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J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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【閉店】今日のランチ(かき南蛮@富士見屋)

2016年02月04日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


立春の今日は晴れ。今朝は上空に雲が多いものの、青空が広がっている。朝の気温は1℃で昨日と同じくらいの気温だが、風が無く、空気がヒンヤリと感じられる陽気である。暦の上では今日から春ということだが、まだまだその気配は感じられない。しかし、日を追う毎に東の空が明るくなっているのが感じられて、春が近づいていることを予感させてくれる。
日中もすっきりと晴れて、上空には青空が広がった。昼間の最高気温は9℃とあまり上がらず、空気が冷たく感じるが、日差しが燦々と降り注いでいて、陽の当たるところに出ると少しホッとできる陽気となった。

今日のお昼は外で食べることにした。久しぶりに築地市場の場内にある蕎麦屋「そば処 築地 富士見屋」に入店する。店は混んでいて、座れないかと思ったが、カウンター席の1つが偶然空いていたので、席に座ることができた。
注文したのは期間限定限定メニューの「かき南蛮」である。略して「かき南」と呼ぶそのメニューは富士見屋名物定番メニューと銘打たれている。「そば」と「うどん」が選べるので、「そば」を注文し、更に大盛りにしてもらうことにした。

お冷やをもらって飲んでいると、やがて、料理が運ばれてきた。トレーの上には「かき南蛮そば」と小鉢、薬味がのっている。
「かき南蛮そば」は琥珀色のつゆに沈んでいる蕎麦の上にネギと大粒のカキが3粒のっていて、ミツバと柚子皮がトッピングされている。


蕎麦の薬味は刻みネギである。


小鉢は冷や奴で鰹節が載せられて、醤油がかかっている。


さっそく食べることにする。まずは薬味の刻みネギを全て、蕎麦に投入すると、そばつゆを少し飲む。今日は空気が乾燥していることもあって、渇いた喉にそばつゆが染み渡っていくかのようである。熱いそばつゆが器越しにじんわりと冷え切った手のひらを温める。
そばつゆに沈んだ蕎麦はコシがあって、風味が強くて美味しい。濃いめのつゆに負けないくらいにその存在感を示している。丼に入っている蕎麦は大盛りにしたこともあって、なかなかのボリュームである。麺が多い分、そばつゆは少なめだが、それでもたっぷりと入っている。

蕎麦の上に載せられたカキを1粒箸で取り上げた。大粒のカキにかぶりつくようにして食べる。身の詰まったカキはプリプリとした食感で、口にほおばるとジュワッとそばつゆにカキの煮汁があわさって、舌の上でほとばしった。ミルキーなカキの味わいの中に濃いダシの旨みが感じられて美味しい。
蕎麦を食べる合間に、冷や奴を食べる。冷や奴に使われている豆腐は木綿豆腐である。小さいながらも食べ応えのあって美味しかった。

冷や奴を食べた後は蕎麦ときどきカキといったふうにして蕎麦を食べた。あらかた蕎麦を食べた頃にはカキも無くなってしまった。最後にそばつゆを飲み干して完食。少々、水腹かもしれないが、満腹である。美味しかった。
最後にお冷やを飲み干す。席を立ち、勘定を済ませて店を出た。

仕事を終えて、帰宅の途についたのは夜になってからである。
帰りも空気は冷たかったが、朝よりは少し気温が高いようだ。涼しいくらいに感じながら、家路を急いだ。

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【閉店】今日のランチ(かきの生クリームソース@築地魚河岸トミーナ)

2016年01月22日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れ。今朝も澄み切った暗い空が上空に広がっていた。朝の気温は3℃で、冷蔵庫の中にいるような陽気である。冷たく乾いた空気を伴った北風が吹いていて、気温以上に寒く感じた。
日中も良く晴れて、上空には青空が広がった。日中の最高気温は6日ぶりに10℃を超えたが、日中も北風が強く吹いていて、気温ほどには暖かく感じない。ただ、日射しはたっぷりと降り注いでいて、衣服を通して暖かく感じた。

