・・。




今でも、ふと気が付くと彼女が操舵室の隣でブローを探しているような気になる・・・・。



そんな時、僕は気を取り直して操舵室の陰に隠れてブローを探しているスタッフ・ユタカに言う・・・・。


「しっかり周りを見て、ブロー一つも見逃すんじゃねえぞぉ~・・・・(^^;)」


「はい~・・・・!Σ( ̄□ ̄;)!!」



・・・・・ユタカが答える・・・・・。



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想い出・・・・。

2014-02-14 01:52:16 | 冬の風物詩



ホェールウォッチング船一日コース4日目。

まだ、本調子でないが、水中もなかなかだし、まあ、順調に進んでいる・・・。


今日もお昼頃の2時間程、水中でじっとしている2頭のクジラが居たので、ゲストと一緒に水面から観察していた。

じっと興味深そうに、こちらを見ている彼らに、「君たちが来るまで待っているから・・・。」っと、念じながら・・・・。

でも、僕自身、実は、時折、潜って彼らに近づきたくなる欲求に捕らわれる・・・。


そんな時、彼女の言葉を想いだす・・・・。


「貴方は普通に20m30mスキンダイビングで潜れるかもしれないけど、一般のダイバーはそうではないの・・・・。

それに、もし、じっと水面から観察している自分とは違う動物の中から、自分に近づいて来る者がいたら、クジラだってびっくりするかもしれないでしょ・・・・。」



・・・・は~い・・・(^_^;)

ともすれば、子供が遊びに没頭するかのように入ってしまう僕に、よく、諫めの言葉をくれたものだった・・・・(^^;)

・・・、ありがとう。今年も、また、クジラ達と良い関係が築けそうです・・・・・。



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回想・・・。

2013-04-25 15:56:19 | 冬の風物詩




人間はイルカの事やクジラの事・・・・、つまり、僕の事で言うと、僕はザトウクジラの事を、多分、全くと言っていいほど知らないのだろう・・・・。

僕が知っているそれは、水中だけで生きている生物が、像が鼻で水を飲んでいる場面だけを見て、水中から像の全てを知ろうとするようなものなのだと思う。
 

僕のガイドの持論なのだけれども、「コミュニュティーに入らなければ、その生き物との未来のコミュニュケーションは測れない。」

自然の生物を探究するガイドダイバーとしては、それは、永遠のテーマなのかも知れない・・・・。

ザトウクジラのシーズンから少し経ったこの時期に、今年の自分を見つめ直しながら毎年思う。


「今年の僕は彼らにとって、どういう存在だったんだろう・・・・。」



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運命の出逢い・・・・終章。

2013-03-31 18:30:34 | 冬の風物詩





先月の不可思議な出逢いから再会、更に数日後の出会いで、物語は連日続いていた(詳細は、ガイド会の海ブログ・・・先月の

「不可思議な出逢い・・・。」をご覧下さい)。






数日後のある日、僕は、母子クジラに慣れてもらう為に、母クジラが水中で止まって休んでいる所に子クジラが授乳したり遊んだりしている時間に僕だけがスノーケリングで入って刺激しない程度の距離で観察を続けた。

ブロー(息継ぎ、子クジラは2、3分おきに繰り返す)をする為に子クジラが浮上してきても追わず、じっと観察した。

そのうち、子クジラの方が寄って来るようになったけど、母クジラを刺激しては元も子もないので動かずに子クジラを見ていた。

そして、僕が水深10mの母子クジラの真上の水面で待っていても、子クジラはフィンに当たるぐらいの距離で浮上してくるようになり、母クジラもそれを大して気に留めない様になっていた。












それから、少人数のゲストと共に観察をしている最中にも、ゆっくりと浮上しながら、僕のフィンにぶつかって来たり、凄くゆっくりと真っ直ぐに浮上して来ると思ったら、構えているカメラに当たって来たりと、

日に日に僕らと子クジラの距離は縮まっていった。









母クジラもブローの為に浮上する。そして、数度のブローを繰り返し、また潜り、水深5m~15mの辺りで留まり休憩する。

この時に、クジラにとってはゆっくり泳いでいるが、僕らにしてみれば体格の差、泳ぎの差は歴然で、刺激にならないように離されない様に、ともかく泳いだ。

また、休憩を止め動き出した時にも、再度慣れてもらう為にも、ともかく一緒に泳いだ。

(タニタの体重計の体脂肪率を7.0%とか8%前後を推移している僕が、終いには5.1%まで落ちたのだから、その運動量は半端なものではなかったという事でしょう。)









そして、日が経つにつれ、母クジラとの距離も縮んできた。

始めの頃は、子クジラを刺激するゲストが居たら、すぐに子クジラの元に行き、連れ去ってしまっていたのだが、好奇心旺盛で遊びに来る子クジラと一緒に僕らに近づいて来る事も多くなった。

数日後は、エスコート(雄クジラ、子クジラの父親ではない)が付くようになったが、大人しいエスコートの時には、一緒に水中で休憩していた。









時折、母クジラと一緒に、ブリーチングなどのパフォーマンスの練習をしたりもした・・・。










ずっと、久米島の御願埼灯台付近にいた母子クジラも、3月中旬以降には、渡名喜島方面に少しずつ移動をしていった。

そろそろ、旅立ちの日が近づいてきたらしい・・・・・。









厳しい旅での母子クジラの平穏を祈りつつ、そして、大人になって独立した子クジラとの再会を夢見ながら、夕方、帰港の途に就き今シーズンのホエールウォッチング船は終了した。




今季は、カメラに取り付けてGO-Proで動画も撮りました。その中のトピックス映像の一つです。

僕が映っている場面は、出来事に焦ってカメラのガラスポートを確認している場面です。

シャッター音も面白いですよ・・・・(^^;)。

映像では、少し解り辛いですが子クジラがとてもゆっ~くり浮上してきたので、

お蔭様で子クジラも僕も僕のカメラハウジングのガラスポートも、何事もなく無事でした・・・( ̄▽ ̄;)。




ポートにゴンっ! 久米島ダイブエスティバン WW船





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危ない・・・・( ̄▽ ̄;)

2013-03-30 15:43:19 | 冬の風物詩





「危ない!!」・・・・・・・、もう~、カメラポートが・・・・、・・・・・・ではなくて、君が怪我するよ~



本当にもう~、止めてよね・・・・・・・いや、そんな顔されたって・・・・・









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