25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

テレビワイドショーはタチが悪い

2018年01月29日 | 社会・経済・政治
 タクシー相乗りが許可されるようである。ついでに地方における白タクを許可してほしい。JRの料金をヨーロッパ並みの3分の1程度に下げてほしい。高速道路は無料がよい。財源は公共工事と防衛費の削減でできることだ。無駄な堤防や涙消しブロックよりもよほどの人の移動による経済効果があるだろう。ニューデールではあるまいし、公共事業にお金を投下する効果は一時的である。ない、と言ってもよい。アクアラインが良い例である。

 尾鷲でも無駄な公共闘投資残骸が残っている。大曽根の野外コンサート、椿公園、文化会館、海洋深層水施設、夢古道、熊野古道センター。箱ものをつくれば実績だと思うような首長。次の時代に必要な企業、人材の育成を怠ってきたことは、尾鷲も日本という国も同じである。

 タチの悪いマスコミ。文春砲で飛びつき拡散させ、騒ぐのはワイドショーである。みずからの特ダネではない。後追いで、騒ぐだけだ。茂木大臣のことは文春砲でもあったが、テレビでは取り上げない。佐川長官を追うのも週刊誌であるがテレビは取り上げない。政権に都合の悪いものはテレビも自粛しているように思える。GDPの基準計算方法が変わったことも言わない。加計孝太郎についてもやらない。幾人かの安倍政権の側近政治家の浪人生活を加計が学園教師として迎えていることも報道ぢない。竹中平蔵が人材派遣会社の役員であり、大企業の要請に応えた人物であり、非正規社員が増える規制緩和をやった人だということもテレビはやらない。

 アベノミクスは金持ちと輸出大企業のみを優先する政策であることも、テレビでは論議されない。
 だが国民の多くは賃金が実質的に下がっていることに気がついているだけで十分だ。どの経済学者も言わないのは、「国民の手のひらに政府がある」ということと、「懐の締め具合」で政権を倒す無意識の力があり、無自覚であっても、防ぎようもなく「懐具合を調節する」というものだ。この懐具合を日銀が操作したがっているができないでいる。これを擁護する人々は所得が200万円以下になれば身をもってわかるはずだ。
 
※ぼくは尖閣諸島は中国との共同統治でよいと思っているし、北方領土も共同統治で仲良くやればいいと思っている。
※国家について言えば、開かれていく方がよいと考えている。強烈に国家が個人や家庭よりも大事だとは考えない。