今日は外で食べることにした。ところで、冬はカキが旨い季節である。特に築地の冬はカキが旨い。これまでにも場内で中華食堂「やじ満」の「かきラーメン」洋食屋「禄明軒」の「カキフライライス」、場外では定食屋「東都グリル」の「かきフライ定食」を食べたが、どれも美味しかった。
ところで、自分が築地市場で働くようになって、移転までの間に築地市場の場内場外の飲食店のめぼしいところは全部行ってみたいと思って週1回のペースで各店を食べ歩いてきた。場内は1店を除いて残りは全部行ってみた。場外も高級寿司店などを除き、おおかた食べ歩いた。あと自分としては10店くらい開拓したいところなのだが、それでは築地のカキが食べられなくなってしまう。築地のカキを食べるのは今シーズンが最後なのである。

そこで、場外の店を開拓し尽くす前に、場内の店の再訪を解禁することにした。とにかく、今冬は自分の好物のカキを心ゆくまで食べたいところである。
ところが、お昼に築地市場内の魚がし横丁に改めて足を運んで驚いた。どの店も観光客で入店待ちの行列が出来ている。これは困った。お昼を食べるのは無理かなと思って、水神社の脇の1号館まで来たところで、イタリアンレストラン「築地魚河岸トミーナ」の店内に空いている席を見つけた。今日はここでお昼を食べることにする。

店内に入り、空いているカウンター席に腰を下ろした。奥さんがお冷やを持ってきたところで早速、料理を注文する。スパゲッティおすすめメニューの中から「かきの生クリームソース」「大盛り」を注文することにした。スパゲッティにはサラダとドリンクがつく。ドリンクはホットコーヒーとした。
料理を注文すると最初にサラダが出された。サラダにはちぎったレタスにカットトマトが1切れ、カイワレ、ニンジンの千切りが盛りつけてあって、和風ドレッシングがかけられている。


しばらくして「かきの生クリームソース」スパゲッティがカウンターの中から出された。皿に盛りつけられた麺は細麺で生クリームソースによく絡められて山盛りに盛られており、その上に特大のカキが3粒添えられていて、タマネギ、マッシュルームがかけられており、刻んだ大葉が彩りを添えている。


ホットコーヒーも出されて、注文した料理は全て揃った。さっそく食べることにしよう。

最初にサラダを片づける。外の空気が乾燥していることも手伝ってか、シャキシャキとしたレタスはみずみずしくて美味しい。トマトもジューシーで1カットしか無いのが残念なくらいである。
サラダを食べ終えると、「かきの生クリームソース」スパゲッティを食べる。スパゲッティに載せられたカキは三陸の岩手県広田湾産の殻付きカキで風味を損なわないように大根おろしをのせて洗った生食用のカキである。これに海のミルクと呼ばれるカキにクリームソースが加わり、相乗効果で更にその風味を増しているかのようである。特大のカキはプリプリとしていて、しかも中はジューシーでふわっとした食感である。カキの濃厚な風味が閉じこめられているようで、言葉で表現できないくらいに美味しい。

スパゲッティに絡められた自家製ソースは生クリームにチーズをふんだんに加え、タマネギでコクと甘みが与えられている。マッシュルームが食感のアクセントを、刻んだ大葉が風味にアクセントを与えている。とにかく旨い。
カキを食べながらスパゲッティを食べる。カキを一口で食べてしまうのが惜しかったが、あまりゆっくり食べてもいられない。無情にも昼休みの時間はあと僅かである。

最後にカキを1粒残しておいて、パスタを全部食べてしまい、クリームもスプーンで掬って最後の一滴まで飲んでしまうと、残しておいたカキを贅沢にも一口で食べてしまった。カキの風味が口の中に広がり、えもいわれぬ美味しさである。その余韻が喉の奥に消えるまで微動だに出来なかった。
スパゲッティを食べてしまうとコーヒーを飲む。やや酸味の強いコーヒーは口の中をサッパリとさせてくれる。


