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ワイヤレスフラッシュシステム(FlashQ Q20Ⅱ)(実践編)

2021年06月05日 | カメラその他


今日は晴れときどき曇り。先日、OMDオーナーズケアプラス窓口から連絡があり、ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1X」の定期診断のため、宅配業者が今日の午前中に集荷に来るということなので、9時に起床した。カーテンを開けると、上空には厚い雲が広がっていた。
今日は暦の上では二十四節気の芒種である。この時期は穀物の種まきをする頃との意味がある。昨日降った雨で濡れた路面はほとんど乾いているものの、ベランダの外に出ると空気が湿っぽくて、少し蒸すような陽気である。

集荷の宅配業者は10時頃に自宅に来た。レンズを付けたカメラからSDカードを取り外し、カメラをそのまま宅配業者に預ける。定期診断ではカメラ本体以外にレンズ1本と付属のバッテリーも無料点検をしてくれる。前回はカメラとバッテリーのみ点検をしたが、今回はレンズも点検してもらうことにして、超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」をカメラに装着して、宅配業者に預けることにした。宅配業者は玄関で梱包を済ませると、伝票を交付して搬出していった。カメラが再び手元に届くのは1週間後くらいになりそうだ。
昼前になって雲が切れると青空が広がってきて、空が明るくなってきた。日が射してきて、団地の前庭の木々の緑が濃く見える。南よりの風が吹いていて、団地の前庭に咲いていた黄色い花が風に揺れていた。木々の茂みの中からは鳥のさえずりが聞こえた。

日中は曇りで、上空には再び厚い雲が広がった。昼間の最高気温は25℃をこえて、夏日となった。強い南よりの風が吹いていて湿度が高く、蒸し暑い陽気である。雨は降っていないが、いつ雨が降ってもおかしくないくらいに上空には厚い雲が浮かんでいて、空気が湿っぽく感じられる。
今日は緊急事態宣言下ということもあるが、特に出かける予定も無く、家でゆるゆると過ごすことにした。そこで、今日は、先日購入したワイヤレスフラッシュシステム「FlashQ Q20Ⅱ」を使ってみることにした。

添付されているクイックマニュアルには必要最小限のことしか書いていない。とりあえず、本体にeneloop proを2本入れ、ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M10 MarkⅡ」に装着してみる。
撮影に使用するのは「りんかる」のぬいぐるみである。このぬいぐるみは10年前に派遣された東京臨海高速鉄道株式会社「りんかい線」のマスコットキャラクター「りんかる」のぬいぐるみで、1年の派遣期間を終えた時に記念にもらった商品である。大中小の3種類のぬいぐるみをもらったのだが、このうち、大きいぬいぐるみと次に大きいぬいぐるみは家族を通じて他人の手に渡ってしまった。なんとか小さいぬいぐるみだけは死守したが、もう手に入らないのが、今でも後悔している。

このぬいぐるみをテーブルに置いて写真を撮る。空は既に暗くなっていることもあって、室内も薄暗い。部屋の明かりを点けて写真を撮った。カメラには標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡR」を装着し、カメラ側の設定は撮影モードをPとして、カメラの設定で撮ってみた。
(1/80sec / F5.6 / ISO2500 )


普段はフラッシュを使わず、自然光または室内光で写真を撮っている。フラッシュを使うと色あいが異なってしまうのと、被写体が光ってしまうあるいは影ができるためである。実際、カメラに付いているフラッシュで写真を撮ると、被写体のぬいぐるみを含めて壁やテーブルが光って、写真が白っぽくなってしまった。
(1/80sec / F5.6 / ISO200 )


ここで、ワイヤレスフラッシュシステム「FlashQ Q20Ⅱ」を使用して写真を撮る。ワイヤレスフラッシュシステム「FlashQ Q20Ⅱ」はフラッシュと動画ライトが付いている。まずはフラッシュで被写体に直接光を当てて撮ることにした。
まず、カメラ側の設定だが、撮影モードをMにして、ISO感度をAUTO以外で使用する。 

ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M10 MarkⅡ」のISOはLOW及び200~25600となっている。LOWは具体的な値が分からないので、ISO200で固定して撮影してみることにした。
ちなみにこのフラッシュのガイドナンバーは20(ISO100)となっている。ガイドナンバーとはフラッシュの光量(光の強さ)を示す数値で、
到達距離(m)=ガイドナンバー(GN)×√(ISO/100)÷絞り(F値)
の式で光の到達距離が求められる。
これを念頭にすると、上式から
到達距離(m)=20×1.414÷絞り(F値)
       =28.28÷絞り(F値)
となる。

