田舎から就職で神奈川に来て、20代の前半のころは「何年実家に帰ってない」などと平気で言っていた気がします。3年くらい前に父親がガンになって、それからは年に何度か実家に帰るようになっていました。
何をしてあげても素直に喜んでくれる母親に対し、何かしても喜んでくれてるか、何をしたら喜んでくれるかも良く分からない親父でした。男同士ってこんなものかとも思っていました。それでも、横浜に遊びに来てサッカーJリーグの試合に行ったりすると、実家に戻ってからサッカーの試合を見るようになっていたりしたそうです。
去年、いろいろと資格を取ったり、今後の人生を見つめなおして忙しくしていて、いつもだったらGWに帰省して、夏にも帰省していたのですが、去年は、GWのあとずっと帰省していませんでした。10月8日の父親の誕生日にちょっとしたお祝いを送って、「23日の土曜に帰省するから。」と話したのが父親ときちんと話した最後でした。その帰省の直前に交通事故にあってしまったのです。
もう少しなんか出来たんじゃないかとか、なんでもっと早く帰省しなかったんだろうとか考えることもありました。自分自身いろんなことに頑張っている気持ちはありますが、両親ってもっと大切なもののはずだって。。。
それでも、今から何かできることなんて、思いつきません。できるだけ多く帰省して顔を見るくらいです。そして会話にならない会話をして。
帰省中のときに、お世話になっている会社の社長さんから電話がありました。「お父さんの状況はどうですか?」と一言聞かれただけでした。翌日、帰省して横浜に戻ると、夜中にまたその社長さんから着信がありました。だいぶ遅かったので、翌日に電話して見ると、「是非お見舞いに行かせて欲しい」と。ちょっとビックリしました。横浜から片道4時間以上かかる田舎です。電車賃だって相当かかります。なんでそこまでしてくれるのだろうって。
本当は断るべきだったのでしょう。でも、もし行ってもらえたら、自分が遠くの地で少しは一生懸命頑張っていることが伝わるのかもしれないと思ったんです。自分では恥ずかしかったり、うまく言えないことが、その社長を通して伝わるかもと。そして、今回は甘えさせてもらおうと思いました。
昨日、その社長さんが、父親のお見舞いをしてくれて、実家を訪問してくれました。母親は「あなたの息子さんは、世の中にためになっていますよ。」と言ってもらったと喜んでいました。父親にも気持ちが届いていると思います。今回のこの社長さんの訪問で、自分は最高の親孝行が出来たと感じました。
この親孝行は、こんな親孝行をしようと考えて出来たものではありません。たくさんの偶然が重なったものです。でも、その偶然は単なる偶然ではなく、その社長さんのよく口にする、「必然」だったのだと今は思えます。
こんな親孝行はなかなかできませんが、これからは、小さな親孝行を積み重ねて行きたいと思います。そして、こんな素敵な親孝行をプレゼントしてもらった社長さんに恩返ししなけらばならないと思います。
神奈川県横浜発 ”経営者と従業員の幸せ”をお手伝い エマージェント・フィールズ
エマージェント・フィールズ 写真集
何をしてあげても素直に喜んでくれる母親に対し、何かしても喜んでくれてるか、何をしたら喜んでくれるかも良く分からない親父でした。男同士ってこんなものかとも思っていました。それでも、横浜に遊びに来てサッカーJリーグの試合に行ったりすると、実家に戻ってからサッカーの試合を見るようになっていたりしたそうです。
去年、いろいろと資格を取ったり、今後の人生を見つめなおして忙しくしていて、いつもだったらGWに帰省して、夏にも帰省していたのですが、去年は、GWのあとずっと帰省していませんでした。10月8日の父親の誕生日にちょっとしたお祝いを送って、「23日の土曜に帰省するから。」と話したのが父親ときちんと話した最後でした。その帰省の直前に交通事故にあってしまったのです。
もう少しなんか出来たんじゃないかとか、なんでもっと早く帰省しなかったんだろうとか考えることもありました。自分自身いろんなことに頑張っている気持ちはありますが、両親ってもっと大切なもののはずだって。。。
それでも、今から何かできることなんて、思いつきません。できるだけ多く帰省して顔を見るくらいです。そして会話にならない会話をして。
帰省中のときに、お世話になっている会社の社長さんから電話がありました。「お父さんの状況はどうですか?」と一言聞かれただけでした。翌日、帰省して横浜に戻ると、夜中にまたその社長さんから着信がありました。だいぶ遅かったので、翌日に電話して見ると、「是非お見舞いに行かせて欲しい」と。ちょっとビックリしました。横浜から片道4時間以上かかる田舎です。電車賃だって相当かかります。なんでそこまでしてくれるのだろうって。
本当は断るべきだったのでしょう。でも、もし行ってもらえたら、自分が遠くの地で少しは一生懸命頑張っていることが伝わるのかもしれないと思ったんです。自分では恥ずかしかったり、うまく言えないことが、その社長を通して伝わるかもと。そして、今回は甘えさせてもらおうと思いました。
昨日、その社長さんが、父親のお見舞いをしてくれて、実家を訪問してくれました。母親は「あなたの息子さんは、世の中にためになっていますよ。」と言ってもらったと喜んでいました。父親にも気持ちが届いていると思います。今回のこの社長さんの訪問で、自分は最高の親孝行が出来たと感じました。
この親孝行は、こんな親孝行をしようと考えて出来たものではありません。たくさんの偶然が重なったものです。でも、その偶然は単なる偶然ではなく、その社長さんのよく口にする、「必然」だったのだと今は思えます。
こんな親孝行はなかなかできませんが、これからは、小さな親孝行を積み重ねて行きたいと思います。そして、こんな素敵な親孝行をプレゼントしてもらった社長さんに恩返ししなけらばならないと思います。
神奈川県横浜発 ”経営者と従業員の幸せ”をお手伝い エマージェント・フィールズ
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