そらの変化

そら１匹になってちょうど半年。
まめ吉が逝ってしばらくしたころ、
猫はお役目が終わるとお空に帰るのだと、何かで読んだ。

最初はそらだけを引き取るつもりだったのが、
やっぱり兄弟２匹の方が楽しいだろうなって、一緒に連れてきたんだけど、
もしかしたら
そらが１匹で新しいお家に行くのは寂しかろうと、
まめ吉がついて来てくれたのかもしれない。

２歳を過ぎて、そらもまめも大きくなってもう寂しくなくなったから
まめ吉はお役目が終わったと、帰っちゃったのか。
帰らなくてずっとお家にいて良かったのにね。




そらは甘えん坊になった。
まめ吉に遠慮していたのか、あまり甘えなかったのに。

今はすごい甘えた声でお父さんを呼ぶ。
その声がまめ吉の声にそっくりで、ああ、まめちゃんが来てるんだなって思う。




それと近頃、わたしにくっつくようになった。
２匹でいたときは、べったり２匹の世界を作ってて、
寝るときも２匹で寝るからお母さん必要ないにゃって感じだったのに。

１匹は寂しくなったのかな。
昼間はしないんだけど、夜になるとくっつく。


くっつく


くっつくだけでなく、抱っこでこの熱視線。


まめ吉に、もっと甘えていいんだよって言われたかな。
こんなことまでするようになったのは、きっとそうだね。


半年たったけど、まめ吉はずっとそらのそばにいる気がする。