さて、実際にワイヤレスフラッシュシステム「FlashQ Q20Ⅱ」ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M10 MarkⅡ」に装着した。撮影モードをMにすると、シャッタースピード/絞り/露出がそれぞれ1/2sec/F9.0/-1.7となった。これでは手持ち撮影をしたときにどうしてもぶれる、そこで、シャッタースピードを1/80secに設定すると、1/80sec/F9.0/-3.0となった。しかも露出値は点滅しているので、露出不足ということになるが、これ以下には設定出来ない。
これで無理矢理写真を撮ってみる。まずは被写体に直接フラッシュの光を当てて撮ってみた。フラッシュの光の強さは最大値を1とすると、1/64、1/32、1/16、1/8、1/4、1/2、1の8段階で調整出来る。まずは光量を1/64にして撮ってみた。
(1/80sec / F10 / ISO200 )


次は1/8である。
(1/80sec / F10 / ISO200 )


続いて1で撮ってみる。
(1/80sec / F10 / ISO200 )


先ほど、カメラに付いているフラッシュを使って写真を撮ったときと同様、被写体や壁、テーブルの床がフラッシュの光を反射して、画面が白っぽくなってしまった。
今後は被写体に直接光を当てずに天井に光を当てて撮る。カメラ本体に付いているフラッシュと違って、このワイヤレスフラッシュシステム「FlashQ Q20Ⅱ」の発光ヘッド部分は上方向に0°から45°、60°、75°、90°まで5段階に角度を切り替えることが出来る。ちなみにテーブル面から天井までの高さは約1.5mあるので、天井が100%光を反射するとして、カメラから被写体までは3mの距離があることになる。もっとも、天井は白い壁なので、天井の反射率をどれくらいに想定するかで光量が決まってくるわけである。そのため、適切な光量は、実際にやってみないと分からない。


まずは光量を1/64にして撮ってみた。
(1/80sec / F10 / ISO200 )


次は1/8である。
(1/80sec / F10 / ISO200 )


続いて1で撮ってみる。
(1/80sec / F10 / ISO200 )


自分的には光量を1にして撮ると、自然光で撮ったような自然なライティングになった。先ほどのガイドナンバーの式に絞りの値を投入すると、到達距離は2.8mなので、天井は90%くらい光を反射したことになる。このあたりはISO感度を加減して、光量重視で撮るか、ISO感度重視で撮るかの二択になると思われる。ISOを高くすると、画質が悪くなる。といって光量重視で撮ると、今度はフラッシュの充電時間が長くなる。どちらを選ぶかはその時の判断である。
今度は動画モードで撮ってみる。このモードは発光ヘッドが点灯せずに、動画用のLEDライトが常時点灯する。この状態にして撮影をしてみた。フラッシュとどれくらいの光量の差があるのか見てみることにして、光量を1にして撮ってみる。
(1/80sec / F6.3 / ISO200 )


かなり暗い。焦点距離42mmでは全く暗かったので、被写体に寄って撮ってみたのだが、それでも暗い。
やはり動画モードは照明の1つとして撮影するのが適切のようである。ちなみに光量を1にしたまま、カメラの撮影モードをPにして撮ってみた。
(1/60sec / F4.1 / ISO800 )


次は1/64である。
(1/60sec / F4.1 / ISO5000 )


光量を1/64にしても、見かけはあまり明るさが変わらないように見えるが、光量1の場合のISOは800であるのに対し、光量1/64にするとISO5000になる。この差は大きい。
次に、フラッシュを外し、ワイヤレスのオフカメラフラッシュとして使用してみることにした。フラッシュ本体の電源を入れ、トランスミッターの電源を入れる。トランスミッターの電源を入れると背面のステータスインジケーターが点滅するということなのだが、いっこうに電源が入らない。

ふと、ここで、トランスミッターの充電をしていなかったことに気が付いた。最近エネループを使うようになって、製品出荷時に充電されているのが当然と思い込んでいたのは迂闊だった。
さっそくトランスミッターの充電を行う。付属のケーブルを使用し、トランスミッターの本体にあるUSB端子と接続すると、充電を行う。充電中は充電インジケーターが赤色に点灯する。


充電が完了すると、充電インジケーターが消灯した。フル充電に要する時間は約1時間半ほどである。


トランスミッターをカメラのホットシューに装着し、トラスミッターとフラッシュ本体の電源を入れて、ぬいぐるみの上斜方前面にフラッシュを掲げて、撮影をしてみる。
(1/80sec / F6.3 / ISO200 )


ぬいぐるみの影を楽しんでみるのもいいが、ぬいぐるみの背面にフラッシュを置いてりんかるのぬいぐるみのシルエットを撮るのも面白い。
(1/80sec / F6.3 / ISO200 )


撮り方によっては、ぬいぐるみに光が当たって、ぬいぐるみの色が影に映るのも興味深かった。
(1/80sec / F6.3 / ISO200 )


フラッシュを離れたところに置いて写真を撮ると、陰影が濃くなる。
(1/80sec / F9.0 / ISO200 )

こういう撮り方もいろいろと試してみたいところである。


とりあえず、ワイヤレスフラッシュシステム「FlashQ Q20Ⅱ」がそこそこ使えるようになったところで、今日の撮影は終了する。
深夜になって北よりの風が吹いてきた。


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