地図を眺めているとどうしても遠い方向へ進みたくなる。広域的な移動をするには、必然的に高速道路を通る頻度は高くなり、西は九州、東は北関東とエリアは広くなっていった。
そうすると、近場でも案外と走っていない道も多い。例えば国道2号はほぼ全線走ったのに、41号は高山以南だけ。
ということで、今回は国道21号の西側、岐阜から米原までを走行してみました。
東海道線も東海道本線も米原を通るのに、「東海道」と一般的に使われているが、岐阜から米原を経由する道は「中山道」である。
現在の中山道に相当するうち、木曽谷から名古屋を結ぶのが国道19号だが、これも途中の岐阜県土岐市付近からは中山道と離れ、
名古屋へ向かうルートとなる。
逆に西からは京都から米原までが国道8号であり、その中間を結ぶのがこの国道21号である。
直轄国道であるし、米原・京都方面ははいつも名神を使うので、案外と近場でも走ったことがなかった。東側の特に日本ラインと
言われる区間はそれなりにも景色もいいので走るが、こうなんとも都会でも田舎でもない微妙な区間でもあり、渋滞も多い区間でもある。
今回は東海北陸道岐阜各務原インターを起点に米原へ進みます。
なお、ルート起点個所として便宜上南山名古屋を基準点として採用します。
南山名古屋…(r60)東名名古屋(東名→名神)一宮JCT(東海北陸下り)岐阜各務原
国道21号下り岐阜各務原インター付近。
現状岐阜市から名古屋市までの最短ルートは、岐阜各務原(東海北陸)一宮JCT(名神)一宮(名古屋高速16→6→R)となるが、
かなり高速料金もかかるため、延々とR22を利用することも多い。但し、R22は時間によっては非常に混む。
岐南インター。地図をみるとジャンクションのように見えるが、実際は交差点をR21がオーバーパスしているだけ。
岐南インターはR21、22、156の交点であり、交差点交通量は10万台程度と多い。岐阜の日本橋のような場所である。
南北軸側には信号交差点があるが、一部ルートの左折ルートが信号を経由しないで移動できるように改良してある。
ちなみに道路交通コンセンサス上の岐阜県内のR22はこの付近に1地点のみ設定されている。なお、R22の終点は岐南インター
ではなく、ここからR21との重複となり、茜部本郷交差点が終点となっている。
しばらく立体化区間が続くが、平面区間でも左折専用レーンが整備されている箇所が多い。
この付近のR21は岐阜と大垣を結ぶ主要道路であり、各種郊外型店舗が進出しているのは、これくらいの規模の都市では、
日本ではいくらでもある。「中山道」と言っても、この付近は完全にバイパス区間であり、そんな趣などまるでない。
但し、東海道線特別快速を使えば、岐阜~名駅間は17分程度である。
長良川を渡り、更に西へ。この先片側2車線に減少。
続いて揖斐川を渡り、大垣へ。
大垣も市内をバイパスする形で迂回している。一応この付近までが名古屋への通勤圏。
米原、関ヶ原というと、ようやく中山道の雰囲気が。
現在建設中の東海環状。東海環状の西回り区間は養老JCT~大垣西間のみ開通。
東海環状はいわゆる万博路線であり、万博との関連が薄い西回りルート(四日市北JCT~美濃関JCT)はなかなか延伸が進まず。しかしながら、昨年R21と名神を直結する
区間の開通により、名神の迂回路や揖斐川付近へのアプローチが向上した。特に大垣~関ヶ原間は気候が大きく変わる区間であり、積雪時の迂回路として効果は非常に大きい。
但し、従来名神は積雪時でもできるだけ通行止めはせず、更にチェーン規制もなく、ノーマルでも関ヶ原区間をクリアできる除雪隊が活躍していた。
それが新名神の開通で、名神の利用車も減り、従来通り名神を利用する人は元々積雪の可能性が高い北陸方面へ向かう割合が高まり、近年は名神でもチェーン規制を行う
ケースが増えた。
東海環状大垣西インター。
西回りが全通すると、名神と新名神のルート選択の幅が増え、積雪時の迂回路としても必要性はそれなりにあると考えられる。
大垣西インターを過ぎると片側1車線となる。交通量も減り、走りやすくなっていく。
関ヶ原町。バイパスもあるのだが、あえて旧道で。但し旧道も国道指定。
今須交差点。この付近、駅ごとに宿場町がある。
今須と言えば、高速好きな方にはあまりにも有名な場所。今須付近の名神は線形が悪く、別ルートを新築した区間がある。
今須の改良は多くの方が書かれているので割愛しますが、改良自体何十年も昔の箇所なので、今だったら長大トンネル1本で
完全な別ルートを新設するのだと感じます。とにかく、この付近の名神は全部古いですので。
北陸道米原インター。少し混んでいます。
滋賀県米原市R8交点。
ここからしばらく京都方面へR8との重複区間となり、米原駅付近が路線上の終点となっているようです。
関ヶ原~米原の区間はなかなか田舎の雰囲気がする路線ですが、片側1車線なので、時間帯によってはかなり混みそうです。
個人的な感想
:米原は駅名は「まいばら」、高速は「まいはら」。
:そんな米原はいつのまにか合併で米原市になり、岐阜県関ヶ原町の次が滋賀県米原市となっていて驚きました。
:ちなみにR8を京都まで進むのは本当に時間がかかります。湖岸か名神しか使ったことがありません。
:確かトンネルは1カ所もなかったはず。関ヶ原付近を走るのに意外でした。
