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水戸散策(水戸東照宮~偕楽園)

2023年05月03日 | おでかけ


( 今日のパンケーキ(オリジナルパンケーキ@シーバーズカフェ) から続く)

日立駅から常磐線各駅停車線に乗って水戸に向かう。日立駅から水戸駅までは約30分ほどかかった。水戸駅の改札を抜けると、駅北口に出た。まずは駅から歩いて水戸東照宮に向かう。


水戸東照宮は徳川家康を祀った神社で、水戸初代藩主徳川頼房が1621年に創建した。その後、太平洋戦争で社殿は焼失し、東日本大震災を経て、一昨年、社殿・社務所・境内の復旧を終了したとのこと。
宮下銀座商店街の入口付近から階段を昇って、境内に向かう。


鳥居をくぐって一礼すると、正面には社殿があり、その左手に社務所があった。


手水舎で手と口を清めると、まずは社殿で参拝する。社殿の入口から拝殿に続く門の天井に描かれる天井画には、スズメやメジロが描かれていた。


拝殿で参拝をすると、社務所に向かう。持参した朱印帳に御朱印を頂こうと思ったのだが、残念ながら書き置きしか頂けないとのこと。今回は諦めた。
境内には安神車という車が展示されている。この車は水戸藩九代の藩主斉昭が作らせた戦車で、大牛一頭に引かせた車に連結し、歩兵隊を従えて行動を助けさせたというものである。実践には使用されたことはないとのことだが、日本最古の鉄製戦車と言われているとのことである。


東照宮を後にする頃には、上空に雲が広がってきた。東照宮から水戸偕楽園に行くことにして、常磐線の線路沿いに歩いて行く。水戸駅と偕楽園の間には「千波湖」という湖がある。


「千波湖」には白鳥やカモといった野鳥がのんびりと水面を泳いでいた。「千波湖」と桜川の間には遊歩道が設けられていて、その遊歩道の一隅に白鳥が巣を作っているのが見えた。


白鳥を刺激しないように、遊歩道を歩いて偕楽園に向かった。
偕楽園金沢の兼六園岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つで、水戸藩九代の藩主斉昭が創設した庭園である。東門から庭園の中に入る。


庭園は梅の名所として有名だが、その他にも四季折々の見所がある。といっても既にツツジの花はしおれていて、梅の木には青い梅の実がたわわになっていた。
偕楽園の北には「表門」がある。この門は偕楽園の正門に相当する他、庭園の中に設けられた徳川斉昭の別邸として建てられた「好文亭」の表門にもなっている。この門は戦災を免れ、建設当初の姿を今に伝える貴重な門であり、松が多く使われているとのこと。木部と板壁は松煙を塗り、黒く仕上げられていることから「黒門」とも称されているとのことである。


「好文亭正門」を抜けると正面に「一ノ木戸門」がある。


この門を抜けて、杉木立などを経て「好文亭中門」を入る。


この順路は「偕楽園記」に記された陰陽の世界を堪能できる創設時からの順路と言われている。
「好文亭」の名は梅の別名「好文木」に由来し、二層三階建ての「好文亭」と平屋建ての奥御殿を総称して「好文亭」と読んでいる。


各所に創意工夫と酒脱さを感じさせた建物で、特に三階楽寿楼からの千波湖や梅林などの眺めは素晴らしいものがある。


日が傾いてくると、偕楽園を後にした。バスで水戸駅まで行くと、まずは一旦お茶をして疲れを癒やした後、夕食を食べて帰宅の途につく。帰りも特急に乗ったが、電車の車内は行きほど混んではいなかったものの、空いてはいなかった。
東京駅からは中央線特別快速電車に乗って帰宅する。日野駅に到着すると、上空には暗い空が広がっていて、東の空高く、月が煌々と光っているのが見えた。


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