最初はブラックで少し飲み、後からミルクと砂糖を足して、ちょっと一服しながらコーヒーを味わった。

最後にお冷やを飲み干し、食器類をカウンターの上に上げると席を立った。店の入口脇のレジで代金を精算して店を出る。満足した。
店の外には女性客グループが入店を待っていた。

今日も午後になって外出する。地下鉄大江戸線に乗って新宿に出た。
夜は直帰で新宿を後にした。夜になってぐっと冷え込んできた。上空は薄い雲が広がってきていて、月が薄雲を通して明るく光っているのが見えた。

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【閉店】今日のランチ(玉子ぞうに大盛@茂助だんご)

2015年06月22日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


夏至の今日は曇り。今朝は上空に雲が広がっているものの、薄日が射していて、明るい朝である。今日は午前中に新宿に出張するため、いつもより遅めに起きて、家を出た。今朝の気温は20℃で湿度が高く、ムシムシとしている。少し、動いただけで汗ばむような陽気だった。
午前中は出張で新宿に直行した。所用が済み、地下鉄に乗って職場に向かう。築地市場に到着すると、職場に行く前にお昼を食べて職場に行くことにした。

今日は場内にある和菓子屋「茂助だんご」で食べることにする。先日、場内の飲食店は「ほぼ」制覇したと豪語してみせたところだったが、その理由として和菓子店「だんご 茂助」はお昼をほとんど営業していないことを挙げた。しかし、この店は昼前に営業を終了してしまうものの、メニューの中に「玉子ぞうに」があることをつい最近発見した。雑煮であれば、腹の足しにはなりそうだ。


ということで、店に入った。店内は奥が厨房になっていて、その手前に4人掛けのテーブル席が3卓配されている。そのうちの1つのテーブル席に腰を下ろした。席に座ると、店主が熱い緑茶を湯飲みに入れて出してくれた。

注文したのは「玉子雑煮(大盛)」。ちなみに並盛は餅が1つで、大盛がは2つなのだそうだ。これに食後に「クリームあんみつ」を食べることにした。
料理を注文して、緑茶を飲む。テーブルの上には塩、やげん堀(七味)、黒ごまといった調味料や薬味に加えて、箸が置かれている。

まもなくして雑煮が出された。澄んだ澄まし汁仕立てのスープの中には餅が2個とカマボコが1切れ、はんぺん2切れ、かき玉子が入っていて、海苔が1枚のせられ、ミツバが散らされている。
早速、箸を取って食べる。熱々のダシは薄口である。かき玉子はフワフワとしていてボリューム感があって美味しい。ダシに浮いたはんぺんはダシを吸って、ふわふわとした食感である。カマボコは厚切りでプリプリとした食感である。ミツバはシャキシャキとした食感を残していて、食感のアクセントになっている。

餅は焼いてあって、その表面がダシで少し柔らかくなっている。口に入れるとダシの旨さに香ばしさが加わって美味しい。餅を食べて、ダシを飲み干して完食。ちょっと量的には物足りなく感じないわけでもないが、美味しかった。熱いダシを飲み干したこともあって、かなり体が熱い。
「玉子ぞうに」を食べ終えたタイミングで「クリームあんみつ」を出してもらった。「クリームあんみつ」は寒天、みつ豆、蜜柑、求肥とさくらんぼを1粒盛ったお碗に黒蜜をたっぷりとかけ、こし餡とバニラアイスをのせている。


まずは「あんみつ」の上にのせられたアイスを食べる。アイスはカチカチでよく冷えている。アイスを食べると、火照った体も少しクールダウンしたようである。アイスをおおかた食べると、あんみつを食べる。
和菓子屋「茂助だんご」の人気メニューである「あんみつ」は夏場に餡子が売れにくくなる対応策として生み出された商品だが、これが人気メニューになったとのことである。この「あんみつ」の特徴の一つが寒天で、西伊豆の漁師から直接仕入れる上等の天草を使った自家製の寒天を使用しているとのことである。包丁で賽の目に切っているということで、大きさが不揃いなのも、却って味がある。天草をたっぷりと使った寒天は濃度が高く、かすかに磯の香りもしないこともない。食べてみれば、確かに美味しい。

