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J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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【閉店】今日の朝食(ロースカツサンド@木村家)

2015年05月09日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は曇りときどき雨。今朝は上空を灰色の厚い雲が覆っていて、薄暗い陽気である。今朝の気温は17℃で少し、ヒンヤリとしている。しかし、湿度が高くて、空気が重く感じられた。
今日は出勤のため、早朝に家を出た。とはいえ、今朝はいつもより10分近く遅く起きてしまったので、家を出る時間も遅くなった。平日ならいざ知らず、土休日の朝は電車の本数も減っているのでこの遅れは如何ともしがたい。それでも、いつも早めに職場に着いているので、業務にはなんら問題は無いのだが、朝の余裕分が少し削がれた気分である。

いつもならコンビニで朝食を買って職場に行くのだが、今日は築地市場内の喫茶店でモーニングを食べていくことにした。ということで、場内にある喫茶店「パン・喫茶 木村家」に入店する。店内は入口にレジを兼ねた売場があり、奥に厨房があって、その間に4人掛けのテーブル席が6卓配置されている。一番手前のテーブル席が空いていたので、その席に腰を下ろした。


店頭の売店のショーケースの中にロースカツサンドがあったので、それを食べることにして、コーヒーをあわせて注文する。店頭で販売されているロースカツサンドは使い捨てのプラスチック製のタッパーに入っているが、店内では皿に載せられて出された。一緒に注文したコーヒーのソーサーに載せられたスプーンには2個の角砂糖が載せられ、ミルクが添えられている。

ロースカツサンドは食パンの片面にソースを塗り、ロースカツをサンドして、6等分にカットしてあり、楊枝が1本突き立ててある。ロースカツとパンの間には微量のキャベツの千切りが挟んであるのだが、これはそういう商品なのだろうか。ほとんど、気づかない程度の量である。
さっそくロースカツサンドを食べる。脂身がほとんど無い豚ロースを揚げたロースカツを挟んだサンドは見た目以上にボリュームがある。衣は既にサクサク感が失われているが、薄い桜色の肉は軟らかくて美味しい。

サンドを食べていると、サービスの緑茶を出してくれた。ロースを食べ終わった後、コーヒーを飲んで一服。あまりゆっくりはしていられない。コーヒーを飲み干して、緑茶を飲む。緑茶はもう冷めていて、一気に飲んで、完食。入り口のレジで、代金を精算する。
ちなみに、後で気付いたのだが、このロースカツサンド、店内で食べると、テイクアウトよりも20円高い。理由は分からないが、皿に載せる分、洗い物に費用がかかるということなのだろうか。自分としては、タッパーのまま出してくれて全く問題はなかったのだが…。

勘定を済ませると、店を出て職場に向かう。
昼過ぎに仕事を終えて、場内吉野家でお昼を食べて帰宅した。

今日は家に着くと、すごい疲れを感じた。
今週末はゆっくりと休みたい気分である。

夜になって一時的に激しい雨が降ったようだ。

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【閉店】今日のランチ(鰻重@米花)

2015年04月02日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れときどき曇り。中1日を挟んで、青空が戻ってきた。上空には薄い雲がたなびいているものの、青空が広がっている。東の空には太陽が昇っていて、薄い雲を通して、柔らかな陽光を地に降り注いでいる。
今朝の気温は7℃と少し下がった。路面は昨日の雨でしっとりと濡れているが、既にところどころ乾いている。東よりまたは南よりの風がゆるやかに吹いていて、今日は穏やかに晴れそうである。桜の花も見頃になっているので、今日から明日にかけて、桜の名所では花見客で賑わうのではないだろうか。

今日はお昼を外で食べることにした。築地市場内のうおがし横丁で食べることにして、足を向ける。昨年、築地に異動してきた時はお昼を吉野家で牛丼を食べたが、その時よりも、市場内は観光客で混み合っている気がする。これも来年11月に移転することが決まったことが拍車をかけているのか。どの店も入店待ちの行列が出来ていたが、その中でもいくつかの店は待たずに入れる。今日はうなぎ屋「うなぎ 米花」に入店した。


店に入ると、奥が厨房になっていて、手前に配膳スペースを囲むようにカウンター席が11席L字形に配されている。空いている席に座るように案内されて、椅子に腰を下ろした。

