ミック経済研究所は「UNIX-Windows対応基幹業務パッケージソフトの市場展望(06年度版)」を発刊した。これによると、05年度の基幹業務パッケージのそう市場規模は1280億円で、前年対比105.4%と堅調な伸びであった。これは大手企業向けのERP市場の復活が大きく貢献している。
06年度の見込みは1367億円(前年比106.8%)、07年度の予想は1459億円、そして2010年度には1700億円を突破することが予想される。中規模、小規模市場はここ数年低迷が続いているが、その分を中堅市場の堅調な伸びと、大手企業向け市場の再拡大によりカバーする形になっている。
今回の調査結果から分かることは、一時期ERPパッケージ市場はもう頭打ちになるのでは、という見方が大半を占めていたが、ここにきて、そうではなく今後も引き続き伸びは続くということになってきた。特に注目されるのが、日本版SOX法(内部統制)の需要であり、ERPパッケージが最も有効な対応策の1つという評価が下されると、現時点での予想を上回る実績も期待できそうである。
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