
今日は曇りときどき雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていたが、東の空の雲が切れて朝日が射し込んでいる。深夜に雨が降ったらしく、路面はしっとりと濡れていて、外は傘を差すほどではなかったが、小雨がぱらついている。今朝の気温は21℃で北よりの風が吹いていて、シメシメとした空気がヒンヤリと感じられた。
今日は1日職場で仕事をする予定となっており、電車に乗って新宿駅に向かう。新宿は雨は降っていなかった。上空には厚い雲が広がっていて、朝日が雲を通して薄日を地上に投げかけている。次第に明るくなってきた。
日中は上空に厚い雲が広がって日射しが無く、スッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は26℃と5日連続の夏日となった。北よりの風が涼しく感じられるものの、湿度が高くて少し蒸すような陽気である。昼間に外に出てみると、少し歩いただけで、汗が額にじんわりと浮かんだ。
定時を廻って、1日の仕事を終えると、精神的にかなりの疲労度を覚えた。明日は午前中自宅でテレワークを行い、午後は半休を取ることにした。疲れたので、今日は定時を廻ると、早めに職場を出て帰宅の途につく。
今日は帰りに夕食を食べて帰ることにしている。久しぶりに以前、購入した雑誌「ラーメンWalker東京2020」に掲載されていたラーメン屋に行ってみることにした。新宿駅から中央線快速電車に乗って、1つめの停車駅である中野駅で下車する。駅南改札を出て中野通りを南に進むと、中野五差路交差点に出る。この交差点を左に折れて、40mほど進むと、左手に中野郵便局が見えてくるが、その手前の角を左に折れると、角のビルの1階にラーメン屋「肉煮干し中華そば さいころ」がある。この店は以前、「さいころつけめん」を食べたことのある「肉煮干し中華そば さいころ 立川店」の本店になる。今日はこの店に入ることにした。
道路に面した店の中央に入口があるが、入口の外の右手に券売機があり、ここで食券を購入する。メニューは「肉煮干中華」「特製中華」「煮干中華」「油そば」「マシニボ肉中華」「マシニボ特製」「マシニボ中華」「肉つけ麺」「特製つけ麺」「つけ麺」「燕三条ラーメン」といった各種麺類と「背脂・玉ねぎ・生卵」「肉マシ・のり・ネギ・メンマ・味玉」といった各種トッピング類、「ごはんor麺大盛り」「肉盛orメンマごはん」「水餃子&ごはん」「水餃子(5ヶ)」「コーラ」「瓶ビール」「ハイボール」といった各種サイドメニューやドリンク等で構成されている。
食券を購入して店に入る。店内は道路に面するように厨房があり、厨房に面するようにしてカウンター席が11席直線上に設けられている他、右手の奥には3人掛けのテーブル席が1卓設けられている。カウンター席の左端の席に座ると、カウンターの上に食券を並べて料理を注文した。
注文したのは看板メニューの「肉煮干中華」と「水餃子&ごはん」である。更に雑誌に付いていた「味玉1個無料」のクーポンで「肉煮干中華」に味玉を付けてもらうことにする。
料理の注文を終えると、カウンターの上に重ねられたカラフルなガラスのコップの山から1つコップを手に取り、同じくカウンターの上に置かれた冷水のポットから冷水を注いで、まずは1杯お冷やを飲み干した。冷水のポットには氷とスライスレモンが浮かべられた冷水が入っていて、ほんのりとレモンの酸味が感じられて爽やかな味わいである。再び冷水をコップに注いで、卓上に置いた。
カウンターの上にはコップと冷水のポットの他に台ふきんが置かれている。卓上には醤油と酢、ブラックペッパーグラウンド、一味唐辛子、ラー油といった各種調味料の他、割り箸と楊枝、レンゲ、紙おしぼりが置かれている。
しばらくして最初に「肉煮干中華」「味玉」と「水餃子」がカウンターの中から出された。やや遅れて「ごはん」が出された。
底の浅い丼に入った「肉煮干中華」「味玉」の麺は太麺で褐色のスープに浸かっている。麺の上にはトッピングの味玉が1個と豚バラチャーシューが5枚、ナルトが1枚、メンマ、刻みネギが載せられている。ラーメン丼は赤い平皿に載せられている。
水餃子は3個入っていて、刻みネギがトッピングされている。
ライスは小さい陶製のお碗に盛られている。
水餃子に醤油とラー油を垂らした。
さっそく紙おしぼりで手を拭くと、レンゲを取ってスープを掬って口に運ぶ。スープの入ったレンゲを鼻に近づけるだけで、煮干しの濃い風味が鼻腔に広がった。サバ節とソウダ節を豪快に割って豚骨スープに投入し、厳選した 三種類の煮干と肉出汁で仕上げた香り高いスープに醤油ダレを合わせた醤油スープには、仕上油として煮干油が浮かべられている。少しこってりめながらもサラサラとした飲み口のスープは、旨みがたっぷりと詰まっていて美味しい。
続いて箸を取って麺を食べる。国産小麦を使った自家製の太麺はボリューム感があって、もちもちとした食感とつるつるとした喉越しが美味しい。少し手もみされたような麺に、たっぷりのスープとメンマや刻みネギが口の中に入ってくる。麺の太さに合わせたようなメンマはジューシーな味わいで、シャキシャキとした食感の刻みネギと共に食感のアクセントになっている。
麺を食べながら、チャーシューを食べる。毎日スープで煮込み柔らかく仕上げている豚バラチャーシューは赤身と脂身が半々で、厚みがある。柔らかく煮上げたチャーシューを口の中に入れると、スープを吸った赤身のジューシーな歯応えに、脂身のとろけるような甘さの組み合わせが美味しい。トッピングの味玉は黄身がトロリとしていて、濃い味わいがたまらない。つい、ご飯も一口食べてしまった。
麺をあらかた食べ終えたところで、今度は「水餃子」でご飯を食べる。「水餃子」は皮が厚く、もっちりとした食感である。皮の中には豚挽き肉にニラを加えた餡が入っていて、ジューシーな味わいで美味しい。つるんとした喉越しで、刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。水餃子が無くなる頃には、ご飯も無くなってしまった。
最後にラーメン丼を傾けてスープを飲む。最後の一滴まで飲み干すと、汗だくになってしまった。カバンの中のタオルを取り出すと、汗を拭いながらお冷やを飲み干す。美味かった。満足である。
空になった丼やコップをカウンターの上に上げると、席を立って店を出た。夕方から南よりの風が吹いてきて、更に湿度も高まったようだ。シメシメとした空気に少し不快感を感じながら、中野駅に戻る。改札を抜けて、中央線下りホームに昇った。
夜になって、東京の所々で雨が降ったようだ。中野駅周辺では雨に降られなかったが、ホームに滑り込んできた電車の窓には雨滴が流れた後があった。車内は混雑していて、しばらくは三密状態を我慢しながら吊革に掴まっていたが、やがて、三鷹を過ぎた頃に座ることができた。席に座ると、すぐに寝てしまったようである。
電車が日野駅に到着すると、改札を抜けて家路を急ぐ。北の方の空が時折、明るく光るのは、どこかで雷雲が広がっているのだろうか。雷鳴は聞こえないので、かなり北の方で雨が降っているようである。日野の上空には雲が多く浮かんでいるものの、雲の合間から暗い空も見える。
家に着いて風呂に入っていると、雨がパラパラと降ってくる音が聞こえた。雨は30分ほどで止んだようである。