地震の片付けに疲れた私は、
リビングにあるテーブルのイスで寝ることにした。
寝るといっても体を伸ばすことも出来ず、
背もたれにクッションを置き、
せいぜい足を伸ばして反対側のイスに足を乗せる程度で、
とても疲れる寝方である。
しかも、テーブルに木の支えが入っており、
それがふくらはぎに当たり痛い。
そのため、そこに段ボールを挟み寝たが、
次第にずれてくるわ、寝返りも出来ないわで、
話題になった車中泊状態であった・・・。
照明を消し、LEDランタンの明かりをキレイだなと見ているうちに、
うつらうつらしてきて、浅い眠りに入った頃、遂にその時が来た。
・・・ガタ・・・、
?
・・・ガタガタ・・・、
?
ガタガタガターーーーーーーーーーーーーーー!
「うぉっ」
夢うつつだった私は、地震の再来を理解し、
テーブルを握りしめ体を支える。
その揺れは前回とは明らかに違った。
ガチャーン、ガチャーン、ドゴーーーーッ。
激しく体を揺さぶられ、あちこちで物が落ちる音がする。
『いつまで続くんだー』
心で叫びながら、揺れが収まるのをひたすら待った。
・・・・・。
やがて、
揺れは収まり、
これまでにない静寂に包まれた。
「終わったのか?」
状況を確認しながら立ち上がり、
照明を付けようとしたら明かりが付かない。
「停電か」。
LEDランタンを手に家族の無事を確認すると、
とてもホッとして大丈夫だからねと声をかけた。
窓から外を見ると、どの建物も真っ暗だ。
辺り一面停電しているようだ。
ぱっ
暫くすると明かりがつき、停電から復旧した。
良かったと思いながら、当たりを見渡すと、
凄い状況が目に飛び込んできた・・・。
「げげっ」
辺り一面、物が散乱し、食器棚から食器が飛び出し割れまくり、
仏壇が倒れ、さらに靴箱が倒れ玄関前の廊下を塞いでいる。
呆然としていると、廊下の天井から水が落ちてきた。
その量は次第に増え、落ちてくる場所も増えてきた。
慌てて洗面器やバケツを置いたが、数が足らなくなり焦る。
仕方なく、足りないところはタオルで対応した。
「ポチャン、ポチャン」
すぐに洗面器は一杯になり、たまった水を捨てる。
これはたまらないと、確認のため上階に行くことにした。
靴箱を乗り越え、玄関を開けると、幸いなことに問題なく開いた。
上の階のチャイムを鳴らし、水漏れを伝えると、
何とそこも上から水が漏れているとのこと。
そこで、更に上の階に行くと、そこも同じ答えであった・・・。
『うぎゃ』
もう諦め、家に帰ることにした。
結局、だいぶ経ってから水漏れは止まったが、
廊下は水浸しになった。
(後で原因を聞いたら、温水器が倒れたとのこと。
成る程、大量の水が流れるわけだ)
廊下の水を拭き、一段落してニュースで震度を確認すると、
震度6強であった。
震度6弱と震度6強のエネルギーの違いを、
まざまざと思い知らされた熊本地震である。
ましてや、2回も震度7に見舞われた益城町は、
想像を絶する揺れだったに違いない・・・。
片付けは明日にするとして、部屋を見てみようと思い、
扉を開けようとして驚いた。
『扉が開かねーーー!』
☆本震編2は、8月予定?
「一言」
まだ、続くの?
リビングにあるテーブルのイスで寝ることにした。
寝るといっても体を伸ばすことも出来ず、
背もたれにクッションを置き、
せいぜい足を伸ばして反対側のイスに足を乗せる程度で、
とても疲れる寝方である。
しかも、テーブルに木の支えが入っており、
それがふくらはぎに当たり痛い。
そのため、そこに段ボールを挟み寝たが、
次第にずれてくるわ、寝返りも出来ないわで、
話題になった車中泊状態であった・・・。
照明を消し、LEDランタンの明かりをキレイだなと見ているうちに、
うつらうつらしてきて、浅い眠りに入った頃、遂にその時が来た。
・・・ガタ・・・、
?
・・・ガタガタ・・・、
?
ガタガタガターーーーーーーーーーーーーーー!
「うぉっ」
夢うつつだった私は、地震の再来を理解し、
テーブルを握りしめ体を支える。
その揺れは前回とは明らかに違った。
ガチャーン、ガチャーン、ドゴーーーーッ。
激しく体を揺さぶられ、あちこちで物が落ちる音がする。
『いつまで続くんだー』
心で叫びながら、揺れが収まるのをひたすら待った。
・・・・・。
やがて、
揺れは収まり、
これまでにない静寂に包まれた。
「終わったのか?」
状況を確認しながら立ち上がり、
照明を付けようとしたら明かりが付かない。
「停電か」。
LEDランタンを手に家族の無事を確認すると、
とてもホッとして大丈夫だからねと声をかけた。
窓から外を見ると、どの建物も真っ暗だ。
辺り一面停電しているようだ。
ぱっ
暫くすると明かりがつき、停電から復旧した。
良かったと思いながら、当たりを見渡すと、
凄い状況が目に飛び込んできた・・・。
「げげっ」
辺り一面、物が散乱し、食器棚から食器が飛び出し割れまくり、
仏壇が倒れ、さらに靴箱が倒れ玄関前の廊下を塞いでいる。
呆然としていると、廊下の天井から水が落ちてきた。
その量は次第に増え、落ちてくる場所も増えてきた。
慌てて洗面器やバケツを置いたが、数が足らなくなり焦る。
仕方なく、足りないところはタオルで対応した。
「ポチャン、ポチャン」
すぐに洗面器は一杯になり、たまった水を捨てる。
これはたまらないと、確認のため上階に行くことにした。
靴箱を乗り越え、玄関を開けると、幸いなことに問題なく開いた。
上の階のチャイムを鳴らし、水漏れを伝えると、
何とそこも上から水が漏れているとのこと。
そこで、更に上の階に行くと、そこも同じ答えであった・・・。
『うぎゃ』
もう諦め、家に帰ることにした。
結局、だいぶ経ってから水漏れは止まったが、
廊下は水浸しになった。
(後で原因を聞いたら、温水器が倒れたとのこと。
成る程、大量の水が流れるわけだ)
廊下の水を拭き、一段落してニュースで震度を確認すると、
震度6強であった。
震度6弱と震度6強のエネルギーの違いを、
まざまざと思い知らされた熊本地震である。
ましてや、2回も震度7に見舞われた益城町は、
想像を絶する揺れだったに違いない・・・。
片付けは明日にするとして、部屋を見てみようと思い、
扉を開けようとして驚いた。
『扉が開かねーーー!』
☆本震編2は、8月予定?
「一言」
まだ、続くの?
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