今日は曇りときどき晴れ。今朝は上空に薄雲がたなびいているものの、青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。朝の気温は12℃で風はほとんどなく、空気がヒンヤリと感じられた。午前中に南よりの風が吹いてくると、次第に気温が上昇してきた。
今週は辛かった。6日連続のフル出勤で仕事をして、ようやく今日は1日オフ。しかし明日はまた仕事が朝から夜まで入っている。今日という休みを有効に利用したいところである。とはいっても、既に午前中は予定が入っていて、朝、起きると出かける準備をして武蔵小金井に向かった。
武蔵小金井ではスポーツクラブに行った。昨年の健康診断でいくつかの項目について健康指導を受ける羽目になり、その結果、運動もするように言われたのがその理由である。スポーツクラブのチケットまで渡されて、その期限が今月末までとなっている。行かないわけにはいかなかった。
午前中に南風が吹いてくると、次第に薄雲が広がってきて青空の領域が小さくなった。夏日にはならなかったものの、気温は次第に上昇して25℃くらいまで気温が上昇した。雲は多い割には日射しもあって、汗ばむような陽気である。
1時間ほどのトレーニング指導を受けた後は、ひと風呂浴び、汗を流して再び日野に帰る。日野駅に着いたところで、お昼を食べてから帰宅しようと、駅東側の道路から1本東側にある道沿いにあるそば屋「中清 日野駅前店」に入店した。
店内は奥に厨房があり、手前に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が2卓配されている。店員さんに「お好きな席にどうぞ」と言われて2人掛けのテーブル席の1つに腰を下ろした。卓上には七味と楊枝、メニューが置かれている。
店員さんがコップに入った冷麦茶と紙おしぼりを持ってきた。冷麦茶を飲みながらメニューを眺める。メニューは「ご飯物の部」「おそば・うどんの部」「当店サービスメニュー」「季節物」「定食の部」「おつまみ」「お飲み物」で構成されている。
注文したのは「当店サービスメニュー」の中から「天丼合せ重」である。「天丼合せ重」にはそば又はうどんが付く。そこで冷たいそばを付けてもらうことにして、天丼とそばをそれぞれ大盛りで注文する。ちなみに大盛りはそれぞれ有料となっている。
料理を注文して冷麦茶を飲みながら、しばらく待っていると、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。
天丼と蕎麦は一体型になったお重に盛られている。蕎麦はやや白っぽい蕎麦である。
天丼はお重に盛られたご飯の上に大きな海老天、イカ天、ナス天、ししとう天、カボチャ天が載せられていて、天ダレがかけられている。
お新香はタクアンが2切れとキュウリの醤油漬けである。彩りを添えているのか、ニンジンの千切りが1本添えられている。
味噌汁は油揚げと豆腐、ワカメが入っている。
そばつゆの入った蕎麦猪口の上に薬味の皿が載せられている。薬味はおろしワサビと刻みネギである。
蕎麦を食べようとして、そば湯の入った湯桶が運ばれてきた。
あらためて冷麦茶をゴクゴクと飲んで喉を潤すと、まずは味噌汁を飲むことにした。小さいお椀に入った味噌汁は具沢山で食べ応えがある。油揚げがダシをたっぷりと吸い込んでいて美味しい。
続いて蕎麦を食べる。そばつゆの入った蕎麦猪口に薬味を全て投入すると、蕎麦をそばつゆに浸けて食べることにした。
蕎麦はコシがあり、やや硬めの歯応えでシコシコとした食感が楽しめる。喉越しもよくて、いくらでも食べられそうである。そばつゆはサラリとした味わいで絶妙な旨みと甘みが感じられる。シャキシャキとした食感の刻みネギとおろしワサビの辛みがアクセントになっていて美味しい。
蕎麦をひたすら食べて、セイロが空になったところで、そばつゆの入った蕎麦猪口に湯桶からそば湯を注いだ。ドロリとしたそば湯は濃厚で、箸でかき混ぜたそばつゆにとろみとそば湯の甘みが加わって美味しい。明日仕事が無ければ、焼酎をこのそば湯で割って飲みたいところである。