豆は北海道の鉄腕豆を煮ているとのこと。黒蜜は沖縄の黒糖蜜を使用した上品な甘さの黒蜜である。求肥やこし餡も手作りということで、どれも美味しい。「玉子ぞうに」を食べて熱くなった体も少しクールダウンしたようだ。
「クリームあんみつ」を食べていると、再び、熱い緑茶を出してくれた。「クリームあんみつ」を食べた後に緑茶を飲むと、甘ったるくなった口の中がさっぱりとしたように感じた。結構、お腹も満たされた感じである。

お茶を飲み干して、席を立つ。店内のレジで代金を精算すると店を出て、職場に向かった。
日中の気温は26℃を越えて暑くなった。湿度も高めで、少し動くと汗が滴り落ちるほどである。夜になって気温は下がったものの20℃以上で、湿度が高くなってかなり蒸し暑い陽気となった。

今日は夕方から視察があり、明日も視察のため、職場に泊まった。
夕食は時間がなくて、近くの牛丼チェーンのすき家で簡単に済ませた。

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【閉店】今日のランチ(鉄火丼@鮨文)

2015年06月02日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れのち曇り。今朝、目が覚めてカーテンを開けると、上空には青空が広がっていて、明るい光が降り注いでいた。今朝の気温は既に20℃を超えていて、これから暑くなることを予感させる陽気である。
昨日、ゆっくりと休んだこともあって今日はすこぶる調子が良い。今朝は打合せがあって、自宅から新宿に直行した。少し時間に余裕を持って出勤したので、空いている電車に乗ることができたこともあって、新宿まで座って行くことができた。車内では久しぶりに寝ていくことができて、体も軽い感じがする。

午前の会議が終わり、他の用件も済ませて職場に戻る。雲が多めながらも強い日射しが差し込んでいて、日中の気温は28℃近くまで上がった。空気は比較的乾燥しているようにも思うのだが、強い南風が吹いていて、かなり暑く感じる。外を歩いていると、汗が額から滴り落ちた。
お昼を食べて職場に行くことにした。築地市場内のうおがし横丁に歩いていき寿司屋「鮨文」に入店することにする。いつもは入店待ちの客で店の前は混んでいるのだが、たまたま今日は店の前に客はおらず、しかも席も空いていた。これはラッキーと店に入った。ちなみにこの店は店内での写真撮影は禁止ということなので、料理の写真を撮ることもできない。

店に入ると、左手に寿司カウンターがあり、奥に厨房がある。寿司カウンターの周囲をL字形にカウンター席が11席配されているが、客に提供しているのは8席で奥の3席には常に空席になっている。
店員に案内されて、席に座る。各席には既におしぼりと箸、醤油小皿、小鉢に入ったガリが既に置かれている。またテーブルの上には醤油、楊枝が置かれていた。

早速、料理を注文する。注文したのは「鉄火丼」のシャリ大盛り。


シャリの大盛りはサービスとのことである。更に、ホームページから印刷しておいたプレゼントのページを渡して「季節の小鉢」を一品サービスしてもらうことにした。
料理を注文すると、さっそく緑茶の入った湯飲みと「季節の小鉢」が出された。今日の「季節の小鉢」はバイガイの壺煮である。

まずはお絞りで顔を拭き、お茶を飲んで喉を潤すと、「季節の小鉢」を食べる。バイガイは楊枝で貝殻から身を取り出して食べた。醤油ベースで煮つけられたバイガイは、身は大きくて、しかも味がよく染み込んでいる。コリコリとした歯触りが美味しかった。
続いて、「鉄火丼」が寿司カウンターの中から出された。鉄火丼は器に盛られたシャリの上に刻み海苔と青紫蘇、少量のガリが散らされていて、中央に細切り昆布が盛られて大葉が敷かれており、厚切りのカマボコが1切れ載せられている。その周囲にタクアンが2切れ、スライスされたキュウリが3切れ、マグロの中トロが4切れ配されており、更に丼の縁に沿ってマグロの赤身が大小10切れほどが並べられていて、その内の1切れにおろしワサビが添えられていた。

