25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

通信販売のことなど

2018年05月26日 | 日記
 テレビ通販で、強力に吸い込むハンディ型の掃除機をみたので買った。6時間充電して初めて使ってみた。吸いまくるのだと思った。車の床面には庭の枯れ草を乗るたびに運んであろう枯れ草が積もるようにある。こんなものもきれいに吸い込んでくれると思った。
 スイッチをつけると、吸い込み力をみるのに、手のひらをあててみた。通常のコードのある掃除機の半分の力もない。枯草も全部、さっさと吸わない。あの画面での紹介はなにもだったのか。誇大広告のように思える。埃は吸った。こんなものを買ってしまったことを後悔した。テレビ通販のものをつい買ってしまったのは2度めである。快眠のサプリ「グリナ」ぼくには合わなかったもか睡眠の質は変わらなかった。2回め購入はせず、電話がかかってきたので、説明し、丁重に断ったが、その後毎日メール広告がくるようになった。毎日削除している。テレビ通販には慎重にならざるを得ない。

 バリ島で家具の買い付けと輸送を手伝ってもらえないかと福岡の人から依頼があった。これはぼくがお金を払って経験してきたことから他人になんらかのことができることを成就するためである。
 近所の人が車にはねられた。手続きがややこしい。保険会社の言いようになってしまう。被害者のほうが結局は損なのだ。だから、母の事故の時に経験したことで、他人のためにする。
 ぼくの体験が無駄ではなかったと自己証明することでもある。

 仕事でてんやわんやしていた時期、特に1980年代。ぼくのアンテナにかかってこず、今時間があるものだから、まるで新品をみるように映画を見ている。
 リドリー・スコット監督作品とコーエン兄弟、かれらが大活躍していた。これは不足する知識、美意識、体験を今になってしているということである。
 人間がもっているかも知れない概念言葉に、勇気、正義、善悪、恐怖、正直、同朋、闘争、知恵、法、決断、失敗、母、父、兄弟、姉妹、子、家族、野蛮、生死、絶望、自由、希望、平和、愛などがあるが、これら抽象語の解釈が映画で繰り広げられている。一流の監督は人間がもつこれらの不可思議な概念と真剣に取り組んでいる。