そばつゆを飲み干すと、続いて天丼を食べる。まずは天丼に載せられたナス天にかぶりついた。甘さの強いタレがかけられたナス天はジューシーな味わいで美味しい。衣はダシで少しベッチャリとなっているが、野菜の旨みにタレの一体感が味わえて美味しい。ナス天をほおばりながら、ご飯をかき込んだ。
ナス天を食べてしまうと続いてししとう天を箸にとった。特大のししとう天は苦みが美味しい。カボチャ天は小さめで、少し硬めである。旬でないからか、甘みも無いのが残念である。イカ天はふんわりとした食感で、淡泊な甘みにタレの甘みが合わさって美味しい。
天ぷらを食べながらご飯をかき込む。最後は海老天である。大きな海老天はプリプリとした身で淡泊な海老の甘みが美味しい。尾はやや固かったが、香ばしくて残らず食べてしまった。天ぷらを食べてしまう頃にはご飯が無くなってしまった。お新香はそのまま食べて、最後に味噌汁を飲み干し、完食。
美味かった。お腹もいっぱいで、満足である。最後にコップに残った冷麦茶を飲み干し、席を立つ。厨房のカウンターのところで代金を払うと店を出た。
外は幾分、日が陰ったように思われたが、それも束の間で、雲から太陽が顔を出すと、再び強い日射しが降り注いだ。自宅に到着すると、ようやくホッとした気分である。
GW前半の3連休の初日の今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い青空が広がり、朝日が眩しい。朝の気温は12℃で弱い北風が吹いている。日が昇ってくるにしたがって、ぐんぐんと気温が上昇してきた。
昨日の酒席では、飲み過ぎた覚えはないのだが、今朝、起床直後は頭がぼんやりとしていた。酒の影響よりは、引越後に1週間フルに仕事をした疲れが、週末になって現れたように感じる。今日は妻が1日出勤ということで、妻の出勤を見送ると、再び二度寝した。目が覚めると、朝風呂に入って、ようやく、目が覚めた気分である。
午前中は北風が強く吹き始めるも、午後から風向きが南風に変わった。日中の最高気温は26℃で夏日となった。上空は青い空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。湿度は低く、日向に出ると日射しが暑く感じられるが、日陰に入ると空気がヒンヤリと感じられる。
起きてから、しばらく郵便物の整理やパソコンでメールの確認などをしていたのだが、正午が過ぎると空腹を覚えて、お昼を食べに行くことにした。
日野駅北口交差点から北に向かう通りを歩いていくと、右手にコープみらい 日野駅前店が見えてくる。このコープみらいのある交差点を左に入ると右手にパチンコ屋があるが、その隣の3階建ての建物の1階に蕎麦屋「そば処 大村庵」がある。今日はこの店に入ることにした。
店に入る。店内は奥に厨房があり、手前右手に座敷があって、4人掛けのテーブル席が2卓並べられている他、左手には6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が2卓、2人掛けのテーブル席が1卓配されている。
店は夫婦で切り盛りをしているようである。女将さんに「お好きな席にどうぞ」と言われて、4人掛けのテーブル席の1つに腰を下ろした。卓上には醤油と七味、楊枝、灰皿、メニューが置かれている。
席に座ると女将さんが湯呑みに入った冷緑茶と紙おしぼりを持ってきた。冷緑茶には氷が浮かんでいて涼しげである。
冷緑茶を飲みながらメニューを開く。メニューはそば・うどん(温・冷やもの、冷 季節もの)、ご飯もの、定食・セット、一品物、飲み物で構成されている。
注文したのは定食・セットのうちの「天丼セット」である。「天丼セット」はそば又はうどんが付く。そこで、冷たいそばを付けてもらうことにして、天丼のライスとそばをそれぞれ大盛りで注文する。ちなみに大盛りはそれぞれ有料となっている。
料理を注文して冷緑茶を飲みながら、しばらく待っていると、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。
大盛りにした蕎麦はセイロに盛られている。やや白っぽい蕎麦である。