更にサービスの味噌汁がついた。味噌汁はシジミの味噌汁でシジミの他に刻んだネギが浮かべられていた。
まずはおろしワサビを醤油小皿に取り、醤油差しから醤油を注いで、ワサビ醤油を作ると、鉄火丼を食べる。まずはマグロを食べる前に鉄火丼にのせられたタクアンやカマボコで丼を食べた。カマボコは弾力のある歯ごたえにボリュームが加わって美味しい。ワサビ醤油に漬けて食べると、ツンとしたワサビの風味が加わって、ご飯が進んだ。

次に、いよいよマグロである。天然の本マグロを使用しているというマグロの赤身はもっちりとした食感で、しかも濃厚な味わいである。ワサビ醤油に漬けて、シャリにのせるとかき込むようにして口の中に放り込んだ。とにかく旨い。舌に絡みつくような食感がたまらない。形容しがたい美味しさである。
途中、タクアンを食べて、気分を変えると、中トロを食べる。脂が程良くのった中トロはトロッとした食感で脂が甘くて美味しい。ワサビ醤油に漬けることで、濃厚な脂もさっぱりと食べられる。舌の上でとろけるような食感を楽しみながら丼を食べた。

丼を食べた後は味噌汁を飲む。お椀の中に半分くらいに入れられたシジミは、ついつい数えてしまったのだが、16粒も入っていた。たっぷりのシジミから染み出た旨味を味わいながら味噌汁を飲む。もちろん、シジミの身も美味しくいただいた。
最後にお茶を飲み干して完食。美味しかった。

席を立って、勘定を済ませると店を出る。外には再び行列ができていた。
築地市場に縁あって勤務することになった身としては、来年度中の移転前に全店で食べることを目指したのだが、一応この店をもって、場内の飲食店は「ほぼ」制覇したことになる。「ほぼ」としたのには理由があって、菓子やかき氷などを扱っている和菓子店「だんご 茂助」やお昼はほとんど営業しておらず、夜に予約でしか入店できない寿司店「山はら」を除外しているからである。ランチや朝食に行く店としては寿司屋「鮨文」が最後となる。今後はまだ制覇していない場外市場の飲食店に足を運ぶ一方で、また行きたいなと思った場内の飲食店に足を運ぶことにしたい。

さて、食事を終えて職場に戻る。夜まで仕事をして、ひと区切りついたところで帰宅する。
夕方になって上空に雲が広がってきたが、天気の崩れはなかった。

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【閉店】今日のランチ(函館丼@大江戸)

2015年05月23日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れ。今朝は快晴で、上空に雲ひとつ無い青空が広がっている。気温は17℃と少し、空気が冷たく感じられるが、陽光が次第にその強さを増していて、まもなく気温も上がるだろう。今日もそこそこに暑くなりそうだ。
今日は出勤日のため、朝、家を出る。最近、どうも疲れが溜まっているのか、土曜日になると朝、起きれない自分にふがいなさを感じる。携帯電話のアラームをかけているのだが、そのアラームが鳴っているのかいないのか、気付いたときには既に10分くらい過ぎている。かなりショックである。

身体が週末になると、休日モードになるのか、平日ほどに朝、起きれなくなった。少し、生活習慣を変えなくてはいけないと思いつつ、最近は夜に寝る時間も遅いので、それができないでいる。何とかしたいところである。
昼過ぎに仕事を終えると、帰りに築地市場場内の魚がし横丁でお昼を食べて帰ることにした。先日「弁富丼」を食べた寿司屋「弁富」の隣にある海鮮丼屋「大江戸」に入店する。ここはいつも外国人の観光客で入店待ちの長蛇の列で、賑わっているところだが、たまたまだろうか、今日は店の前に行列が無かった。


