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浅野川

2006-04-14 | 北陸・金沢の思い出
金沢の市街地を流れるもうひとつの川、浅野川。

浅野川では、先の土日に行われた浅の川園遊会のほかにも、昔は伝統工芸品加賀友禅の友禅流しも行われました。今は殆ど見ることはできないようですが、初夏には友禅職人を偲ぶ加賀友禅燈ろう流しが行われます。
この川には、3連アーチが美しい浅野川大橋や、人だけが通れる木の温もりのある梅の橋など、優美で個性豊かな橋が架かっています。
梅の橋はひがし茶屋街に近く、観光スポットになっていますし、金沢を舞台にしたドラマでは必ずと言っていいほど登場します。
犀川が室生犀星なら、浅野川は金沢のもう一人の文豪泉鏡花の愛した川です。
梅の橋の南側のたもとには、泉鏡花の小説「義血侠血」のヒロイン、滝の白糸の像が建っています。
浅野川は犀川と比べれば、川幅も狭く繊細な流れで、その姿から女川とも呼ばれます。
川のせせらぎに耳をかたむけると、のんびりとした時間が流れる“金沢らしい”川だと感じます。

以前梅の橋を渡っていたとき、うちのお嬢とよく似た猫に会い、勝手に梅子ちゃんと名づけました。
後日週刊誌のグラビアに、“東山でみかけた猫”として梅子ちゃんが登場していて、風情ある街並みに幸せそうなお昼寝姿が、なんともいい味を出していました。今頃どうしてるかな。

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