天丼はお重にご飯が盛られて、その上に海老天とナス天、ししとう天が載せられていて、天ダレがかけられている。
お新香はタクアンが2切れとキュウリの醤油漬けである。
蕎麦の薬味はおろしワサビと刻みネギである。
蕎麦を食べようとして、そば湯の入った湯桶が運ばれてきた。
そばつゆの入ったそば徳利に被せられたそば猪口を取り、蕎麦徳利からそば猪口にそばつゆを注ぎ入れる。
これに薬味を全て投入すると、さっそく蕎麦をそばつゆに浸けて食べることにした。
蕎麦はコシがあり、適度な弾力のある歯応えがあって美味しい。シコシコとした食感で喉越しも良い。そばつゆはさらりとした味わいで、旨みと甘みが感じられるあっさりとした味わいである。刻みネギがシャキシャキとしていて、食感のアクセントになっている。
蕎麦をひたすら食べていると、セイロが空になってしまった。ここで、今度は天丼を食べることにする。天丼に載せられたししとう天にかぶりつきながらご飯を食べる。ししとう天はシャキシャキとした食感で、野菜の食感を適度に残している。衣はサクサクとした食感を残しながらも、天つゆで少しべっちゃりとしているのが残念なところである。
ナス天はジューシーな味わいで、甘辛い天つゆを吸った衣と合わさって美味しい。最後に海老天にかぶりついた。大きな海老天の衣の中に詰まった海老は柔らかく、淡泊な海老の甘みが美味しい。尾はサクサクとした食感で香ばしく、尾まで残らず食べてしまった。天ぷらだけでは大盛りのご飯は食べきれず、お新香で残りのご飯を片づけた。
最後にそばつゆの入ったそば猪口に湯桶からそば湯を注ぎ、箸で軽くかき混ぜると、そばつゆを飲み干す。なかなか美味しかった。お腹もいっぱいで満足である。
最後に湯呑みに残った冷緑茶を飲み干すと、代金を支払い、帰り支度をして店を出た。
午後は一旦帰宅し、再び、いろいろな物の整理にとりかかる。どうもノートパソコンが調子が悪く、作業も思うように進まない。先日来から調子が悪いことは承知しているが、ただ、OSがWindows7ということもあり、来年にはパソコンを買い換えるつもりでいるので、面倒な再インストールにはすこしためらいがあった。だが、作業効率が低下する主な要因である以上、時間のあるこの連休中に手を打つ必要がありそうである。
昼間は暑いくらいの陽気だったが、日が沈むとぐっと気温が下がってきた。夜になると、次第に強い南風が吹いてきた。
今日は曇り。今朝は上空一面を雲が覆っていて、東の空の一点がぼうっと明るくなっていて、朝日が昇ってきていると知れたが、日射しが無く、カーテンの外は寒々しい光景が広がっている。朝の気温は4℃で弱い北風が吹いていていて、ヒンヤリとした空気が冷え冷えと身に沁みた。
日中も上空を厚い雲が覆っていて、日射しの無いどんよりとした空模様となった。昼間の最高気温は9℃で、春を思わせる昨日の陽気から一転してぐっと寒くなった。再び冬の空気が街を覆って、春が遠ざかったような陽気である。
今日のお昼は外で食べることにした。職場のあるビルを出て都庁第一庁舎と第二庁舎の間を新宿西口に至るふれあい通りを新宿駅方面に歩いて行く。やがて、西新宿一丁目商店街の中央通りに入り、ヨドバシカメラ時計総合館のある角を右に折れて三番街通りに入った。ヨドバシカメラ時計総合館の2つ隣のビルの1階に蕎麦屋「名代 箱根そば 新宿西口店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店の入口から店内に入るとすぐ左手に券売機が設置されていて、ここで食券を購入する。メニューは「セットメニュー」「おすすめメニュー」「温メニュー」「冷メニュー」「丼ごはんメニュー」「単品メニュー」「朝メニュー」「ランチメニュー」「夜メニュー」で構成されている。先日の藤沢店とはかなり異なる。店によって多少の違いはあるようだ。
食券を買うと、店の奥に進んだ。店内は店の一番奥に厨房があり、厨房のカウンターのやや左寄りに注文口がある。注文口の左脇には天ぷらの並んだケースが置かれている。一方、右脇には醤油とソース、割り箸、レンゲなどが置かれたスペースがあり、更にその右手にコップが重ねられていて、壁際に給水器が設置されている。