お茶がマグカップに入れられて出された。中に入っているのはほうじ茶のようである。カウンターテーブルの上には醤油、酢、七味、山椒、ホワイトペッパーといった調味料が並んでいる。
料理を注文しようとして壁際のメニューを眺める。日本語のメニューに加えて中国語、英語のメニューが並ぶ。どこを見れば良いのか分からないので、キョロキョロしていると、店主に「海鮮丼?」と聞かれた。「鰻が食べたいなぁ」と答えると、「ちょうど良かった。今、焼きあがるよ。じゃ、鰻重ね。」と言われた。あわてて、値段はいくらだと確認しようとして、メニューを探す。

うっ、ちょ、ちょっと待って!

財布の中にお金が無いわけではないが、ちょっと高いような…。店主が言うには、「ウチは国産しか使わない。だから高いよ。そのかわり良い鰻しか使わない。」と言われて説得された。結局、ここは決心するしかない。そのかわり、「ご飯大盛りで!」と注文した。
お茶を飲んでいると、料理が運ばれてきた。鰻重はお重にご飯を盛り、その上に鰻をのせてる。のせられた鰻は大きくて、お重からあふれんばかりのボリュームである。


鰻重には鰻の肝吸いとお新香がついた。お吸い物は鰻の内臓が1切れ入っていて、柚の皮が浮いている。


お新香はカブとカブ茎、白菜の浅漬けである。


まずはお新香を食べてしまった。鰻を食べた後にお新香を食べると、鰻の蒲焼きの余韻が味わえなくなると思ったからである。シャキシャキとした食感のお新香はやや味が濃くて、これだけでご飯が進みそうだが、今回はあえて、お新香を先に片づける。
お新香を食べ終えると、お茶を一口飲んで、さっそく、鰻重を食べる。ご飯の上にのせられた鰻は鰻はふっくらと焼き上げられていて、分厚く大きい。鰻には特製のタレがたっぷりとかかっていて、とにかく美味しそうである。

箸で蒲焼きを切って、ひと切れを口に入れた。柔らかい鰻を口に入れると香ばしい風味が鼻腔に広がる。ほろほろと口の中で崩れていく食感がたまらなく美味しい。
蒲焼きをずらして、鰻の下のご飯をかきこむ。特製のタレがご飯に染み込んでいて、ヤバいくらい美味しい。あとはもう、無我夢中で食べてしまった。

最後にお吸い物を飲み干して完食。鰻の内臓の食感にお吸い物の旨味が鰻重の最後の余韻をかき消してしまったが、これはこれで美味しい。しかし、鰻重は確かに美味しかった。店主が自信を持って勧めるのも分かる。
最後にお茶を飲み干すと、代金を払って店を出た。結果的に、今回はだいぶ奮発してしまった。

午後は職場に戻って仕事。夜、仕事を終えて帰宅の途につく。電車で自宅のある駅まで来ると、やや強い南風が吹いている。電車を降りると、ネクタイピンで留めているはずのネクタイがヒラヒラとしていた。
あわてて、ネクタイピンを探したが、どこにもなかった。どうやらどこかで落としたらしい。安物なのでまた買えば良いとも思ったが、ネクタイピンが無くなって、風にのってヒラヒラしているネクタイが煩わしかった。

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【閉店】今日のランチ(おまかせセット@大和寿司)

2015年03月28日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は曇り時々晴れ。今朝の気温は都心で9℃とここ数日の朝の気温としてはかなり高い。北寄りの弱い冷たい風が吹いているものの、かえって、気持ちいいくらいの陽気である。
昨晩は職場に泊まり、今朝は4時に目を覚ました。朝の身支度を整えて、5時前には業務につく。7時半頃には予定が終わったので、市場内にある築地市場青果食堂「市場の厨房」で朝食を食べて、席に戻った。