店先に客寄せの店員がいて、中に入れるか聞いたところ、1席だけ空いているという。店先にはメニューが所狭しと写真入りで立て看板や軒に並べられていて、どれを食べるか逡巡していたが、その中で一番人気の「函館丼」を食べることにした。注文するメニューを決めると店内に入った。
店内は奥に厨房があって、手前に配膳スペースがあって、その周囲をカウンター席が11席L字形に配置してある。テーブルの上には醤油差しが等間隔に置かれている。カウンター席に座ると、お冷やが出てきた。お冷やは冷麦茶である。

料理を注文しようとして、背後から客寄せの店員が店内の店員に「函館丼」と声をかけた。何か忘れたような気がして、思いだそうと考え込んでいる内に、お新香の沢庵と箸、醤油皿が出された。
「そうだ、大盛にするのを忘れてた。」すぐに店員に大盛に出来るか聞いたのだが、もう手遅れだった。店員から、「大盛分を別盛りなら出来ますが…」と言われてちょっと様子を見ることにした。足りなければ、ご飯だけ、別盛りで頂こう。

まもなく、「函館丼」が運ばれてきた。お椀も運ばれてきた。「函館丼」は酢飯の上に刻み海苔と白ごまが敷かれて、その上にサーモンとマグロのぶつ切り、イクラ、ウニが盛られ、玉子が1切れとキュウリのスライスが1枚、大葉をのせて、ガリ、ワサビが添えられている。


味噌汁はアオサと豆腐が入っている。丼には醤油用の小さな深皿が添えられている。

まずはワサビを醤油小皿に取り、これに醤油を垂らした。そして、玉子を口にほおばった。甘い玉子は大きめのカットで美味しい。
次に、ガリを避けながら、マグロのぶつ切りを醤油に漬けて食べる。醤油に漬けたぶつ切りをご飯にのせて、かき込むようにしてほおばった。マグロのぶつ切りはちょっと筋が多めなのが、気になった。

わさび醤油を丼に回し入れると、今度はウニでご飯をかき込む。ウニは先日食べた「弁富丼」と比べると、小降りで小さい。その分、個数は多いので、量的には「弁富丼」と同じくらいか。まったりした食感のウニは磯の香りが濃厚で、しかも甘くて美味しい。
ここで、どうしてもご飯が足りなくなった。店員に声をかけて、ご飯を別盛りでお願いする。まもなく、ご飯茶碗に酢飯を盛ってきてくれた。ありがたい。これで心おきなく、食べることが出来る。

味噌汁を一口飲んで、まずは沢庵でご飯茶碗の中のご飯を食べた。その後、イクラを箸で移して、イクラ丼みたいにして食べる。プツッと口に中で弾けるように割れた中から塩味の甘い身が流れ出し、それが口の中のご飯と絡んで、喉を通り過ぎていく。鼻腔をイクラの磯の香りでくすぐられるようである。美味しい。
ここで、ご飯茶碗のご飯が無くなった。あっという間である。大葉とガリを口に放り込んで、口の中をリセットしたところで、残ったサーモンで丼の中のご飯を食べる。サーモンは小降りながら脂がのっていて美味しい。トロンとした舌触りの切り身は濃厚で美味しい。

最後に味噌汁を飲んで、お茶も飲み干した。
満腹になったところで、勘定を済ませて店を出る。

ふと、寿司屋「弁富」を振り返った。正直、今回の海鮮丼は先日の「弁富丼」と同じ内容ながら、「弁富丼」の方がネタも立派だったし、価格も安い。今日はハズレだったな…と思った。
おそらく、ガイドブックでかなり宣伝されているのだろうけれど、実際に食べてみれば、一目瞭然である。

地下鉄に乗って帰宅の途につく。
家に着くと、枕を出して寝てしまった。気付いた時には既に夜になっていた。

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