注文口で食券を店員に渡す。注文したのは「天玉そば」「大盛」「カレーライス」である。そば・うどんとご飯物のセットメニューは全てミニ丼ということで、一人前のカレーライスを注文するために全て単品で注文することにした。
料理を注文すると食券の半券を受け取り、給水器脇に重ねられたコップの山からコップを1つ取って給水器で冷水を注いだ。店内は入口から見て左手に4人くらい食べられる立席が3卓ある他、右手にはカウンター席が13席配されている。
卓上には箸と楊枝、七味、紙ナプキン立てが置かれている。入口に近いカウンターの中程の席を確保すると、冷水の入ったコップを置いて料理が出来るのを待った。
席に座ってお冷やに口をつけるかつけないかのところで、半券の番号が呼ばれたので、注文口に行って料理の載ったトレーを受け取る。トレーを確保したカウンター席まで運んだところで、自分も腰を下ろした。
トレーの上には「天玉そば」と「カレーライス」が載せられている。
まずはお冷やを少し飲んで喉を潤すと、蕎麦を食べることにした。「天玉そば」は関東風の濃いダシに蕎麦が浸かっていて、蕎麦の上に掻き揚げと刻みネギ、ワカメが載せられ、生玉子が1個落とされている。
まず掻き揚げを丼の端にずらして蕎麦を食べる。温かい麺は弾力のある歯応えで美味しい。麺を食べていると、麺に刻みネギやワカメが絡まって口の中に入ってくる。玉子も崩れてダシの表面に広がってきた。
サクサクとした食感の掻き揚げは春菊とニンジン、タマネギが入っていて、ダシが染み込んでジューシーな味わいである。ダシが染み込んでもその形は簡単に崩れず、箸で天ぷらの衣を崩しながら蕎麦を食べた。
蕎麦をあらかた食べ終えたところで「カレーライス」を食べる。円形の皿に盛られた「カレーライス」は皿の半分くらいにご飯が盛られ、もう半分にカレールーが注がれている。ライスの上には福神漬けが載っている。
カレーライスに添えられたスプーンでカレーを食べる。ライスを崩してカレールーに混ぜながら口に運んだ。ドロリとした具の無いカレールーは万人受けする甘口のカレーである。
カレーを食べているとライスに載せられた福神漬けがカレーと混ざって口の中に入ってくる。シャキシャキとした食感はカレーライスの唯一の具である。
カレーを食べてしまうと、「天玉そば」の丼の底に溜まっているダシを飲み干す。典型的な関東風のダシといった感のあるダシは旨味の中に甘みが感じられ、そこに玉子の甘みや天ぷらの油が加わって絶妙な味わいになっている。
ダシを飲み干して完食。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干すと、トレーを奥の厨房脇の返却台に運び、店を出た。
夕方になって東よりの風がやや強く吹いてきた。上空を見上げると雲が少し切れて、雲の合間から暗い空が見えた。
今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い暗い空が広がっていて、日が昇るとともに次第に明るくなってきた。朝の気温は3℃で、弱い北よりの風が吹いている。空気が冷え冷えとしていて、身に沁みた。
朝、出勤しようとして大久保駅から電車に乗る。久しぶりに中央総武各駅停車線はダイヤ乱れで電車が遅れていた。ホームにあがると、目の前で電車がホームに差し掛かったところで停まっている。阿佐ヶ谷駅で異音がしたとかで、安全確認をしているとのことだった。
その後、電車が動き始めて、大久保駅から電車に乗ったものの、大久保駅を出てまもなく、非常停止ボタンが押されたとかで、再び電車が止まった。結局、大久保駅から隣の新宿駅に着くまでに10分以上の時間を要してしまった。それでも職場には遅参せずに到着できたが、久しぶりの体験だった。
日中はよく晴れて上空には澄んだ青空が広がった。日射しが燦々と降り注いではいるが、強い北風が吹いていて、体の芯まで凍えるような寒さである。昼間の最高気温は10℃で、日なたに出ると多少、暖かさを感じるが、日影は身体の底まで染み通るような寒さで指先までもかじかむような寒さである。
