25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

2018年05月29日 | 日記
 黄色い色した梅はないのかと八百屋の大将に訊いたら、あるよ、と答えたが、今頃でてくる梅は梅酒ようやで、と言った。こちらは梅干し用を求めていた。そこにおばあさんがおり、
「梅干し用はもうちょっと一雨ふらなな」と言って、梅干し作りの自慢を始めた。曽根で採ってぃきた梅はまだどうやら早いらしく、しっている人はその辺にいるものである。
 妻が6年ほどまえに初めて梅漬をつくったとき、皮の柔らかい美味しい梅漬ができた。ところが翌年の梅漬は皮が硬く、どうしたことかと困ってしまった。よく熟してからだと、次には黄色くなったものを買った。それでも一回目のようなものができない。
 梅そのもののせいではないか。今年はどの花も早く咲いたからいつが採り頃なのか、わからない
 そのばあさんも、大将「ももうじきじゃい、一雨、あと4、5日で南高梅が出てくるわい」
 
 梅に斑点が出てくるのは農薬を使っていない証拠だという。斑点がでても味には支障がないという。「塩漬にしてな、それで三日三晩干すんさ。それでちょっと塩っぽいようやったらもう一回水に入れて、塩抜きするんさ。こどもらもばあちゃんのが一番旨いというがな」と笑う。
 昼から曽根に行き、また斑点のない大きくて丸い梅を十個ほど採って、塩漬けにして食べてみようと思う。南高梅と比べてみるつもりだ。

 ※昨日の晩は「人間の値打ち」というイタリア映画を見た。イタリアの現代、イタリアの資産家階級、その妻、こどもらの振る舞いや考え方、偶然の運命がとてもよく描かれていた。