今日は出勤日なので、そのまま業務は続行。昼過ぎに仕事を終えた。都心の日中の気温は20℃近くまで上昇し、4月並の陽気となった。昨日着てきたコートが暑くて不要に感じるのだが、職場に置いて帰るわけにも行かないので、コートを着て、職場を後にした。
お昼を食べて帰ろうと築地市場の場内にある寿司屋「大和寿司」に行くことにした。この店も先日「店長おまかせセット」を食べた寿司屋「寿司大」と並ぶ場内の人気寿司店の1つで、いつも店の前は行列ができている。ただ、この店は魚がし横丁を構成する建物の1つである関連事業者棟6号館の中央付近にあり、たとえば、先日の寿司屋「寿司大」海鮮丼屋「仲家」のように長い行列を建物の脇に伸ばすわけにもいかない。そのため、店の回転は良くて、1時間も並べば、店内に入れる。


行列の一番最後に立っていると、前の方で行列を整理していた店員が「おひとりのお客様はいますか?」と行列に声を掛けているのが聞こえた。思わず、手を挙げると、「おひとりさま、どうぞ」と言われて、店内に入った。ちょうど1席だけ空席になっていて、2人連れの客や団体客は入れられないが、1人客なら入れる。その分、行列も縮められるという店の思惑も重なって、偶然のタマモノであったが、ほとんど待たずに店内に入れた。かなりラッキーである。
店に入ると、店員から「店内は狭いので、荷物とコートは預かります。」と言われて、手荷物を預けて、指定されたカウンター席に座った。ちなみに「大和寿司」は壁を挟んで2店並んでおり、1枚の壁を隔てて、同じ様式の寿司カウンターが配されている。左側の店は入店して左側に寿司カウンターがあり、右側の店は入口から覗くと、右手の壁側に寿司カウンターがある。それぞれの寿司カウンターには11席のカウンター席が配されている。カウンターテーブルの上には箸と醤油小皿が既に置かれている。テーブルの上にはところどころに醤油差しが置かれているだけである。

席に座ると、緑茶の入った湯飲みとお手拭きが出された。目の前の板前さんから「おまかせセットでいい?」と聞かれて頷いた。さっそく、目の前のカウンターの上に寿司を置く「ゲタ」が置かれ、その上にはガリが最初に置かれた。
板前さんがすしネタを紹介しながら、寿司を握ってゲタに置いていってくれる。「おまかせセット」は寿司7貫に巻物で構成されている。手前左からミナミマグロ、車エビの茹で、近海本マグロ、ウニ、奥にいって、イクラの巻物と鉄火巻き、トリ貝、カンパチ、アナゴ。最後に玉子が添えられた。


最後にお椀が添えられた。お椀はワカメとネギの味噌汁である。


どの寿司にも煮切り醤油がつけられていて、醤油に漬けなくても十分味わえる。まずはお手拭きで顔を拭くと、緑茶をズズッと飲む。


続いて、味噌汁を少し飲むと、さっそく、お寿司を味わうことにした。どれからお寿司を食べるか悩むところだが、ここはやはり握ってくれた順に食べるのが良さそうだ。
最初にミナミマグロの握り寿司を食べる。ネタは中トロということである。口に放り込むと、南マグロのネタは脂の加減が程良く、噛み応えがありながらトロッとした食感である。シャリがしっかりとネタを受け止めていて、どうしようもなく美味しい。

次は車エビの茹での握りを口に放り込んだ。エビは甘くて旨みが凝縮されているような味わいである。
その次は近海本マグロの握りを食べる。こちらのネタも中トロとのことである。ネタはしっかりとした歯応えでありばがら脂ののりは程良く、美味しい。先ほどのミナミマグロの握りもおいしかったが、こちらの方が味が濃厚な気がする。

ウニの軍艦巻きはウニがこぼれるくらいに盛られている。口に放り込むと、濃厚な磯の風味が鼻腔に広がった。ウニの甘みに加えて、トロッとした舌触りがどうしようもなく美味しい。
次は海苔巻きである。まず、鉄火巻きを食べる。もちもちとしたマグロが濃厚で美味しい。

イクラの巻き物は初めて見た。イクラを潰すことなく海苔巻きにするその技に脱帽である。口に入れると旨みが封じ込められている感じで、ウニを巻いたシャリまでウニの風味が感じられる。これはマジックだな。
ここで、玉子焼きを食べる。しっかりとした食感の玉子焼きは、ダシの風味と玉子の甘さが美味しい。

