ガートナージャパンは、このほど「中堅企業におけるIT投資動向」の調査結果を発表した。これによると06年5月に実施した同調査によると、従業員数300-999人の中堅企業における06年のIT予算は、05年は35.6%が「増加」と回答した。また、今後3年以内に新規導入を予定している領域煮ついては、「SFA/営業支援」(9.7%)、「ERP」(8.2%)、「意思決定支援」(7.7%)が上位を占めた。
<短評>中堅企業として「SFA/営業支援」がトップを占めるのは分かる。中堅企業は営業なくして存続が危うくなる。いくらいい技術を誇っても営業力なくしては、宝の持ち腐れとなるからだ。ERPが第2位にランクされたのは少々驚きである。ERPは大企業では理解されやすい。しかし、これまで中堅以下の企業にERPを理解してもらうのは大変であった。これが、今回の調査では2位に位置づけられている。理由は何か。多分、インターネットでデータのやり取りをせざるを得なくなると、しっかりとしたインフラ、つまりERPが欠かせなくなってきたからなのであろう。
http://www.gartner.co.jp/press/pr20060824-01.pdf