25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

One Chance

2017年09月05日 | 映画

 すっかり涼しくなった。このところレンタルビデオを借りてきて、ドラマを見ている。宮部みゆきの「楽園」、作者は知らないが「ヒポクラテスの誓い」、イギリス映画の「One Chance」と「Brroklyn」どれも大成功で良かった。

 それに毎日桑田佳祐の「がらくた」や「From yesterday」を聴いている。いいものを見たり、聴いているとなんだか元気になる。それははっきりわかる。脚本や構成について考える。セリフに注意を向ける。ストリーのふくらましかたにも目を見張ったのは「ヒポクラテスの誓い」だった。ある薬に重大な副作用があること。それだけがポイントだった。そのことを巡って、謎解きのように一話一話が進んでいく。見事だった。

 昨日見た「One Chance 」はオペラ歌手を志望する太った男が主人公で、ここぞ、というときに失敗する。いい友達と妻と母の応援があり、最後に賞金10万ポンドというコンテストに挑戦する。また失敗するのではないかとやきもきさせる。これは実話なのだそうだ。

 勇気が湧いてくる。それも創作物の力である。エンターテイメントの中には炭酸みたいにその時だけの喉ごしだけのものが多いが、勇気を湧かせるものもあるのだ、と知る。