トリ貝に握りは柔らかく、シャキシャキとした食感である。
カンパチは身厚のネタで、柔らかいながらもブリッとした食感で、美味しい。

最後はアナゴ。このアナゴもよく見るアナゴと違って、どちらかというとアナゴを開いて、シャリにのせた感じである。ホロッとした食感で柔らかく、しかも皮が香ばしくて美味しい。
お寿司を食べた後はその余韻を味わいながら、味噌汁を飲んだ。その後、お茶も飲み干して完食。あわただしい、といえば慌ただしかったが、美味しかった。

セットのお寿司は特に決まったネタが握られているわけではない。その時の旬やケースの中の在庫、客の好みなどで出されると見えて、他の客のセットの寿司もどれも異なっていた。
寿司を食べ終わると、席を立ち、奥のレジで精算をした。カバンとコートを受け取って入口とは反対側の厨房の側から店を出た。これも店の前が混雑しないための工夫か。

店を出て、ようやく帰宅の途につく。電車で座ると睡魔がおそってきた。駅の到着時間を見計らって、携帯電話のアラームをセットすると、携帯電話を胸ポケットにしまって、つかの間の時間をまどろんだ。
自宅に到着すると、睡魔に襲われた。夜、風呂に入ると、いつもよりもやや早めに床に就いた。

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【閉店】今日のランチ(店長おまかせセット@寿司大)

2015年02月28日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れ。今朝は3℃と昨日と同じくらいの気温だが、北よりの風が吹いていて、体感的には気温以上に寒い。今朝は上空に薄い雲がたなびいているものの、よく晴れている。
今日は出勤日のため、いつもと同じように家を出た。日の出の時間もだんだんと早くなってきていて、家を出る時間には東の空もだいぶ明るくなってきた。駅に着く頃には日の出を迎える時間である。あと数日もすれば、家を出る頃には太陽が地平上に姿を現すだろう。

日中は都心で11℃まで気温が上がったが、比較的強い北よりの風が吹いていて、かなり寒い。日差しは暖かく見えるのだが、ダウンコートが手放せなかった。
勤務時間は午前で終了する。仕事の後、お昼を食べて帰ろうと、職場を出て築地市場場内にある魚がし横丁に足を向けた。今日は一大決心をして、場内にある寿司店「寿司大」でお昼を食べることにした。常に行列ができている魚がし横丁で最も人気のある店である。土曜日出勤の日の午後は特に予定が無い。こういう時にこそ食べないと、いつ食べられるかわからない。


行列の最後尾で待っていると、店員が人数を数えにきた。店員によると行列には14時までには並んでいないと食べられないとのことである。それまでに並べば、どんなに遅くなっても食べられるわけである。先頭の客は午前7時半から待っているということで、既にそれから5時間余は経っている。これはかなり待つことになりそうである。4時間待ちは覚悟していたので、5時間も誤差の範疇とデイパックの中から新聞のスクラップを取り出してひたすら読み始めた。
再び、店員が回ってきた。場内が閑散とし始めた頃に入店することができた。店に入ると、右手に寿司カウンターがあり、それを囲むようにしてL字形にカウンター席が13席配されている。各席には醤油小皿と箸、おしぼりが置かれていて、テーブルのところどころに醤油差しが置かれている。カウンター席の背後に鏡があり、その上にスチール製の網棚があり、その網棚に荷物を置いた。上着を脱ぐと、上着は店員が預かってくれた。

席に座ると、湯飲みに緑茶を入れて出してくれた。テーブルの上には寿司をのせるカウンターがあって、既にガリが置かれている。カウンターに寿司を直置きというのもちょっとビックリしたが、木製の長い皿が置かれていると思えば良い。
寿司は一貫から握ってくれるが、「店長おまかせセット」「にぎり寿司」の2つのセットが用意されている。注文したのは「店長おまかせセット」である。このセットは旬の魚を厳選した寿司を握ってくれるということで、更に最後に好きなネタを一貫サービスで握ってくれるとのことである。

セットを注文すると、最初に出されたのは「玉子焼き」である。小皿に2切れのせられた玉子焼きは焼き海苔が入っている。熱々の玉子焼きを口に入れると、玉子の甘い香りとダシの旨味が口の中に広がった。これは美味しい。


