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氷室の日 夏の訪れ

2006-06-30 | 北陸・金沢の思い出
明日7月1日は、金沢では「氷室の日」と言われます。
もともとは藩政時代、氷を将軍家に献上する習しがあり、毎年この日に行われたという由来にもとづいています。
この氷は、霊峰白山山系の山のきれいな氷雪を、城内(今の兼六園)の室(むろ)に貯蔵したもの。(氷室の仕込みについてはこちら
加賀から江戸まで120里を、4日間昼夜走り続けて氷を運んで行ったんですね。

江戸までの氷の無事を祈り、天然氷を使って作った饅頭を神社に供えました。
のちに氷室饅頭と呼ばれるようになり、この日に食べると無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。
甘味を入れない塩あんの、赤や白や黄の可愛らしい麦饅頭で、あっさり味です。
6月の百万石まつりも終わり、氷室饅頭が和菓子屋の店頭に並ぶと、金沢に本格的な夏が訪れます。

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