京都物語 vol.1

京都を三日旅しました。
といっても、相方の京都シティハーフマラソンにくっついて行って、そのまま観光。



初日、主に洛西をめぐります。
妙心寺、仁和寺、龍安寺、北野天満宮。




妙心寺は、意外にも相方の学生時代の散歩コースのひとつでした。
昔は境内の池の橋も渡れたそうですが、今は柵で囲われています。
寒かったけど凛として、青空も気持ちいい。
ウン十年前に戻れましたか？＜相方

徒然草に仁和寺の和尚の話が出てきます。
そんな和尚に会いたかったのですが、残念（笑）
ここの御室桜は樹高が低く、
花が低いところに咲く→鼻が低い→お多福桜
とも呼ばれるそう。
「わたしゃお多福　御室の桜　はなは低とも人は好く」
この次は是非桜の季節に。


龍安寺の石庭。
「お坊さんが毎朝描いてはるんやろか？」（何故か、にわか京言葉）
などと縁側に腰を下ろしてぼーっともの思う。
「ワックスかけと同じで、無計画にやったらエライことになる」
くだらん結論しか出ませんが、いつまでも座っていたいそんな雰囲気。


石庭を背に奥に進むと、禅の教えが彫りこまれた知足のつくばい。
真ん中の口とまわりの文字とで、「吾、唯（ただ）足るを知る」と読みます。
「知に足りる者は貧しくとも心は富み、
　　　逆に知の足りぬ者は暮らしは富んでも心は貧しい」という意味。
よ～く心に刻んでおかねば。

　　
ツイノスミカのお向かいの梅はすっかり散っていますが、
さすが京都は寒いのか、まだしっかり美しい花を楽しませてくれました。