
今日は曇りのち雨。今朝は上空を厚い雲が覆っていて日射しが無く、すっきりとしない空模様の朝となった。朝の気温は21℃で、ここ数日では久しぶりに気温が高くなった。南風が吹いて湿度が高く、空気がシメシメと感じられる。
朝、自宅を出て出勤すると、電車の車内や街中では上着を着たサラリーマンを多く見かける。今日から衣替えということもあり、上着を着る人も増えてきたようだが、まだ上着を省略しているサラリーマンも多い。かくいう自分もまだ上着を着る気になれない。職場では10月半ばまで夏休が取れることもあり、もう少し気温が低くなるまでは上着省略で通勤しようと考えている。とはいえ、朝晩涼しくなってきたので、今日も長袖のワイシャツを着て出勤した。
日中も上空にはどんよりとした雲が広がっている。昼間の最高気温は25℃で南風が強く吹いていて、湿度が高く、ムシムシとした陽気である。
今日のお昼は外で食べることにした。京王プラザホテルの東側を南北に伸びる東通りを南に歩いていくと甲州街道に出る。甲州街道を渡り、都営新宿線新宿駅6番出口に向かう所で、右手にカレーうどん屋「千吉 新宿甲州街道店」の黄色い看板が見えてくる。
今日はこの店に入店することにした。
店の出入口は2つあるが、10時~14時までの間は甲州街道側の扉が入店専用の扉となっている。自動扉を開けて店内に入ると店内は奥に厨房があり、その前のスペースに仕切板が設けられていて、仕切板沿いにカウンター席が7席配されている他、カウンター席の周囲に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が8卓配されている。
店員に促されて入口に近い2人掛けのテーブル席に腰を下ろした。席に座ると店員があわただしく、お冷やの入ったコップと紙エプロンをテーブルに置いていった。
卓上にはガーリックオイルと一味唐辛子、箸、楊枝、紙ナプキン、お冷やのポット、メニューが置かれている。お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
メニュー構成は各種カレーうどんとトッピング、サイドメニュー、ドリンクで構成されている。麺は千吉特製麺がデフォルトになっているが、全粒粉麺に変更することも出来る。カレーうどんの大盛りや辛口に変更することも出来るが、それは有料となる。
注文したのは基本メニューの「千吉カレーうどん」「大盛」である。ちなみにカレーうどんにはご飯と香の物が付く。料理を注文すると、お冷やを飲みながらしばらく待った。
やがて料理が一式トレーに載せられて運ばれてきた。
黄色いスープに浸かったうどんの麺は太麺の平打麺で、麺の上にネギと油揚げ、薄切りの豚肉が載せられ、刻みネギが中央に盛られていて、金属製のレンゲが添えられている。
お碗にはライスが盛られている。半ライスくらいの量である。
香の物は沢庵で3切れの薄い沢庵が小皿に載せられている。
まずはうどんを食べる。うどんの汁が撥ねてワイシャツに黄色いシミが着くのを恐れ、今回はちゃんと紙エプロンを付けることにした。箸立てから箸を取り、うどんを食べる。千吉特製麺のうどんはつるつるとした喉越しで粘りと弾力があり、もちもちとした食感である。
うどんを食べながらスープをレンゲで掬って飲んだ。コクのあるカレースープは和風だしにミルクを加えて作ったスープとのことで、クリーミーでじんわりとした優しい辛さが美味しい。だしの風味やスパイス感がうどんを引き立てている。
火の通ったネギが甘みを出していて美味しい。うどんの上に載せられた油揚げや豚肉が食感のアクセントになっている。箸休めに沢庵を食べながらうどんを食べた。
麺があらかたなくなったところで、うどんのスープにライスを投入し、雑炊風にして食べる。カレー雑炊といった感じで美味しい。サラサラとスープごとご飯をかき込んで完食した。旨かった。
卓上に置かれた伝票を持って入り口脇のレジで代金を払い、店を出る。じんわりと額に汗が浮かんできたので、タオルで汗を拭って職場に戻った。
午後は仕事。夜、仕事にひと区切りをつけて、帰宅の途に着く。夜になって風は止んだが、湿度が増してきて、空気がムシムシとする。
午後8時を過ぎたあたりで、空気中の水分の重みに耐えかねたかのように雨がパラパラと降ってきた。傘を差すほどではなかったが、少し急ぎ足で帰宅した。