そうすると、近場でも案外と走っていない道も多い。例えば国道2号はほぼ全線走ったのに、41号は高山以南だけ。
ということで、今回は国道21号の西側、岐阜から米原までを走行してみました。
東海道線も東海道本線も米原を通るのに、「東海道」と一般的に使われているが、岐阜から米原を経由する道は「中山道」である。
現在の中山道に相当するうち、木曽谷から名古屋を結ぶのが国道19号だが、これも途中の岐阜県土岐市付近からは中山道と離れ、
名古屋へ向かうルートとなる。
逆に西からは京都から米原までが国道8号であり、その中間を結ぶのがこの国道21号である。
直轄国道であるし、米原・京都方面ははいつも名神を使うので、案外と近場でも走ったことがなかった。東側の特に日本ラインと
言われる区間はそれなりにも景色もいいので走るが、こうなんとも都会でも田舎でもない微妙な区間でもあり、渋滞も多い区間でもある。
今回は東海北陸道岐阜各務原インターを起点に米原へ進みます。
なお、ルート起点個所として便宜上南山名古屋を基準点として採用します。
南山名古屋…(r60)東名名古屋(東名→名神)一宮JCT(東海北陸下り)岐阜各務原
国道21号下り岐阜各務原インター付近。
現状岐阜市から名古屋市までの最短ルートは、岐阜各務原(東海北陸)一宮JCT(名神)一宮(名古屋高速16→6→R)となるが、
かなり高速料金もかかるため、延々とR22を利用することも多い。但し、R22は時間によっては非常に混む。
岐南インター。地図をみるとジャンクションのように見えるが、実際は交差点をR21がオーバーパスしているだけ。
岐南インターはR21、22、156の交点であり、交差点交通量は10万台程度と多い。岐阜の日本橋のような場所である。
南北軸側には信号交差点があるが、一部ルートの左折ルートが信号を経由しないで移動できるように改良してある。
ちなみに道路交通コンセンサス上の岐阜県内のR22はこの付近に1地点のみ設定されている。なお、R22の終点は岐南インター
ではなく、ここからR21との重複となり、茜部本郷交差点が終点となっている。
しばらく立体化区間が続くが、平面区間でも左折専用レーンが整備されている箇所が多い。
この付近のR21は岐阜と大垣を結ぶ主要道路であり、各種郊外型店舗が進出しているのは、これくらいの規模の都市では、
日本ではいくらでもある。「中山道」と言っても、この付近は完全にバイパス区間であり、そんな趣などまるでない。
但し、東海道線特別快速を使えば、岐阜~名駅間は17分程度である。
長良川を渡り、更に西へ。この先片側2車線に減少。
続いて揖斐川を渡り、大垣へ。
大垣も市内をバイパスする形で迂回している。一応この付近までが名古屋への通勤圏。
米原、関ヶ原というと、ようやく中山道の雰囲気が。
現在建設中の東海環状。東海環状の西回り区間は養老JCT~大垣西間のみ開通。
東海環状はいわゆる万博路線であり、万博との関連が薄い西回りルート(四日市北JCT~美濃関JCT)はなかなか延伸が進まず。しかしながら、昨年R21と名神を直結する
区間の開通により、名神の迂回路や揖斐川付近へのアプローチが向上した。特に大垣~関ヶ原間は気候が大きく変わる区間であり、積雪時の迂回路として効果は非常に大きい。
但し、従来名神は積雪時でもできるだけ通行止めはせず、更にチェーン規制もなく、ノーマルでも関ヶ原区間をクリアできる除雪隊が活躍していた。
それが新名神の開通で、名神の利用車も減り、従来通り名神を利用する人は元々積雪の可能性が高い北陸方面へ向かう割合が高まり、近年は名神でもチェーン規制を行う
ケースが増えた。
東海環状大垣西インター。
西回りが全通すると、名神と新名神のルート選択の幅が増え、積雪時の迂回路としても必要性はそれなりにあると考えられる。
大垣西インターを過ぎると片側1車線となる。交通量も減り、走りやすくなっていく。
関ヶ原町。バイパスもあるのだが、あえて旧道で。但し旧道も国道指定。
今須交差点。この付近、駅ごとに宿場町がある。
今須と言えば、高速好きな方にはあまりにも有名な場所。今須付近の名神は線形が悪く、別ルートを新築した区間がある。
今須の改良は多くの方が書かれているので割愛しますが、改良自体何十年も昔の箇所なので、今だったら長大トンネル1本で
完全な別ルートを新設するのだと感じます。とにかく、この付近の名神は全部古いですので。
北陸道米原インター。少し混んでいます。
滋賀県米原市R8交点。
ここからしばらく京都方面へR8との重複区間となり、米原駅付近が路線上の終点となっているようです。
関ヶ原~米原の区間はなかなか田舎の雰囲気がする路線ですが、片側1車線なので、時間帯によってはかなり混みそうです。
個人的な感想
:米原は駅名は「まいばら」、高速は「まいはら」。
:そんな米原はいつのまにか合併で米原市になり、岐阜県関ヶ原町の次が滋賀県米原市となっていて驚きました。
:ちなみにR8を京都まで進むのは本当に時間がかかります。湖岸か名神しか使ったことがありません。
:確かトンネルは1カ所もなかったはず。関ヶ原付近を走るのに意外でした。
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