昨日に引き続き、今日も夕食を食べて帰ることにした。夜、仕事終えて職場を出て、新宿駅方面に出た。新宿駅西口広場から大江戸線新宿西口駅方面に抜け、D5出入口を出て小滝橋通りを大久保方面に向かって歩いていく。2つ目の信号を左に渡ると正面に今年の春に「お肉たっぷりビーフペッパーライス」を食べたステーキ・鉄板焼専門店「ペッパーランチ 新宿小滝橋通り店」があるが、今日は小滝橋通りを挟んで反対側にある蕎麦屋「嵯峨谷 小滝橋通り店」に入店することにした。
店の入口の外側右脇に券売機があって、ここで食券を購入する。メニューは「セット」「そば」「あげもの」「ひやむぎうどん」「単品ご飯」等で構成されている。
食券を買うと、店の中に入った。店内は右側手前に厨房があり、注文口があってここで食券を店員に渡す。注文したのは「天玉そば」「大盛」「単品あじ御飯(大)」である。ちなみにセットメニューでも御飯と蕎麦の組み合わせで注文できるが、御飯は小丼であることに加えて蕎麦は冷もりか温たぬきのどちらかを選ぶことになっている。そこで一人前のあじ御飯を注文するため、全て単品で注文することにした。
料理を注文すると食券の半券を受け取ると、注文口の右脇に重ねられたコップの山からコップを1つ手に取り、コップの山の隣に設置された給水器で冷水をコップに注いだ。冷水の入ったコップを手に店の奥に進む。
間口の狭い店内は奥行きがあって、店の中程に3人掛けのテーブル席が1卓と2人掛けのテーブル席が1卓あり、奥にカウンター席が8席、手前にカウンター席が10席配されている。
奥のカウンター席の1つにコップを置いて腰を下ろす。卓上には七味とそば湯のポット、箸、楊枝、紙ナプキンが置かれている。客が少ないこともあるが、なんとも落ち着いた空間である。
お冷やを飲もうとして、半券の番号が呼ばれたので、注文口に行って、料理の載ったトレーを受け取る。注文口のカウンターにはワカメの入った陶製の容器が置かれていて、セルフで自由にワカメを蕎麦に入れることが出来る。たっぷりとワカメを蕎麦に載せると、確保したカウンター席まで運んだ。
トレーの上には「天玉そば大盛」と「あじ御飯(大)」が載せられている。
まずはお冷やを少し飲んで喉を潤すと、「天玉そば大盛」を食べることにした。関東風の濃いダシに浸かっている蕎麦は太麺で、麺の上には大きな掻き揚げが載っていて、その脇にセルフで載せたワカメの他に、刻みナルト、刻みネギが載せられており、生玉子が1個落とされている。
まず掻き揚げをずらして蕎麦を食べる。石臼で引いたという十割蕎麦は弾力があって柔らかく、食べ応えがあって美味しい。麺を食べていると、刻みナルトや刻みネギ、ワカメが蕎麦に絡んで口の中に入ってくる。ネギやワカメのシャキシャキとした食感にナルトの弾力のある食感が口の中で混ざり合って、変化に富んだ味わいである。
サクサクとした食感の掻き揚げはゴボウや枝豆、タマネギ、ニンジン、さくらえびが入っていて、ダシが染み込んでジューシーな味わいになっている。掻き揚げの衣を崩しながら掻き揚げを食べて、蕎麦をすすった。
蕎麦を食べながら、「あじ御飯」を食べる。この蕎麦屋「嵯峨谷」で楽しみにしていたうちの一品はこの「あじ御飯」である。「あじ御飯」は丼に盛られた御飯の上にほぐしたアジが散りばめられ、白ごまが振りかけられている。軽くダシがかけられているのか、アジは濃い味で美味しい。香ばしく、旨味が詰まっているような味わいである。
「天玉そば」を食べ、「あじ御飯」を食べて、再び「天玉そば」を食べる。やがて、蕎麦もおおかた無くなり、「あじ御飯」の丼も空になった。最後にダシを飲み干す。ダシは旨味の中に甘みが感じられ、更に玉子のコクや天ぷらの油が加わって絶妙な味わいである。
ダシを飲み干すと、コップに残っていたお冷やを飲み干して完食。美味かった。満腹である。
空になった食器の載ったトレーを返却台に運ぶと、コートを着て店を出た。
夜になって風の強さが幾分弱くなったようだ。空を見上げると、暗い夜空に星が瞬いていた。
冬至の今日は晴れ。今朝は暗い上空にちぎれたような雲がいくつも浮かんでいるが青空が広がっていて、東の空がうっすらと明るくなってきた。朝の気温は2℃で、弱い北風が冷たく、冷凍庫の中にいるような寒さである。