続いてお椀が出された。お椀は赤味噌の「あら汁」で、ネギが散らされている。あらは数種類の魚のあらが入っているとのことである。


最初に出された寿司はマグロの「大トロ」である。玉子焼きの美味しさに舌鼓を打っていたところへマグロの大トロが出されて、もう仰け反るくらいに感動してしまった。身厚な大トロはよく見ると、身と脂が交互に綺麗に縞模様になっている。口の中に入れると、舌の上でとろけるような食感で、なんとも言えず美味しい。しかもその大トロをシャリがしっかりと受け止めていて、とにかく美味い。それ以上、形容できる言葉が無いのが悔しいくらいに美味い。


ちなみに全ての寿司ネタには煮切り醤油がつけてあるか、塩で〆ているとのことで、基本的に醤油をつける必要がない。醤油をつけるのは巻物だけとのことである。
次に出されたのは白身ということで、「ホウボウ」が出された。これは塩で〆られている。使われている塩はボリビア産の岩塩ということである。身厚なホウボウは口に入れるとモチモチとした食感で、しかも淡泊な味わいの中に旨味が口の中に広がった。もう2品目にして、ノックダウンといった感じである。


次に出されたのは銚子産のキンメダイである。これも煮切り醤油がつけてある。煮切り醤油に光る脂に目を細めながら寿司をひと思いに口の中に放り込む。上品な脂が深い旨味となって実に美味しい。キンメダイというといつも煮付け定食でお目にかかることが多く、お寿司で食べることは覚えている限り、無いのだが、こんなに美味いとは思わなかった。


次に出されたのはバフンウニである。軍艦巻きにして出された寿司は濃厚な味わいの中に濃い磯の香りが鼻腔に広がって美味しい。


次は三重の釣りアジである。アジには隠し包丁が入っていて、刻みネギを添えている。釣りアジは網で取るアジと異なり、釣りあげることによって魚体に傷が付かず、美味しい状態でお寿司にできるとのことである。脂がのっていて濃厚な味である。実に美味しい。アジってこんなに美味かったのかと再発見したような感覚にとらわれた。


次に出されたのは北海道のホッキ貝である。シャリの上にのせられたホッキ貝の身がまだピクピクと動いている。店の奥の厨房には水槽があるということで、店頭に出す直前に水槽から出して捌くとのことである。シコシコとした食感に加えて、甘く感じるくらいの貝の旨味がストレートに味わえた。独特の風味だが、なんとも言えず、美味しい。


次に出された寿司はサワラのお寿司である。サワラにも刻みネギが添えられている。大きな身は身厚だが、とても柔らかい。サワラというと先日、四国に行った時に食べたサワラ丼を思い出すが、それと比べると特大サイズである。瀬戸内物はこんなに大きい物は無く、長崎や山口産のサワラで握っているとのことである。


ここで海苔巻きが出された。海苔巻きはマグロの赤身の巻物とキュウリとホッキ貝の貝ヒモが入った海苔巻きの2種類である。マグロの赤身の海苔巻きは赤身の濃厚な味わいが美味しい。一方、キュウリとホッキ貝の貝ヒモが入った海苔巻きは最初ホッキ貝の貝ヒモに気づかなかった。キュウリのパリパリとした食感の中に貝ヒモの柔らかい食感がアクセントになっていて、しかも貝ヒモの旨味が隠し味になっている。


海苔巻きを食べると、次は白海老の握りが出された。ツヤのある白海老は甘エビのような甘味のあって柔らかく、とろけるような味がする。この舌触りと甘味のある味は初体験である。なんだか虜になってしまいそうな美味しさである。


次に出てきたのは漬けマグロである。お寿司というとシャリとネタの間にワサビを挟んでいるが、これはネタの上にワサビを添えている。濃厚なマグロにタレがマッチしていて、とにかく美味い。


次にアナゴが出された。こういう風にアナゴを握るのは初めて見た。シャリと一緒に握られたアナゴは身が柔らかく、味が濃くて美味しい。アナゴは口の中でとろけるような食感である。


