25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

似姿

2017年09月30日 | 社会・経済・政治

 困ったことになったものだ。森友、加計問題から始まったこの選挙は安倍総理、ひいては自民党総裁を倒す闘いであるはずだ。それに対抗する勢力が自民党右派と安保、憲法改正という根幹的な考え方において同じである小池都知事の手のひらにあるということだ。おそらく安倍を退陣させて連立を組むのが当初の目的んなのだろう。石破に芽が出てきた。

 北朝鮮は日本の1930年から40年の姿に似ている。当時の日本に応援してくれる国はなく、遠いヨーロッパの独裁国と同盟を組み、ロシアの南下を防ごうとするくらいだった。

 昭和史を学習すれば、今日の北朝鮮の経験は日本も味わったことで、この点については日本だけが経験知からアングロサクソンとは喧嘩しないほうがよいと説得できるのではんしか。もしくは説得する努力をするべきではないか。

 今はアメリカ側について、昔の日本のような国に圧力、圧力と言っている安部首相の姿に違和感を覚える。この人は勉強していないのではないか。戦争が人の殺しあいであり、多くの不幸を作りだすことなど、敗者の日本人はよく知っているはずだ。

 今はさっさと北朝鮮に出向くことではないか。平和外交に徹底するべきではないか。日本列島人の代表である安倍首相には歴史の教訓から、昔の日本のようなことをしても、徹底的にやられるだけだ、と説得できる契機がある。拉致問題だ。

 本当はそんな外交を今やってほしいのだが、森友-加計逃れで、選挙に突入した。安倍首相はこの問題から逃れられることはない。証拠があがってきているからだ。すると安倍首相の次はない。すると、現在の小池都知事やそのグループはどんな外交手法を使うのだろう。

 この点も注視しておきたい。