今日は出張の予定があり、午前中に外出した。電車に乗って西国分寺駅まで行く。昼前に目的地について打合せをした後、職場に戻る途中でお昼を食べていくことにした。
西国分寺駅南口から南に下ってくると、国分寺駅南口から新府中街道に至る多喜窪通りに出るが、この通りに出る手前に国分寺泉郵便局がある。この郵便局の隣にそば屋「京屋そば」がある。今日はこの店に入店することにした。
店に入る。店内は左奥に厨房があり、厨房の前に4人掛けのテーブル席が5卓配されている。女将さんに空いているテーブル席に座るように案内されて奥のテーブル席に座った。席に座ると、女将さんがお冷やを運んできた。
卓上には醤油と七味、箸、楊枝、灰皿が置かれている。メニューは壁に掲げられていて、お冷やを飲みながらメニューを見上げた。メニュー構成はうどん・そば各種、ご飯もの各種で構成されている。
注文したのは「カレー南蛮」「ライス」である。料理を注文すると、お冷やを飲みながらしばらく待っていたが、ふと、うどんを大盛りにするのを忘れたことに気付いた。ちょっと残念だが、最近、あまり体を動かさないこともあって、体が肥えてきていることを実感している。たまには大盛を止めた方が良いかもしれない。
やがて、料理が一式トレーに載せられて運ばれてきた。トレーの上には「カレー南蛮」「ライス」の他、薬味、お新香が載せられている。
「カレー南蛮」のうどんは太麺で、うどんにはダシにはネギと豚肉の入ったカレーベースのダシがたっぷりとかけられている。
「ライス」は陶製のお碗に盛られている。
薬味は刻みネギで、レンゲが添えられている。
お新香は白菜とキュウリの漬け物に沢庵が1切れ添えられている。
まずは「カレー南蛮」を食べることにした。添えられた刻みネギを全部「カレー南蛮」の丼に入れると、ダシが飛び散らないように細心の注意を持ってうどんを食べる。
太麺のうどんは柔らかく、もちもちとした食感で美味しい。ダシはトロリとしていて、うどんにたっぷりと絡むようにして口の中に入ってくる。うどんのダシで延ばしているカレーは、じんわりとしたスパイシーさの中にダシの旨みが感じられる。
カレーの中のネギはとろけるような食感で甘くて美味しい。豚肉はうどんによく絡むように細長くカットされていて、適度な厚みがあり、肉を食べているという存在感がある。脂身もあるが、あっさりとした食感で、豚肉の淡泊な旨みにカレーが絡んで美味しい。薬味の刻みネギがシャキシャキとしていて、食感のアクセントになっている。
うどんがあらかた無くなったところで、ライスをカレーうどんの丼に投入する。うどんの無くなった丼には器の半分くらいまでダシが溜まっている。ライスは半ライスではなく、並盛りのライスを注文したわけだが、それでもダシがたっぷりとあるので、ライスが少な目に見えてしまう。そのライスを添えられたレンゲでかき混ぜるようにして食べた。
ライスを投入すると、カレー雑炊といった感じで美味しい。サラサラとダシごとご飯を掬って口に運ぶ。時折、箸でお新香を食べながら雑炊を食べた。
ライスが無くなったところで、丼を傾けてダシを飲み干して完食。旨かった。満足である。量的にもたっぷりとあって、大盛りにしなくても十分お腹もいっぱいになった気分である。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干すと、厨房のカウンターで代金を払って店を出た。
カレー南蛮を食べて熱くなった体に外の冷たい空気が心地よかった。
日中は上空に雲ひとつ無い青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。昼間の最高気温は10℃で、午後になって弱い南風が吹いてきた。乾いた空気が冷たく感じられるが、日なたに出ると、陽光の温もりが感じられる陽気である。
午後、職場に戻って、夜まで仕事に取り組む。仕事に区切りがついたところで、頭の疲労もピークに達した気分である。机上を片付けて帰宅の途に着く。
夜になって気温が下がってきたが、なぜか、それほど寒くは感じなかった。