25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

いやはや 選挙が盛り上がってきた

2017年09月28日 | 社会・経済・政治

 民進党はリベラルと保守との連合でできた無理のある党であったが、今回の解散騒動でそれも決着がつきそうである。自民党はリベラルから極右まで抱え込み、リベラルも極右の体制に飲み込まれて口も開けないが、もめ事もなく寛容にやっているのだから、それは器が大きいのだろう。小池百合子もそんな自民党を見ているから「寛大な改革保守政党」と言い、昔の自民党的な寛大さを目指しているのだろうか、と思う。

 今回の選挙は「安倍晋三体質を問う解散」、いわば「森友・加計解散」とも言える。「しがらみのない政治」には森友・加計問題も、オリンピックの建築物の談合体質も、圧力団体からのしがらみも含まれる。

 僕らは一票を投じるだけで、あとは高見の見物となる。起こってほしくないと願うことは、選挙中の世界的大事件である。いつ風向きが変わるとも限らない。

 小池の安倍に対するカードは強い。森友・加計問題追及のカードを持っている。トランプ大統領との付き合い方のカードも持っている。公明党の不安定感も持っている。もしかしたら小泉進次郎というカードを持っているかもしれない。

 安倍は選挙応援には出向きにくいだろう。安倍の最後の切り札は「解散取りやめ」だろうが、公言した以上それも無理で、結局リベラルが埋没しそうな感がある。

 この選挙で問うのは安倍そのものだ。すでに我が町の議員のポスターには岸田と候補者の写真が並んでいる。本島だったら安倍の写真がないとおかしいわけだ。もうすでに自民党は安倍をみかぎっているのか、と穿った見方をしてしまう。

 強権、忖度、不正の安倍政権であった。生まれ育ちからこの人には庶民の気持ちというのはわからない人なのだと思ったのだった。僕は共謀罪も集団的自衛権解釈も強権の上でなりたったと思っている。これらに反対する勢力は何処に。