最後の一品は好きなネタを一貫サービスで握ってくれるということで、どれにするか非常に悩んだが、旬の魚を食べようと考えて、目の前の手書きの黒板に書いてあるネタを注文することにした。黒板には「江戸前 太刀魚」「土佐 〆鯖」「大分 皮はぎ」「伊豆 寒鰤」「北海道 ボタン海老」とある。どれも食べたいが、その中で一品ということで、「伊豆の寒鰤」を握ってもらうことにした。寒鰤というと氷見を思い出すが、伊豆でも十分美味しい。特大のネタは脂がのっていて、口の中でとろけるようである。


最後のお寿司を食べた後、代金を払って上着を受け取り、店を出た。店外にはまだ行列ができている。
帰りは場外市場に行き、玉子焼き屋の丸武で玉子焼きを買うと帰宅した。

夜になって気温は下がってきたが、今度は強い南よりの風が吹いて、体感的には暑いくらいの陽気になった。

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【閉店】今日の朝食(〆鯖ネギトロ丼@市場の厨房)

2015年02月21日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れ。昨晩は職場に泊まったのだが、諸事情で横になって仮眠を取ることができずに、職場の自席でうたた寝をするようにして休んだ。ほとんど寝ることができずに、朝の予定をこなす。
今朝の都心は6時で約3℃で寒い朝を迎えた。それでも、郊外よりは都心の方が気温が高い上にあまり風が無いのが救いでもある。朝の予定を終えると、築地市場内にある築地市場青果食堂「市場の厨房」で食べることにした。いつも職場に宿泊する時は、朝食をこの店で食べているが、職場の人と食べるので、あまりゆっくり食べることができない。今日は料理の写真も撮りながら、自分のペースで食べることが出来る。

席に座ると、熱いほうじ茶と紙おしぼりが出された。今朝は寒かったので、熱いほうじ茶はとてもありがたかった。早々に1杯飲んでしまうと、更にお替わりをして、お茶を飲みながら料理を注文した。
注文したのは日替定食である。自分が入店した時は「〆鯖ネギトロ丼」の1種類だけしか無く、これを注文した。ご飯の量は「大盛」にする。ちなみにご飯の量の加減は無料だが、お替わりは有料となる。今日は朝からよく動いたので、ガッツリ食べたいと「大盛」にしてもらった。

まもなくして料理が運ばれてきた。トレーの上には〆鯖ネギトロ丼の他、味噌汁、お新香、小鉢がのっている。


〆鯖ネギトロ丼は丼に酢飯を盛り、その上に刻み海苔を散らして、ネギトロと〆鯖を3切れ、大葉、ワカメがのせられて、練りワサビが添えられている。


味噌汁はワカメと刻んだ油揚げが入っている。小鉢はメカブにエノキやシメジを和えたものである。これにお新香としてタクアンが2切れついた。


さっそく、醤油小皿にワサビを取り、醤油を垂らしてワサビ醤油を作ると、味噌汁をすする。温かい味噌汁は寒い朝の何よりの馳走である。体がポカポカと温まるようである。

続いて、〆鯖ネギトロ丼を食べる。〆鯖をたっぷりとワサビ醤油に浸けて、シャリと一緒に口の中に放り込んだ身厚な〆鯖は歯ごたえがあって、しかも旨味が凝縮されているようで美味しい。〆鯖を食べながらご飯をかきこむ。もう止まらないといった感じである。〆鯖を食べてしまうと、小鉢のワカメをご飯と一緒にかき混んだ。
ご飯が半分くらいになったところで、醤油小皿に醤油を足して、ワサビ醤油を多めに作ると、ネギトロにワサビ醤油を回し入れた。今度はネギトロでご飯をほおばる。ネギトロは濃厚な味で、これまたご飯が進んでしまった。気付いたら、お新香を残してご飯が無くなってしまった。仕方ないので、タクアンをかじりながら、味噌汁を飲んだ。

美味しかった。満腹である。普段は朝からこんなに食べることは無いが、朝食を食べずに仕事をすると、お腹が空く。これで昼までは保ちそうだ。
またお茶を1杯飲むと、席を立った。店の入口のレジで精算を済ませると、店の外に出た。

今日は出勤日では無いので、身の回りのものを片付けると、早々に帰宅の途につく。
新宿で中央線快速電車に乗り換えて、自宅を目指したのだが、うっかり途中で寝てしまい、寝過ごしてしまった。

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