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クロオオアリ(兵隊アリ☆)

2013年04月16日 22時00分01秒 | ハチ目
みなさんこんにちわ 
今年に入り既にハチ駆除のご依頼ややクロアリが室内に上がってくるなどのお問い合わせがいくつかございます…。ここ最近の夏場はいつになく「暑い」と体感されている方も多いと思いますが、気温が高い・湿度が多いと言う環境は昆虫等にとって所謂「エネルギー」に変える事ができる訳ですね。もともと地球上で個体数が多いですからそれらがわずか1%増えたとすると物凄い数がそこに生存している。若しくは増えたように私たちは見えてしまいます。これから温暖化が進むにつれて更に生存率が増えますと、もしかしたら目にされる機会が多くなるのではないかと感じています…害を与えるものばかりではありませんのでうまく共存できるよう、ご提案できたらと思っています。さて今日はタイトルにあります「クロオオアリ」をご紹介します 
まずは撮影  しました画像をご覧ください ↓

アリの社会は「真社会性」と呼ばれる組織になっています。これは集団の中に女王のような個体、働きアリなどの労働する役割の階級等があって共同して子の保護が行われます。特に不妊の個体が繁殖の個体を助け、簡単に言えばその集団の中に「不妊の階級」を持つ集団の事を言います。タイトルに(*兵隊アリ)と書きましたが、その集団の中で明らかに外見が「頭が大きく見える」方達は兵隊的役割で暮らしているのです。これはシロアリなんかも一緒です。

クロオオアリは昆虫網・ハチ目・アリ科に属しています。画像の個体は約10㎜。働きアリは春から秋まで見られます。チョウ目の幼虫等小昆虫を大顎や蟻酸(=ギサン/)と呼ばれる毒液で殺して巣に持ち帰ったり落ちている昆虫の死骸などを巣穴に運び込みます。大きな獲物は多数の働きアリで協力して回収作業、巣に運び込んだ獲物はそのまま貯蔵食料にするのではなく食料庫の部屋に運び込んで解体し、素嚢(=ソノウ/*食べたものを一時的に貯蔵しておく器官)に収納します。ここに保存された食物は仲間に与えられ、共同の胃袋みたいな役割をしています。量販店に「アリを巣ごと駆除」と売られている誘因式の薬品が売られていますが、こうした習性を生かした商品なんですね。

本日も最後まで読んで頂き本当に有難うございました 

株式会社 トライム
営業部 太田 衣美 

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